エルフがドッジボール大会の注目選手を語る、ビスブラは必殺技あり？

エルフを中心とする芸人たちのイベント「エルフpresents 真夏のぶちアゲ運動会～本気でドッジボールします～」が8月22日（金）に東京・国立代々木競技場 第二体育館で開催されるのは既報の通り。このたび、同イベントの取材会が都内で行われ、エルフが出席した。

「真夏のぶちアゲ運動会」とは

学生時代、受験勉強が手につかなくなるほどドッジボールに没頭していたエルフはるの“ドッジボール欲”を満たすために企画された「本気のドッジボール大会」。2023年2月にはコンビ2人だけで戦っていたが、同年8月には紅しょうがが加わり4人となり、昨年5月には計14名の女性芸人が参加する試合が行われていた。

イベントには、YouTube企画に登場していたエルフ、紅しょうが、スパイク、オダウエダ、ヨネダ2000、マリーマリーえびちゃん、おとうふ・武藤バブルス、喫茶ムーン・レヲンが今回も参戦。さらに、河野良祐、ななまがり、ニッポンの社長、ビスケットブラザーズ、しゅんしゅんクリニックP、蛙亭、田津原理音、レインボー、バッテリィズ、カベポスター永見、エバース、令和ロマン・松井ケムリ、おばあちゃんといった面々も出演する。

高校時代のエルフはる、ドッジボールで負けて泣いた

エルフはる：「いつか大会がしたい」と各所で言い続けてきたら、代々木競技場の体育館で開催できることになりました！

エルフ荒川：純粋にワクワクしてます。イベントに向けて準備をするのも楽しいです。

──そもそも、はるさんがドッジボールにハマったきっかけは？

はる：小学生のときから、みんなに「強いな！」って褒めてもらえて、それがすごくうれしかったんですよ。サッカーみたいなスポーツは習ってる子が強いじゃないですか。でもドッジボールは基本的に全員がフラットに楽しめるので夢中になれました。中学校でも受験をほっぽり出してドッジボールをやって、高校でも球技大会のドッジボールでリーダーをやって。そのときは準優勝だったんですけど、負けて涙を流していました（笑）。

荒川：私はまさか大人になってからもドッジボールをする人生だとは思っていませんでした（笑）。あまり運動神経が関係ないスポーツなので、私も楽しんでやっています。

──ドッジボールの魅力は？

はる：仲を深められることだと思います。スパイクさんは「THE W」決勝の控室でお話するくらいの関係性だったんですけど、ドッジボール企画をきっかけに仲を深められたし、「ドッジボールの動画、めっちゃ面白い」といろんな芸人さんに言ってもらえる。

荒川：あとはルールの簡単さの魅力ですね。「当たったら外に出る」だけなので。

はる：下剋上も起きやすいんですよ。強い人が抜けた瞬間、ボロボロボロっとチームが崩れていくこともある。結果の予想をしにくいので、観ているほうも楽しいと思います。

ギャルがボールキャッチうまいの、めっちゃおもろい

──今までYouTube企画としてドッジボールをやってきた中で、思い出に残ってることはありますか？

はる：大寒波の中で荒川と2人でドッジボールをやった第1弾。最初は荒川が「嫌やって」「痛い！」みたいに乗り気じゃなかったんですけど、練習をしていたら急激にキャッチの技術が上がった瞬間があって、それが個人的にめちゃめちゃうれしかったです。単純にギャルがボールキャッチうまいの、めっちゃおもろいんですよ。それが“すべての始まり”という感じで、今でも印象深いです。

ギャルを無理矢理誘ってタイマンドッジボールしたら白熱しすぎた

荒川：私は女芸人でたくさん集まって、吉本興業本社の中庭でやったときですね。「やろう！」となった瞬間に雨が降ってきて……。しかも試合をしているときに偉い人が会議中やったらしくて、めっちゃめちゃ怒られたんですよ。何カ月も前からスケジュール押さえるのに苦労して、朝早くから集まったのに……とかいろいろ考えて申し訳なくなってきて。そこで声を発さずに試合をすることになったんですけど、それが“サイレントドッジボール”という新しいドッジボールが誕生する瞬間でした。

ついにこの日が来た‼️‼️‼️女芸人本気のドッジボール大会🔥🏐

──「声を出してはいけない」という状況であるほど、笑いがこみ上げてきて、全員が笑いを堪えながらやってるのが独特な雰囲気で面白かったです。

はる：1つの名物みたいになりましたからね（笑）。全員が声を発さないドッジボールなんて恐らく誰もやってなかったと思います。

──今回のイベントでもサイレントドッジボールはやるんですか？

はる：したいなとは思ってます。

荒川：お客さんも含めて3000人が黙る瞬間は見てみたいですよね（笑）。

ビスブラは必殺技がある？

──今回は男性メンバーが新たに参加しますが、強さに期待している人はいますか？

はる：エバース、バッテリィズさん、ニッポンの社長・辻さんのような野球経験者は球が速いので強いのは明白なんですよ。受けのほうだとレインボー・ジャンボたかおさん、ビスケットブラザーズさんのような“大きい組”に期待ですね。体が大きい人たちがどう動くのかは注目ポイントです。

荒川：ビスブラさんは「2人で1つのボールを捕まえる」と言ってました。

はる：必殺技があるらしいです。あとは、ななまがり森下さんのような未知数の人も楽しみですね。攻めタイプなのか、守りタイプなのか、まったく予想がつかない。

──すでに参加経験がある女性メンバーで強かった人は誰ですか？

はる：ヨネダ2000誠ですね。「つよ！」ってビックリしました。あとは球がめちゃめちゃ速いオダウエダ小田さん。今回は蛙亭イワクラさんが初参加なので楽しみです。

荒川：女性メンバーで注目なのはスパイク松浦さん。YouTube企画時代から規律が乱れるとすごく怒る方なので、今回は誰が怒らせるんだろうとドキドキしています。怒りすぎて大会自体が中止になる可能性もあるので、そうならないように気を付けます（笑）。

──ピン芸人のおばあちゃんもいますね。

荒川：やっぱり運動会っておばあちゃんに見てもらいたいじゃないですか。あの頃の運動会の記憶には絶対に“おばあちゃん”がいるんですよ。休憩時間とかに（笑）。それを叶えてくれた（芸人の）おばあちゃんには感謝です。

はる：ドッジボールにはほとんど参加しないと思います。きっと癒しをもたらしてくれます。

芸人への愛をここでぶちかましてほしい

──今回は「写真撮影可能席」という席もありますよね。

荒川：お笑いは他ジャンルに比べて写真を撮れるイベントが少ないなとは思っていて。ネタってフリの段階で少しでもシャッター音がしたら崩れてしまうものなので、お客さんは「極力音を出さない」ということで芸人に対して敬意を見せてくださっている。でも今回のイベントだったら、普段のネタライブとは違って思いっきり写真を撮れるなと思ったんです。私はプロレスが好きで、SNSで回ってきて「この人カッコいいな」と思うプロレスラーの写真ってファンの方が撮った写真が多いんです。だからファン目線の芸人の写真自体には需要があるはずだし、私も撮りたい。それで「写真撮影可能席」を用意しました。

──荒川さんがお客さんの立場だったどういう写真を撮りたいですか。

荒川：意外と試合中じゃなくて待ってるところ！ 後ろでしゃべってるところとかもいいなと思います。

はる：私はやっぱり躍動感ある瞬間を収めたいです。キャッチした瞬間、当たった瞬間とか。そもそもドッジボール大会の写真ってあんまり見たことがないですからね。

──お客さんと一体になって盛り上がれそうですね。

荒川：とにかくお客さんには楽しんでほしいです。普段表現できていない芸人への愛をここでぶちかましてほしい。あと、さすがにこのメンバーのことを全員知らなかったら楽しくないかもしれません（笑）。もし出演者の誰も知らないという方がいたら、まずは普通のお笑いライブに行ってほしいです。じゃないと、ほんまにただのおっさんのドッジボール大会なので（笑）。芸人たちを知っていればマジで面白いことは間違いなしです。

エルフpresents 真夏のぶちアゲ運動会～本気でドッジボールします～

日時：2025年8月22日（金）16:00開場 18:00開演
会場：東京・国立代々木競技場 第二体育館
料金：写真撮影可能席1万5000円 スタンド前方席8000円 スタンド後方席5000円 配信2000円
チケット：FANYで6月14日（土）11:00から6月17日（火）11:00まで一次先行、6月21日（土）11:00から6月24日（火）11:00まで二次先行、6月28日（土）10:00に発売。
＜出演者＞
エルフ / 河野良祐 / ななまがり / スパイク / ニッポンの社長 / ビスケットブラザーズ / しゅんしゅんクリニックP / 蛙亭 / 紅しょうが / 田津原理音 / レインボー / バッテリィズ / カベポスター永見 / オダウエダ / エバース / マリーマリーえびちゃん / おとうふ・武藤バブルス / ヨネダ2000 / 令和ロマン・松井ケムリ / おばあちゃん / 喫茶ムーン・レヲン