グランジ渾身のDVD収録ベストネタライブで試練

昨日8月24日、東京・ルミネtheよしもとにて「グランジ単独ライブ『DVD収録ベストネタライブ』」が開催された。

これは、11月13日に発売されるグランジの初単独DVD「グランジ BEST NETA LIVE」の収録を兼ねたライブ。結成8年の集大成としてベストネタをたっぷりと披露する公演ということで、チケットは発売後3分でソールドアウトしていた。

ライブは、舞台上に設置された巨大な“めくり”を白スーツ姿の3人が次々にめくっていく凝った演出で華々しくスタート。丁寧に作り込まれたオープニングVTRに続いて、それぞれのキャラクターを活かしたコントの数々や漫才が展開されると、ファンにとってなじみ深いネタであっても毎回大きな笑い声や拍手に包まれていた。幕間VTRは、今回のライブで上演されたネタの思い出話を3人が展開したり、過去の単独ライブで反響の大きかったVTRが再上映されたりと盛りだくさん。ロケものからドッキリ系、さらには家族を巻き込んだVTRまで、こちらもまさにベストといえる内容で、客席も大満足の様子だった。

すべてのネタが終わると、鳴り止まない拍手の中、ステージ上にタケトが登場。さっそくグランジの3人を呼び込むと、それぞれに今回のライブの感想を聞いていった。まずは五明が、思わぬ方向に話が展開していく1本のコントについて「どうなるかと思ったけど、どうにかDVDに入れられそうです」と安堵の表情を浮かべると、遠山は「オープニングで2ミスぐらいありました。なんやかんやで7ミスぐらいある」と冷静に振り返る。一方の大は「いつもの単独ライブと違うから、いつも以上に緊張していて。まだ緊張が収まらないから、もしかしたらこのあと事件起こすかも」と不吉なコメントで会場を笑わせた。

既報の通り、ここからは舞台上で緊急会見が行われ、2014年5月12日までに今回収録したDVDが1万枚以上売れなければ所属事務所よしもとクリエイティブ・エージェンシーからグランジが解雇されることが発表される流れに。大が「パンサーとチーモンチョーチュウがDVD出すとき、こんなことしなかった！」と訴えたものの、会社の決定ということで3人は覚悟を決めて誓約書にサインし、最後に「これをきっかけに売れます！」と前向きに会見を締めくくった。