とろサーモンM-1初の決勝、ラストイヤーにいいビート刻みたい

「M-1グランプリ2017」決勝へ進出するコンビ9組のコメントを、お笑いナタリーが1組ずつ掲載中。本日11月30日は、とろサーモンのコメントを紹介する。

これまで準決勝で足踏みしてきた2人が、ラストイヤーに満を持して初の決勝進出を果たす。村田は「ようやくチャンスが巡ってきた。このチャンスを逃さずに必ず生かしていこうと思っています。必ず結果残して優勝したいと思います」と宣言。「ずーっと暗闇の中を歩き続けて傷つきながら今、やっと光が見えてきました」という久保田は、「『M-1』はリズムとビートの大会。出囃子のときにどれだけ足で小刻みなビートを刻めるか。いいビートが刻めていたら覚醒していると思って観てください」と語った。

とろサーモン コメント

──「M-1グランプリ2017」決勝進出を決めた率直な気持ちをお聞かせ下さい。
村田：ようやくチャンスが巡ってきたなと思っています。このチャンスを逃さずに必ず生かしていこうと思っています。
久保田：14年間ずーっと暗闇の中を歩き続けて傷つきながら今、やっと光が見えてきました。ちょっと眩しすぎて今はまだ周囲が見えない感じです。

──「M-1」へ向けて今年1年、特に取り組んできたことがあれば教えてください。
村田：初めての単独ライブツアーをやって、たくさん漫才をやらせていただいて力になった部分もいっぱいありました。それがあったので今回、「M-１」の決勝の舞台に行けたのではないかなと思います。普段は予選からめちゃくちゃ緊張しますが、今回はまったく緊張もなくゆったりと、いつものルミネの劇場に立つような感じでできたので、ツアーの成果だと思っています。
久保田：単独ライブで北海道、福岡と大阪、東京でやってきましたが、今年は特にネタ数を多くしました。ネタをたくさん産出したことが救いになったと思っています。

──他のファイナリストの中で意識しているコンビとその理由を教えてください。
村田：和牛です。昨年は敗者復活で一緒に出ていて、隣で歯をゴシゴシ磨きながら呑気に過ごしてるなと思っていたら、決勝にブワーッと勝ち進んでいってエエ結果を残したのを見ていてすごく悔しかったんです。今年は同じ決勝の舞台に立つことになったので、負けたくないなと思っています。
久保田：意識しているのは、言うなれば相方です。この人がきっちりやってくれれば、みたいなところがあるので。他のコンビですか？ 全然意識していないです。気になっているのは、決勝当日の相方の気分やテンションですね。

──ネタ順は決勝当日に「笑神籤（えみくじ）」という新たな方法で決められます。どの辺りを狙いたい？
村田：まあまあシンプルにトップは避けたいですが、例年見ていると、立ち上がりの3番4番あたりがいいかなという印象ですね。
久保田：順番のどうこうはないですね。これはもう運なので。運も実力のうちと言いますが、そこまでに至る自分自信の積み重ねこそが大事だとおもっています。

──優勝賞金1000万円の使い道は？
村田：我々、宮崎出身の芸人なんですが、宮崎の空港降りたらベンチに温水洋一さんの銅像が置いてあるんです。そのベンチに座ると温水さんと2ショット気分が味わえるようにできているですが、そのベンチに我々、とろサーモンの銅像を……。
久保田：我々で温水さんを挟んで設置したいですね。僕は長くルミネでお世話になってきたので、ルミネに金のサンパチマイクを贈りたいです。

──最後に「M-1グランプリ2017」決勝へ向けた意気込みを一言！
村田：ずーっと準決勝で足踏みしてきましたが、ラストイヤーの今年、ついに決勝に進出できたので必ず結果残して優勝したいと思います。
久保田：決勝当日は照明であったり音だったりとか、「M-1」はなんと言ってもリズムとビートの大会なので、出囃子の時にどれだけ足で小刻みなビートを刻めるか、にかかっていると思っています。いいビートが刻めていたら覚醒していると思って観てください。