ナタリー PowerPush - ももいろクローバーZ

誰がために戦う? Z女たちの闘争と未来 やくしまるえつことのZ女戦争 ~ももクロからの20の質問~ ももクロの成長と反省「Z女の欠席裁判」

4月に横浜アリーナ2DAYSを大成功に収め、8月には西武ドームでのワンマンライブが決定したももいろクローバーZ。もはや「最もチケットの入手困難なアイドル」と呼ばれるほどに、人気の幅を大きく拡大している彼女たちだけに、新曲への注目度もさらに高くなっている。そんな中、満を持して放たれる最新シングルは、やくしまるえつこ(相対性理論ほか)との異色タッグによる、7分の大作「Z女戦争(おとめせんそう)」だ。あくまで攻めの姿勢を崩さないももクロイズムについて、メンバー本人はどう考えているのか。5人に率直な話を訊いた。

また、今回の特集ではメンバー全員揃ってのインタビューに加え、やくしまるえつこがメンバー5人の質問に答える「やくしまるえつこ×ももいろクローバーZのZ女戦争 ~ももクロからの20の質問~」と、5人それぞれの成長や変化について本人を除いた4人が語り合う“欠席裁判”スタイルのインタビューも併せて掲載している。

取材・文 / 臼杵成晃 撮影 / 笹森健一 企画 / 富樫奈緒子

 
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センターポジションの秘密

マネージャー 玉さんと百田、座る位置が違うよ。

インタビュー写真

玉井詩織 私がセンターじゃだめですか?

マネージャー 早く替わりなさい。

玉井 えへへ、だめだってー。

マネージャー だめだよ、百田さんの親から月5万円もらってるんだから。

百田夏菜子 そうだよ。たまに月10万払ってここに座ってるんだから。

玉井 えっ、センター代!?

佐々木彩夏 私たちは3000円払ってるんだよ。副センター代。

玉井 そうなの!?

有安杏果 ここ1000円だよ。

高城れに だからかー!

みんなの第一印象が気になる

──席も落ち着いたところで、インタビューを始めます。

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全員 よろしくお願いします!

──さっそく新曲「Z女戦争」についてお訊きします。今、ももクロは日に日に注目度を高めていますが、4月の横浜アリーナ2DAYSを経て、その勢いはさらに加速したようにも思えます。そんな中、次の一手としてリリースされるニューシングルがこの「Z女戦争」になるのですが……。

全員 ……どうでしたか?

──「この大事なタイミングで、ものすごい曲が来たな」と。

全員 やっぱそうですよねー!!

有安 私たちもまだわかんないんですよ。ライブでもまだやってないし(※インタビュー時点で)。

佐々木 いきなりこんな難しい曲が来るとは思わなかったから。

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玉井 私たちもみんなの第一印象が気になるんですよ。

──ももクロはそもそも、いわゆる「アイドルらしい曲」からは外れたアプローチの曲が多いですけど、この注目を集めているタイミングで、7分の大作が来るというのはさすがに驚きました。

百田 大丈夫だと思います? 逆に訊きますけど。とにかく謎だらけなんですよ。

──状況やタイミングはともかく、じわじわと耳を奪われる、本当に聴き応えのある曲で。最初に音だけを聴いた印象が、ビデオクリップで映像と併せて聴くとまた変わってくるんですよ。さらに皆さんのライブパフォーマンスが加わると、また印象は変わるんじゃないかと。

高城 なるほどー。

──一方で、5人の声が持つブランド力も感じました。どんな曲調でも、この5人の声が合わされば「ももクロの曲」として成立する、というような力強さですね。複雑な展開を持つ「Z女戦争」だと、それがより際立つというか。

玉井 おお。……よくわかんないけど、めっちゃほめられてます?

仮歌をももクロ流に変えるのは得意

──皆さんにとっては、「Z女戦争」は最初どんな印象でしたか?

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佐々木 今までのももクロとはまた違うなって。

玉井 どんな変わった曲でもサビで盛り上がるのがももクロだと思ってたんですけど、この曲は構成が特に難しくて。

百田 どこで盛り上がるのか想像できないんですよ。

佐々木 ファンの皆さんのコールも想像できないくらい。

──僕らは5人の声が入った完成版を聴くわけですが、皆さんはまず仮歌デモからその世界観を読み解いて膨らませる必要があるわけですよね。この曲の場合はどうでしたか?

佐々木 仮歌は曲を作ってくださったやくしまるえつこさんだったんですけど、すごくかわいらしい感じで。

玉井 私たちなりに歌うとなると、どうしたらいいんだろうって。

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佐々木 でも、仮歌さんの歌をももクロ流に変えるのは私たち得意で。実際レコーディングの現場でアイデアを出しながら歌い方をちょっと変えちゃったりすることもあるし、その辺は今回もいつもどおりです。

玉井 特に考えてるってわけでもないけど、みんなパートごとに個性が出るので、自然とももクロ色に染まっちゃうというか。

──その「ももクロ色に染める力」がより強まっているというのが、まさに先程話したももクロのブランド力の強化ですよ。グループとしての進化を感じました。

玉井 確かに、ももクロらしさみたいなのは前よりも強くなったかも。

ニューシングル「Z女戦争(おとめせんそう)」 / 2012年6月27日発売 / スターチャイルド

ももいろクローバーZ「Z女戦争」MV
ももいろクローバーZ「PUSH」MV
初回限定盤 CD収録曲
  1. Z女戦争
  2. PUSH
  3. Z女戦争(off vocal ver.)
  4. PUSH(off vocal ver.)
初回限定盤A DVD収録内容
  • 「Z女戦争」MUSIC VIDEO
初回限定盤B DVD収録内容
  • 「PUSH」MUSIC VIDEO
通常盤 CD収録曲
  1. Z女戦争
  2. PUSH
  3. みてみて☆こっちっち
  4. Z女戦争(off vocal ver.)
  5. PUSH(off vocal ver.)
  6. みてみて☆こっちっち(off vocal ver.)
ももいろクローバーZ(ももいろくろーばーぜっと)

ももいろクローバーZ

百田夏菜子、佐々木彩夏、玉井詩織、有安杏果、高城れにの5人からなるアイドルグループ。2008年に「ももいろクローバー」として結成。「週末ヒロイン」「いま、会えるアイドル」というキャッチフレーズのもと全国津々浦々でライブ活動を行い、2009年7月には1stシングル「ももいろパンチ」をリリース。2010年5月にはシングル「行くぜっ!怪盗少女」でメジャーデビューを果たした。 2011年4月に行われた中野サンプラザ公演を最後に、メンバーの早見あかりがグループを脱退。このライブ終了直後に「ももいろクローバーZ」へ改名し、5人編成での活動をスタートさせた。
2011年7月にはももいろクローバーZ改名後初のシングル「Z伝説 ~終わりなき革命~」「D'の純情」を発表。同年7月に発売された1stアルバム「バトル アンド ロマンス」は、全日本CDショップ店員組合が選出する「第4回CDショップ大賞」で大賞を受賞した。2012年6月27日にメジャー通算8枚目となるニューシングル「Z女戦争(おとめせんそう)」をリリース。