お笑いナタリー Power Push - スクールJCA
東京03が振り返る仲間たちとの交流 JCA24期生の合同ライブも紹介
スベり続けるのがつらいから修正していく
──東京03さんがプロダクション人力舎で活動されていて、よかったことはズバリどんなことでしょうか?
飯塚 僕らは本当に自由にやらせてもらいました。ネタ見せもあってないようなもので、ああしろこうしろ、と言われたことがないんですよ。放任主義じゃないけど「面白いかどうかわからないけど出てみろよ」というノリでライブに出させてもらったのがよかったと思います。
──ライブに出たあとに、周囲の人たちからどうこう言われることはありましたか?
飯塚 それもないし、言われたとしても別に聞かなくていいし(笑)。ウケりゃいいみたいなところがあったので。
──芸人生活の途中で人力舎に入られた角田さんは、どうお感じになりますか?
角田 アルファルファや人力舎のほかの芸人とライブで一緒になったときに、「ネタ見せはあってないようなもの」という話は聞いていたんですよ。「バカ爆走!」に6日間出て、その中で自分たちで責任を持って直していって、っていうのがすごい環境だなと外から見て思っていました。普通はネタ見せがあって、事務所のライブを1日やって終わって、またほかのライブで直していく、みたいなパターンなので。
飯塚 それは大きかったですね。6日間のライブで、初日にスベッたときの地獄ったらないです(笑)。
角田 1日だったらそれで終われるけど、あと5日間あるってことだもんね。
飯塚 なんとか直して、3日目とか4日目くらいにウケるようにしないと、精神的にキツくて。スベり続けるのが一番辛いですから。
来年度、豊本が講師をやります?
──芸人としてのキャリアが20年を超える皆さんのお話をここまでお聞きしてきましたが……。
飯塚 20年? そんなにやってるの? 引くなあ!(笑)
豊本 今は何期生なんですか?
──24期生ですね。2期生、3期生だった飯塚さんや豊本さん、そして角田さんに憧れてJCAに入学する方もいると思います。そういう方々にアドバイスがあれば、ぜひお願いします。
豊本 養成所に入ってきてくれた人の中で1年目、2年目の方が、僕らの単独ライブを手伝ってくれる場合が多いので、そのときはお願いします(笑)。
──入って1年目、2年目で東京03さんの手伝いができるって、なかなかないことですよね?
飯塚 それをプラスと捉えてくれたらありがたいですけどね。お笑いの世界は、ネタをああだこうだと考えて、スベッたらスベッたでいろいろ言い合って、楽しいと思います。
豊本 今の若い生徒も僕がチラ見したら楽しそうにしていますよ。
──角田さんからも一言お願いできますか?
角田 同じ環境に同期がいっぱいいる、っていうのが自分にはなかったので、うらやましいですよね。それがいいか悪いかはその人次第ですけど、面白いとかつまんないとかいろいろ言い合えるので、同期はいたほうがいいんじゃないですかね。
──最後にこの記事で「来年度、東京03が講師として授業に出ます!」って宣言してくだされば、応募が増えるのではないでしょうか?
飯塚 じゃあ、豊本がやります。
豊本 なんでだよ!
飯塚 やっぱシティボーイズから講師として来たのも、大竹まことさんでもきたろうさんでもなく、斉木さんだもんね。「お前かよ!」ってちょっと思ったもん(笑)。豊本が必ず来年、授業をやります!
豊本 「お前かよ!」って思われるのをわかっててやるのはつらいなあ(笑)。じゃあ、「パンに何をつけたらうまいか」みたいなことをしゃべりますよ(笑)。
スクールJCA25期生オーディション
第1回オーディション日:2016年2月7日(日)13:00~
(定員数に達した場合は16:00の回を用意)
受付締切は1月29日(金)で当日消印有効。願書による書類審査があり、通過者には別途詳細を連絡する。第2回オーディションは2016年4月上旬に実施される予定。詳しくはスクールJCAのオフィシャルサイトにてご確認を。
東京03(トウキョウゼロサン)
左 / 豊本明長(トヨモトアキナガ)
1975年6月6日生まれ。愛知県出身。スクールJCA3期生。
中央 / 飯塚悟志(イイヅカサトシ)
1973年5月27日生まれ。千葉県出身。スクールJCA2期生。
右 / 角田晃広(カクタアキヒロ)
1973年12月13日生まれ。東京都出身。
2003年にトリオ結成。プロダクション人力舎所属。