音楽ナタリー PowerPush - DREAMS COME TRUE

祝・デビュー25周年「ATTACK25」特集

中村正人×ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)対談

中村正人による対談企画第2弾のお相手は、OKAMOTO'Sのハマ・オカモト。若くして通好みのベースを鳴らし、熱烈な黒人音楽ファンとしても知られる彼は、ドリカムの音楽をどう聴いたのか? ファンキーなベーシスト2人による濃厚な音楽談義を、じっくりと味わってもらいたい。

※衣装協力(中村正人):KATHARINE HAMNETT LONDON(スーツ・シャツ)問い合わせ:KATHARINE HAMNETT PRESSROOM 03-5784-3327 / Natural Born Addiction(シューズ)CUSTOM CULTURE PRESSROOM 03-5371-1488

両親の車にいつもドリカム

──お2人は初対面だそうですね。

左から中村正人、ハマ・オカモト。

ハマ・オカモト はい、今日はお会いできて光栄です。

──中村さんはOKAMOTO'Sのことはご存じでしたか?

中村正人 いや、ご存知どころか「今注目のバンドは?」っていう話をすれば5本の指に必ず入ってきますからね。こんなに最初から吹っ切れてるバンドってなかなかいないでしょ。

ハマ えっ、吹っ切れてますか?

中村 方向性に迷いがないっていうか。あと演奏がうまい。雰囲気で弾いてないし、ハマくんはセッションミュージシャンでもいけるレベルだよね。今いくつなの?

ハマ 23歳です。でも19歳のときにデビューしたので、その頃は若いってよく言われてましたけど、もう全然若くなくなっちゃいました。別に若いと言われるのが気に入ってたわけじゃないんですけど。

──ハマさんのドリカムとの出会いは?

ハマ 両親の車に乗ると流れてたんですよね。物心ついたときからEarth, Wind & FireとドリカムとELTとスピッツは車でめちゃくちゃ聴いてました。だから「このアルバムを買って衝撃を受けて……」みたいな出会い方じゃないんですけど。

中村正人

中村 えー、ちゃんと聴いてもらって、衝撃受けてくれたほうがよかった(笑)。

ハマ あはは(笑)。

中村 「ジジイのくせに意外とカッコいいじゃねえか!」とか、そういう出会いをしてほしかったね(笑)。

多弦ベースの必然性

──ハマさんは子供の頃からドリカムを聴いていたとのことですが、大人になっていろんな音楽を知ってから聴くと、また違う印象を受ける部分もあるのでは?

ハマ そうですね。音楽をやり始めた耳で聴くと、ものすごくソウルフルですし、ちゃんとルーツを感じられる音楽ですよね。どちらかというとアンダーグラウンドなライブハウスで楽しむ音楽なのかもしれない。だって「IT'S TOO LATE」(1989年リリースの1stアルバム「DREAMS COME TRUE」収録)は今聴いても「なんだこれ!?」って思うし(笑)。そういえば僕、多弦ベースを弾いている人を初めて見たのは中村さんなんですよ。

中村 あっ、そうなの? ハマくんの時代は5弦は当たり前だったんじゃない?

ハマ・オカモト

ハマ そうなんですけど、海外のミュージシャンにそんなに詳しくない頃で「あれ? ベースは4本って聞いていたんだけどな」って(笑)。だから昔からカッコいい多弦ベースといえば中村さんっていうイメージがありますね。弾いてる人によっては「それ多弦でやる意味ないでしょ」って思うこともあるんで。

中村 でもいまだにけっこう叩かれますよ。「なんでドリカムに6弦ベースが必要なんだ」って。ちょっとコード進行見てくれればわかるはずなんだけど。

ハマ ですよね。

中村 5本目はどうしても必要だし。上のほうもライブではコード弾きとかやってるんで。そのへん見てないのに叩かれるのはイヤだよね(笑)。

ハマ そうなんですよ。だから僕も最初はなんで多弦なんだろう?って思っていたんですが、ベースっていう楽器をわかった上で改めて聴くとちゃんと意味があるというか。そういう発見が今になってすごくありますね。

CONTENTS TOP
中村正人×百田夏菜子(ももいろクローバーZ)対談
中村正人×ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)対談
中村正人×亀田誠治対談
著名人アンケート「私の好きなドリカム」
中村正人インタビュー
ニューアルバム「ATTACK25」 2014年8月20日発売 / UNIVERSAL SIGMA
初回限定盤 [CD+DVD] / 4104円 / UMCK-9725
通常盤 [CD] / 3240円 / UMCK-1525
CD収録曲
  1. THE CHANCE TO ATTACK WITH MUSIC
  2. ONE LAST DANCE, STILL IN A TRANCE
  3. あなたにサラダ以外も
  4. I WAS BORN READY!!
  5. MONKEY GIRL - 懺鉄拳 - (懺鉄拳の懺は懺悔の懺)
  6. 軌跡と奇跡
  7. FALL FALLS
  8. MORE LIKE LAUGHABLE
  9. さぁ鐘を鳴らせ
  10. 愛して笑ってうれしくて涙して
  11. 想像を超える明日へ - Album Version -
  12. MADE OF GOLD ―featuring DABADA―
  13. この街で
  14. MY TIME TO SHINE
  15. 愛がたどりつく場所
  16. AGAIN - Album Version -
初回限定盤DVD収録内容

撮り下ろし&レア映像満載の豪華85分。25周年を記念したスーパーでスペシャルな架空テレビ番組「THE CHANCE TO ATTACK WITH MUSIC」。なんと!あの日本テレビ系列の人気音楽番組「LIVE MONSTER」の制作チームが全面協力!アタックマン、チャンスウーマンの2人が登場し、さまざまなレアコンテンツを紹介!

DREAMS COME TRUE(ドリームズカムトゥルー)

吉田美和(Vo)と中村正人(B, Arrangement , Programming)による2人組バンド。1989年にメジャーデビューし、1992年発売の5thアルバム「The Swinging Star」は当時の日本記録となる300万枚以上のセールスを記録する。その後もシングル、アルバムともにミリオンヒットを連発し、ソウル / R&Bを基軸にしたサウンドが老若男女問わず幅広い層から支持されている。2014年にはデビュー25周年を迎え、同年8月20日に通算17枚目のオリジナルアルバム「ATTACK25」をリリース。8月23日からは全国13都市32公演におよぶ全国アリーナツアーをスタートさせる。なお1991年より4年に1回のペースで「史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND」と題したイベントを実施しており、エンタテインメント性を追求した内容で多くのファンを魅了し続けている。

ハマ・オカモト

1991年生まれ、東京都出身。ロックバンドOKAMOTO’Sのベーシスト。2013年、日本人ベーシストとして初の米国フェンダー社とエンドースメント契約を締結する。高校在学中よりズットズレテルズのメンバーとして活躍し、2009年よりOKAMOTO'Sに加入。これまでシングル5作品、アルバム6作品を発表。米国・豪州ツアーやベトナム、香港、韓国、台湾などのアジア公演も積極的に行っている。2014年はCDデビュー5周年を掲げ8月27日にRIP SLYME、奥田民生らを迎えてコラボレーションアルバム「VXV」をリリースし、秋にはアニバーサリーライブツアーを行う。ファイナル公演は10月25日に日比谷野外大音楽堂で行う予定。