東京・渋谷のライブハウス・WWWとお笑いライブ制作団体・ザクセスのコラボイベント「グレイモヤW」が6月9日に東京・WWW Xで開催された。
ザクセスの看板イベントの1つ「グレイモヤ」は、オープニングやエンディングがないネタのみのライブ。「グレイモヤW」では
通常の「グレイモヤ」と同様、開演するとまずはストーリーテラーのMr.ドーナツ伝説 咳暁夫が登場。さまざまな事象をドーナツの陰謀に結びつける彼は今回も「ヤバい名前だよね。『WWW X』。この時点でこの名前にはとんでもない秘密が隠されてるって気付かなきゃダメだからね」と切り出し、WWW Xとドーナツの奇妙な関係性について語った。
ネタコーナーのトップバッターはカナメストーン。客層が普段と少し異なるためか、零士の甲高い声の相槌に笑いが起こり、彼は「なんだよ! 人がただしゃべっているだけだというのに!」と客席にツッコミを入れる。また山口は「柴田聡子さんに挨拶するときにめっちゃ緊張していた零士」のモノマネを披露して盛り上げた。
続いて登場したのは、スーパー3助が柴田聡子のファンで、彼女のバッジを付けてきたというにゃんこスター。翌日に控えた単独ライブのネタを途中まで披露し、「この続きは明日の単独で!」とPRする荒業で観客の度肝を抜く。続いて、サービスタイムといわんばかりに代表ネタ「リズム縄跳び」を始めると、客席は大きな歓声に包まれ、この盛り上がりぶりに3助は「さすが、まっちゃん97点だ!」と驚いていた。
オダウエダは観客に声援を求めるネタ、可児正は柴田聡子の楽曲「後悔」を使ったネタを展開。ネタコーナーのトリを務めたガクヅケは猟奇的かつ狂気的な漫才を繰り広げ、会場全体に混沌としたムードをもたらした。
柴田聡子は「今日はこのような場にお誘いいただきまして、めちゃめちゃ緊張していますがよろしくお願いいたします」と挨拶し、「雑感」「Reebok」「涙」「24秒」といった楽曲をギターの弾き語りで披露。5曲目「後悔」に突入すると、「この曲さっき流れてたなと思って。めっちゃビックリした(笑)」と可児正のネタにも触れ、会場は和やかな笑いに包まれる。続いてピアノの弾き語りで「Movie Light」「Your Favorite Things」を歌い、「今日はこんなに楽しい日をありがとうございました」と感謝を述べた。
最後は「(柴田聡子の)余韻ヤバいよね」と言いながら再びMr.ドーナツ伝説 咳暁夫が登場。「そもそもよく考えたら、この『グレイモヤ』に柴田聡子が出てること自体がかなりおかしいよね? では一体誰の意思によって柴田聡子はここに出るようになったのか」と述べ、新たなドーナツの陰謀論を提唱してライブを締めくくった。
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柴田聡子 / Satoko Shibata STAFF @sbtstk_staff
昨日出演させていただいたイベント「グレイモヤW」のライブレポートがお笑いナタリーで掲載されています。 https://t.co/Z5zk8fCaoJ