「腹は決めました」座長華丸、博多座主演「めんたいぴりり」に意気込み

博多華丸が主演を務める舞台「めんたいぴりり～博多座版～」が、3月6日（金）から29日（日）に福岡・博多座にて上演される。華丸が舞台にかける意気込みを語った。

「テレビ西日本開局55周年記念ドラマ」として2013年にテレビ西日本にて放送された「めんたいぴりり」。華丸と富田靖子が実在する明太子製造・販売会社「ふくや」の創業者夫妻を演じた。ドラマは好評を博し、フジテレビ系列14局と韓国・釜山のKNNでも放送されたほか、第30回ATP賞、第51回ギャラクシー賞でそれぞれ奨励賞を受賞、2014年8月にはDVDが発売されている。

舞台版の脚本は作家・中島敦彦、演出はG2が担当し、ドラマ同様、第2次世界大戦の激動を生き抜いた夫婦が明太子を誕生させるまでの物語を描く。華丸演じる海野俊之の妻・千代子役を酒井美紀が務め、西村雅彦、モロ師岡、宇梶剛士、紺野美沙子、パラシュート部隊・斉藤、ゴリけんらが脇を固める。また博多伝統の祭・山笠のシーンには、舁き手（かきて）として100人の福岡市民が参加。迫力ある演出で福岡の魅力を発信していく。

博多座の舞台で座長という大役を任された華丸。舞台化について尋ねると「僕には無理ですと言いました。賞を獲ったのは技術さんたちのおかげ」と身を縮め、「福岡市民会館小ホールとか、都久志会館とかで段階踏みたかった」と苦笑いする。一方で「エキストラの人に『お前あんときくさ！ 俺おったっちゃけど！』って言われないように。出してもらってよかったと言ってもらえたら、胸張って中洲歩ける。腹は決めました」と主演としての決意を覗かせた。

ドラマ版とは相手役が替わることには「ちょっと罪悪感ありますね。浮気してるみたいな（笑）」と冗談混じりにコメント。「外面がよくて、嫁さんに迷惑かけて、家の中では謝る」という“福岡気質”な部分が海野と通じるといい、「演じているようで演じていない」と話す華丸の芝居に注目だ。