ゴツプロ!第六回公演 向こうの果て 小泉今日子×塚原大助×山野海|下北沢から全国に発信する、ゴツプロ!初の“女と男”の物語

「向こうの果て」
稽古場からのメッセージ

「向こうの果て」には、塚原が演じる君塚公平のほかにも、8人の個性的な男たちが登場する。扮するのは、ゴツプロ!メンバーの浜谷康幸、佐藤正和、泉知束、かなやす慶行、渡邊聡、44北川。そして客演より、第5回公演「狭間の轍」に続いて出演する関口アナン、今回がゴツプロ!初参加となる皆川暢二だ。稽古場で演劇への情熱をたぎらせていた彼らに、本作にかける思いを聞いた。

浜谷康幸(宣伝写真:MASA HAMANOI / 宣伝衣装協力:YOHJI YAMAMOTO Inc.)

浜谷康幸

演劇とは、それを考えさせられた1年。
演劇とは……劇場という空間で、お客様が観ると言うよりも体感するモノ。
それを、改めて実感した1年。
この「向こうの果て」という作品を通して、観に来ていただいたお客様に、「生きるエネルギー」を五感で体感していただけたらと思ってます。
誠心誠意、全身全霊。劇場でお待ちしております。

浜谷康幸(ハマヤヤスユキ)
1972年、東京都生まれ。ふくふくや / ゴツプロ!所属。NHK大河ドラマ「八重の桜」、テレビドラマ 「コード・ブルーTHE THIRD SEASON」、映画「ろくでなしブルース2」、「阿修羅のごとく」「HERO」などの映像作品に出演。ふくふくや、ゴツプロ!公演以外にも多数の舞台に出演。2016年には明後日プロデュース「日の本一の大悪党」に出演した。
佐藤正和(宣伝写真:MASA HAMANOI / 宣伝衣装協力:YOHJI YAMAMOTO Inc.)

佐藤正和

新型コロナウイルスに翻弄されたこの1年。いろんな新しい試みをカタチにしてきました。「向こうの果て」の全公演マルチアングル生配信では、どれだけたくさんの人たちが観てくれるんだろう。劇場と日本中がつながるなんて。ワクワクが止まりません。

佐藤正和(サトウマサカズ)
1970年、福岡県生まれ。ブラボーカンパニー / ゴツプロ!所属。テレビドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズ、「半沢直樹」「おじさんはカワイイものがお好き。」、映画「HK/変態仮面」「銀魂」などの映像作品に出演。2020年4月よりYouTubeチャンネル「佐藤正和のゴロー's BAR」をスタート。また子供向けの企画をプロデュースするため「下北沢桃太郎プロジェクト」を立ち上げ、2020年10月には本多劇場で「桃太郎」(脚本:竹田新、演出:山野海)を上演。新たに自身のユニット・青春の会を立ち上げ、6月に「熱海殺人事件」を上演する。
泉知束(宣伝写真:MASA HAMANOI / 宣伝衣装協力:YOHJI YAMAMOTO Inc.)

泉知束

台本をもらったときにまず感じたのは、可能性無限大の脚本だなと。
その分、僕らの発想とこれまでの経験をフルに出し切らないと太刀打ちできない作品だと思いました。
ゴツプロ!としては久しぶりのストレートプレイ。そして会話劇。
これまでにない緊張感を抱いています。
また小泉今日子さんを相手にどれだけ戦えるのか!?
役者として大きなターニングポイントになる作品だと感じています。
難しい役どころですが、だからこそやり甲斐もあるし、燃えています。
向こうの果て!の先に見えるものを必ずつかみたいと思います。

泉知束(イズミトモチカ)
1976年、熊本県生まれ。ゴツプロ!所属。2000年に演劇ユニット・Team Chicaを旗揚げし、主宰・作・演出・主演を務める。テレビドラマ「白夜行」「ソタイ 組織犯罪対策課」「刑事7人」、映画「The EARS」「DIONE」などの映像作品に出演。Team Chica、ゴツプロ!公演以外にも多数の舞台に出演。映画「月桂哀歌」(監督:樽沢勇紀)では原作・脚本も務め、同作は「第8回インディーズムービーフェスティバル」グランプリを受賞した。
かなやす慶行(宣伝写真:MASA HAMANOI / 宣伝衣装協力:YOHJI YAMAMOTO Inc.)

かなやす慶行

舞台、マルチアングル生配信、ドラマ、小説、ゴツプロ!初の女性キャスト・小泉今日子さんとの共演、小山豊氏を筆頭に小山会青年部による津軽三味線生演奏、宣伝衣装協力YOHJI YAMAMOTO、アフタートーク衣装協力Y-3と、なんと贅沢なことでしょう。夢見ていたことが実現に向けて進んでいる今、武者震いがします。舞台鑑賞がし難い状況下ではありますが、皆様が安心してご観劇頂ける環境でお待ちしております!

かなやす慶行(カナヤスヨシユキ)
1970年、東京都生まれ。ふくふくや / ゴツプロ!所属。NHK大河ドラマ「新選組!」「風林火山」「天地人」「龍馬伝」、テレビドラマ「ブラックジャックによろしく」、「相棒」シリーズ、「仮面ライダーウィザード」、映画「新宿スワン」などの映像作品に出演。ふくふくや、ゴツプロ!公演以外にも多数の舞台に出演している。
渡邊聡(宣伝写真:MASA HAMANOI / 宣伝衣装協力:YOHJI YAMAMOTO Inc.)

渡邊聡

「夢は叶えるもの」なんだか歌の歌詞のようですが、私の恩師・奈良橋陽子さんがよく言っていた言葉です。私の人生の指針にもなっていますが、このゴツプロ!ではよく起きます。今回、小泉今日子さんをお迎えするのも、何年か前に「いつか女優さんと、それも小泉今日子さん」と言っていたことが多くの方々のご尽力により実現しました。さらにドラマ化、小説化! この圧倒的なエネルギーを関係者一同、一丸となってお魅せいたします。

渡邊聡(ワタナベタダシ)
1970年、東京都生まれ。 ゴツプロ!所属。NHK大河ドラマ「武蔵」、テレビドラマ「ネオ・ウルトラQ」 「男と女のミステリー時代劇 宿場の大盗」、映画「SF サムライフィクション」「Waiting for the Sun〜天気待ち」「永遠の0」「地獄で何が悪い」「図書館戦争」などの映像作品に出演。ゴツプロ!公演以外にも多くの舞台作品に出演し、特に「THE WINDS OF GOD」の舞台・映画に長年携わる。国際免許を持つアレクサンダーテクニークを用いた俳優のアクティングコーチ、歌手のレッスンも行っている。
44北川(宣伝写真:MASA HAMANOI / 宣伝衣装協力:YOHJI YAMAMOTO Inc.)

44北川

個人的に「向こうの果て」公演直後に生誕反省紀、もとい、半世紀の50歳を迎えます。
反省ばかりを繰り返し、でも後悔だけはしまい、とがむしゃらに航海を続けてきたこの50年。
どんな舞台稽古・本番になろうとも、反省の半生、でも後悔のない航海は続けていけるよう
人生の荒波を進んでいきたいものですね。まだ見ぬ「向こうの果て」の景色を楽しみに……。

44北川(ヨシキタガワ)
1971年、愛知県名古屋市生まれ。ゴツプロ!所属。加藤健一事務所俳優養成教室・桜組出身。映画「人斬り銀次」「サマーヌード」「THE WINDS OF GOD KAMIKAZE」などの映像作品に出演。舞台「THE WINDS OF GOD」ではロンドン公演にも参加したほか、44 Produce Unit、ゴツプロ!公演以外にも多数の舞台に出演している。
関口アナン(宣伝写真:MASA HAMANOI / 宣伝衣装協力:YOHJI YAMAMOTO Inc.)

関口アナン

「アナン、天才三味線弾きの役だから」
ゴツプロ!の皆様にはいつも無茶なことを言われます。
毎日、毎日、三味線をペチペチ弾いていると、いつの間にかペチがベンになり、ベベンに変わっていき、今はベベベンくらいは鳴るようになりました。
僕は、コンサートでもやるのでしょうか?
いえ、演劇です。本気の演劇の話です。
しかし、本当に三味線を弾くのか?
劇場で、配信で、確かめていただければ幸いです。

関口アナン(セキグチアナン)
1988年、東京都生まれ。イギリス・ロンドンへ2年間の留学後、俳優を志す。NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」、NHK連続テレビ小説「エール」、テレビドラマ「やすらぎの刻」「やりすぎ都市伝説 ザ・ドラマ座敷童子」、映画「ブルーヘブンを君に」「窓たち」などの映像作品に出演。ふくふくや、ゴツプロ!のほか舞台作品にも多数出演している。
皆川暢二(宣伝写真:MASA HAMANOI / 宣伝衣装協力:YOHJI YAMAMOTO Inc.)

皆川暢二

個人的には約7年ぶりの舞台ということで、ドキドキとワクワクが同居しています(笑)。
焦らず奢らず真摯に作品と役に向き合いたいと思っています。
脚本・演出家の山野海さんが長い歳月をかけた本作に、しっかりと命を吹き込めるように心身共にしっかりと準備をして、役を全うしたいと思っています!

皆川暢二(ミナガワヨウジ)
1987年、神奈川県生まれ。小劇場を中心に活動後、カナダに1年滞在。帰国後、映像作品を中心に俳優業を再開し、映画製作チーム・One Gooseを発足。2018年の映画「メランコリック」でプロデューサー兼主演を務めた。テレビドラマ「神の舌を持つ男」「忠臣蔵の恋〜四十八人目の忠臣〜」、映画「あゝ荒野」などの映像作品に出演。上田慎一郎監督の新作映画「ポプラン」で主演を務める。

2021年5月15日更新