ナタリー PowerPush - SKE48
名古屋から全国に届け! SKE48ナタリー初登場
AKB48の姉妹グループとして2008年7月に誕生したSKE48が、ニューシングル「青空片想い」を3月24日にリリースする。昨年8月にデビューシングル「強き者よ」を発売して以来、AKB48の全国ツアーへの同行や武道館公演へのゲスト出演、CDリリースと前後して結成1周年コンサートの開催など、着実に知名度を高めている彼女たち。片想いの切なさを春らしいポップなメロディに乗せて歌った「青空片想い」で、さらなる成長を遂げることになりそうだ。
今回ナタリーでは、「青空片想い」を歌う選抜メンバーである松井珠理奈、松井玲奈、矢神久美、高柳明音、向田茉夏、小木曽汐莉、木下有希子の7人にインタビューを敢行。凄まじい勢いで過ぎ去っていった2009年を振り返りつつ、新曲の魅力や悪天候の中行われたビデオクリップ撮影、4月に予定されている東京と名古屋でのコンサート、さらにはそれぞれの今後の目標などについて、本音で語ってもらった。
取材・文/西廣智一 撮影/中西求
すべて早送りで過ぎていった2009年
──SKE48にとって、昨年2009年は飛躍の年だったと思います。実際に振り返ってみると、皆さんにとってどんな1年でしたか?
松井玲奈(チームS) そうですね。2009年は1年間に公演を3つ経験して、SKE48単独で初めてのコンサートをやることができて、CDもリリースしました。AKB48さんと一緒にお仕事をさせていただく機会も増えたので、東京と名古屋を行ったり来たりで、あっという間の1年でしたね。
──高柳さんと向田さんは昨年の今頃にオーディションに合格してから、本当に慌ただしかったと思います。この1年を振り返ると、どんな年でしたか?
高柳明音(チームKII) いろいろな大きいイベントもたくさんあって思い出深いんですけど、それがすべて早送りで過ぎていって。ひとつひとつの思い出とか、うれしいことや悔しいことも忘れてないんですけど、とにかくあっという間でしたね。
向田茉夏(チームKII) SKE48に入ってから毎日が濃くてとても早く過ぎていくんですが、いつもいろんな経験をさせてもらってます。
──AKB48と一緒に活動するときと、SKE48単独で活動するときでは、何か大きな違いは感じたりしますか?
松井珠理奈(チームS) AKBさんとは東京で活動することが多いので、初めはやっぱり慣れない環境でした。AKBさんという先輩方と一緒に仕事をするということはすごくありがたいことだし、目標にしてる先輩たちと一緒にいられるのはうれしくもあるけど、ちょっと不安な面もあったりして。初めて東京に行くときは、勇気がいりましたね。それに、東京で仕事を終えて名古屋に帰ってきたときは、やっぱり地元だし、他のSKEのメンバーもいてホッとしたのを覚えてます。でも今はもうSKEにいるときとAKBさんと一緒にいるときで、そんなに変わりはなくて、仲良くなれたので楽しいですよ。
高柳 私はこれまで東京に頻繁に来ることはなかったんですけど、このシングルの選抜メンバーに選ばれてから機会が増えて。最初は怖い気持ちがあって勇気がいりましたけど、だんだん慣れてきましたね。
──小木曽さんと木下さんは昨年秋に研究生として加入して、今回いきなり選抜メンバーに選ばれたのに続いて、それぞれ正式メンバーに昇格しました。それこそ、考える間もないほどめまぐるしかったのでは?
小木曽汐莉(チームKII) 私もゆっこ(木下)も研究生時代にチームSとチームKIIの公演に出させていただいたりしてたんですが、どうやって振りを覚えたのかもわかんないぐらい本当に一瞬の出来事で。さらに選抜に入ることまでできて、あっという間でしたけど本当に充実してます。
木下有希子(チームS) 「青空片想い」の選抜メンバー発表のときにチームS、チームKII、研究生という並びで名前を呼ばれたんですけど、自分たちが選ばれるなんて思ってもみなかったので、自分の名前が呼ばれたときは聞き返すぐらい本当にびっくりして。うれしさは二の次ですごい不安だったけど、自分がこのSKE48の代表に選ばれたことをちゃんと自覚してやっていかなければならないなと考えるようになりました。それをしっかり頭の中に入れて、PV撮影や取材や収録に参加しているんですが、本当に毎日いい経験をさせてもらってるなといつも思ってます。
CD収録曲
- 青空片想い
- バンジー宣言
- 青空片想い (off vocal)
- バンジー宣言 (off vocal)
DVD収録内容
- 青空片想い (Music Video)
- バンジー宣言 (Music Video)
- 特典映像
封入特典:初回生産分のみ全国握手会参加券
SKE48(えすけーいーふぉーてぃえいと)
AKB48の全国進出第1弾として、名古屋・栄に誕生したアイドルグループ。名称の由来は、活動拠点の栄(SaKaE)の頭文字。秋元康の総合プロデュースにより、2008年7月より活動をスタートさせる。AKB48同様「会いにいけるアイドル」をコンセプトに、栄にあるSUNSHINE SAKAE 2階のSKE48劇場(SUNSHINE STUDIO)にてチームS、チームKII、およびチーム研究生が日替わりで、約2時間の公演を月平均25回行っている。結成以降、AKB48のコンサートにゲスト出演するほか、不定期ながら東京での劇場公演も展開。2009年4月には香港で初の海外公演、5月には名古屋BOTTOM LINEで初の劇場外単独コンサートも実現した。同年8月にシングル「強き者よ」でメジャーデビュー。同曲はオリコンデイリーランキング最高2位、ウィークリーランキング最高5位という快挙を成し遂げた。2010年2月にはチームS 2nd公演「手をつなぎながら」がCD化。翌3月にはチームKII 2nd公演「手をつなぎながら」のCDアルバムと、2ndシングル「青空片想い」を立て続けにリリースする。