推し曲推し芸人も、初冠ラジオ生放送で小籔節全開

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昨日6月19日、ニッポン放送にて、小籔千豊がパーソナリティを務める「小籔千豊のナイタースペシャル」(ニッポン放送)が生放送された。

「小籔千豊のナイタースペシャル」(ニッポン放送)でラジオ初冠、初生放送を務めた小籔千豊。

「小籔千豊のナイタースペシャル」(ニッポン放送)でラジオ初冠、初生放送を務めた小籔千豊。

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開口一番「小籔千豊のナイタースペシャル」と、関西弁の口調でタイトルコールした小籔。まったく売れていなかった頃を振り返りつつ、「天下のニッポン放送さんですよ。最近アゲアゲ芸人となりまして、正直自分でも勢いを感じています。あの頃から考えたら死ぬほど売れた」と、しっかりと自分の立場を確かめた。そしてすぐさま「こういうことを言っていると文句を言ってくる人がいますが、そういう人はすぐにラジオのスイッチを切って、ほかのもん見てもらったほうがいい」と小籔節。「『おもろないですね』って言ってくる奴いますけど、それって俺のせいちゃうし、それはニッポン放送のせい。ニッポン放送にブッキングセンスがないだけ。編成はちゃんとしているのかということ」と説明すると、言われたニッポン放送のスタッフは大爆笑だった。

しかし、初の生放送、初の冠パーソナリティということで、「ごっつやりにくい。これまでは笑い飯とか喋る相手がおるけど。今目の前にいる初対面の方は仕事のできるできひんがわからん……」と弱気発言。スタッフからも「適当でいいですと言われた」と戸惑いながらも、「喋り続けるように頑張りたい」と意気込みを見せた。

最初に到着したリスナーからの挑発的なメールに対しては、「いきなりきましたね」とテンションアップで臨戦態勢。その一語一語に反論を繰り広げ、「まあ聞かないって書いてますから聞いてないんでしょうけど、そんなん言いながら聞いてたりすんねーん!」とノッてきた。番組では、「金言格言を授けたい年齢になってきた」という小籔に相談したいことや、「アメトーーク!」の「カメラかじってる芸人」としてバシッと自論を展開した小籔に勇気をもって見せたい写真を募集。「ドヤ顔でイジってくるやつをどうやってやり過ごしたらいいか」という相談には、「カスですね、そんな奴。ゴール見えてないのにイジる奴、カスです。先輩芸人にもいました」とバッサリ斬りながら、「そういうときは」とアドバイスを送る。「元カノが結婚したことを知ってショック」という男性には、「引きで自分を見たとき、ダサいなと思うことはしないこと」と、切々と説得。「政治家になるのか」という問いには「2万%ない」と断言し、「脳のキャパシティ足らんなと気づいた。迷惑かけるからやりたくない」など、それぞれの質問にエピソードを織り交ぜてしっかりと理由を説明しつつ回答していった。

「小籔が注目している芸人」という質問では、「土肥ポンタ。同期で一番すごい。脳みその中身だけでいったら松本(人志)さんと遜色ない」とアピール。八百屋を兼業する才能、ベビーフェイスな見た目と、人気のとっかかりはあるものの未だブレイクしない土肥だが、「中身と見せ方の問題。発想で言うと、見たことない魚釣ってくるんですよ。もうそれ魚ちゃうやんくらいの。すごいなあってなるんですけど、それを汚いまな板の上でぶつ切りにして紙皿にしょうゆかけて食えって言うんです。それでは売れない(笑)。もうちょっと腕があれば」と同期のもったいない才能を悔やんだ。

次に名前を挙げたのはCOWCOW。多田、よしともにR-1ぐらんぷりで活躍し、「あたりまえ体操」でブレイクを果たしたところだけに、「『すべらない話』のスタジオで多田くんを見たとき、『こんなフジテレビのゴールデンの松本さんのテレビ出てるやん』ってこっそり泣いたんです。涙ボロボロ出てきた。ほんまよかったって思ったんですけど、僕よう考えたらそのすごい番組に前からずっと出てるんですよ。めっちゃ上から目線って気づいて涙引っ込んだ」と、美談に笑いを交えて語っていた。

ミュージシャンとも親交が深く、今年も9月15日(日)、16日(月・祝)に、大阪・インテックス大阪 5号館にて、自身主催のフェス「KOYABU SONIC 2013」を開催する小籔が、この日最初に「夢が叶いました」と前置きし流したのは、ピチカート・ファイヴ「東京は夜の七時」。レイザーラモンとのヒップホップユニット・ビッグポルノの「Tea! Tea! No! oh,,,喫茶?」を流した際には、娘を持つ父としてこの曲に込めた「胸は大きくなくていい!」という思いを、一部の番組や企画に批判を込めて訴えた。

そのほか同じくビッグポルノの代表曲で、小籔が「世界が平和になったらいいなと思って作った」という曲「KING TIMER」、コヤソニに出演が決定しているTOKYO No.1 SOUL SETやスチャダラパー、親交の深いチャットモンチーの曲をセレクト。さらに「聞いたとき電気が走った。最高の曲」と絶賛する「ミニモニ。ジャンケンぴょん!」を予定を変更してまで流した。

エンディングでは、「こんなビッグビジネスできるようになったんだなと噛みしめてます」と改めて感謝する。「またぜひともやらせていただきたいですが、前半の罵倒を聞いた偉いさんたちは『アホ』って思ってるでしょうし、二度とないと思いますので、これが最後と思っていただいても結構です」と悔いなし。と思いきや、「あんなこと喋らんかったらよかったとか思い返してしまう。わざわざ嫌われるようなこと言わんでも……」とポツリ。それでも「『東京は夜の七時』聴いてもらえたし、『ミニモニ。ジャンケンぴょん!』も聴いてもらえた。ビッグポルノも。意味あった」と胸を張って番組を締めくくった。コヤソニは今回会場が屋内に変更したため、現在早割発売中となっているチケットは早めに入手しよう。詳細はオフィシャルサイトにて確認を。

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