タナカカツキ「逆光の頃」復刻。吉田アミとの鼎談も収録

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1989年に旧版の単行本が発売されて以来、長らく絶版となっていたタナカカツキのデビュー作「逆光の頃」が太田出版から復刻された。

復刻版の「逆光の頃」。

復刻版の「逆光の頃」。

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「逆光の頃」はコミックモーニングおよびモーニングOPEN(ともに講談社)にて連載された、思春期の少年が持つ不安定さ、儚さを描いた叙情的な作品。「バカドリル」や「オッス!トン子ちゃん」などとは趣の異なったタナカ初期の名作だ。

また巻末にはタナカと吉田アミ、復刻を企画した石原進吾氏による鼎談が収録されており、デビューの当時の話や連載を始めるきっかけ、影響を受けた作家について語られている。

なお吉田は8月24日から5回にわたり、佐々木敦主宰のレクチャー・スクール「BRAINZーCULTURE COMPLEX SCHOOL」でマンガの講義を行う。現在参加者を募集しているので、マンガ評論に興味のある者は参加してみてはどうだろう。受付は14日まで。

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