「Love Like Rock」（以下LLR）とは、全国のライブハウス会場を回るツアー。選曲から構成、衣装まで、タイトル通りロックな雰囲気が特徴的で、トップアーティストになっても攻めの姿勢を緩めず、ファンへのサービス精神と初心を忘れないaikoのスタンスが垣間見える。ステージセットは花道もあり、至近距離でaikoと触れ合えるので場内は常に熱気ムンムン。「パンツの替えは持ってきたんかー!?」というaikoの叫びがおなじみのフレーズになるのも納得なほど、終わる頃には汗で全身ビショビショになっていることも多い。

今回「15」に収められるLLR5も、「恋愛ジャンキー」「心日和」「be master of life」「ライン」「小鳥公園」「愛の病」といった強力なロックチューンの数々が見どころ。これらに熱狂してフロアがモッシュでうねる場面もあれば、濃厚なラブバラード「ふれていたい」では静まり返って楽曲の世界観にどっぷりとひたれるシーンもある。

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「Love Like Aloha」（以下LLA）は、入場無料の野外ワンマンライブ。2003年8月30日に片瀬海岸西浜海水浴場で初めて開催され、2006年、2008年、そして2012年の同日にサザンビーチちがさきで実施された。どれも1週間ほど前に突然オフィシャルサイトで告知されるサプライズ性の高いイベントにもかかわらず、約2～3万人を動員。ファンの間では数年に一度やって来る夏の終わりのお祭りと化している。

「15」で映像化されるのは、昨年4年ぶりに開催され、過去最高の3万1000人が集まったLLA4の模様。2008年は途中大雨に見舞われる過酷な環境となったが、今回は天気にも恵まれ、波音の響く海岸でaikoは全13曲を熱唱した。最後に「花火」でライブを締めたあとは、セット最上部や対岸から合計1000発もの花火が空を彩った。実はこの花火、同年夏に同じく感動と興奮をもたらしたロンドンオリンピックで使用された花火と同じもの！ 全編を通してaikoとスタッフチームのこだわりが随所に散りばめられた、思い出深い一夜となった。

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「Love Like Pop add.」（以下LLP add.）とはホールツアー「Love Like Pop」の追加公演という意味で、主にアリーナ会場を回る大規模なライブ。追加公演と言えどセットリストや舞台演出はLLP本編から大幅に変わることが多く、バンドごとセンターステージに移動しての演奏パートがあったり、ストリングス隊が登場したりと、広いアリーナならではの新たな見どころも現れる。

「Love Like Pop vol.15 add.」は、2013年1月から2月にかけて横浜アリーナ、大阪城ホール、日本ガイシホール、さいたまスーパーアリーナで行われた。このステージの注目ポイントは、観客全員に無料配布されたLED内蔵リストバンド・XYLOBAND（ザイロバンド）と、天井から吊るされたLEDが自在に動くドットイメージという先進的な光の演出。映像では、この光輝くステージをさまざまなアングルから楽しむことができる。

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