優勝したら？セルライトスパ大須賀「劇場に恩返しを」、スタミナパン・トシダ「つらくない生活を」

2025年6月18日 23:40 485 9 お笑いナタリー編集部

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漫才とコントの“二刀流芸人”No.1を決する大会「ダブルインパクト」の決勝にロングコートダディ、スタミナパン、セルライトスパ、ななまがり、ニッポンの社長、かもめんたる、コットンが進出した。7組はYouTube、TVerで生配信された記者会見で意気込みを表明。その後、配信されない質疑応答の場が設けられ、集まった媒体記者からの質問に答えた。

「ダブルインパクト」のファイナリストたち

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優勝してどう変わりたい？セルライトスパ

セルライトスパ［拡大］

お笑いナタリーは初めて全国区の大きな賞レース決勝にコンビで出場するセルライトスパとスタミナパンに質問。「ここで優勝し、生活をどう変えたいか、芸人としてどうなるのが理想か」と問うと、セルライトスパ大須賀は「『セルライトスパ』の大須賀です」と自分が媒体名と名前を名乗る記者のような挨拶をしてから、「まずは、漫才劇場でお世話になっているので恩返しがしたい。というのも、関西の賞レースで勝ってちょっとだけギャラが上がったけど、集客が伴っていない。これが申し訳ないという気持ちがありました。優勝して人気になって、お客さんいっぱい呼んでセルライトスパを出せばマンゲキが儲かる、そういうふうに思ってほしいなと今現状思っております」と思いを明かす。

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生活に関しては「僕、意外と洋服が多い。それなのに裕福ではないから部屋が狭い。1部屋まるまる潰してしまっている。お金をいっぱい儲けて、1部屋、増えたらいいなと思います」と願望があるそう。相方肥後も「優勝したら賞金をもらえる。東京のお仕事もいただけたらありがたいので、まずそのお金で東京でも部屋を借りたい。2拠点で。そこも二刀流で」と将来図を描いた。

優勝してどう変わりたい？スタミナパン

喜びいっぱいのスタミナパン［拡大］

スタミナパンは、トシダが「僕らはSMAっていう事務所で、よしもとの方と違って劇場単価が上がるとかはない。賞金1000万はめちゃくちゃ欲しい。日々の生活でギャラが上がるとかはないので。仕事が増えて、お金をもらえるようになりたい。劇場単価とかはないので！つらくない生活をしたい」と何度も強調。「バイトしてるの僕たちだけだと思う」と嘆くが、背後でかもめんたる槙尾が手を挙げ「槙尾さんしてるんかい！」とツッコむ。麻婆は「僕は洗濯機が欲しい。引っ越しを今度させてもらうんです。勝負の引っ越し。だから1000万獲らないと足りない。ドラム式、乾燥機も付けます！」と宣言。トシダに家賃を聞かれ、「（引っ越す前は）3万9000円」「いいひげ剃りか！」「（新居は）7万2000円」「いいひげ剃り2個か！」と軽快な掛け合いを見せつけた。

「ライバルは誰？」大喜利が勃発

モンスターエンジン西森を挑発するかもめんたる・う大［拡大］

ライバルに関する質問が出ると、ロングコートダディ堂前は「オグシオペア」、麻婆は「大須賀さんと兎さん。見た目が一緒の人には負けたくない」、ななまがり森下は「マジシャンのセロですね。これは冗談でして、山上兄弟です。ごめんなさい、これも冗談で、マギー審司マギー司郎ペアです」、ニッポンの社長・辻は「豚キムチ。めちゃくちゃ相性いいじゃないですか。あれくらい相性よくなりたい」と続々と回答が。大須賀が「かもめんたるさん。キングオブコント優勝したときの衝撃、憧れがある。ただ、モンスターエンジン西森さんがなぜか『う大が嫌いや』と言っていて」と西森の思いを代弁すると、う大は「言ってるのは知ってる。あいつに俺、いつでもかかってこいって言ってるんですよ。大阪でうだうだやってないで早く来いよ！って。相当悔しがってると思うんで、上がってこいよ。そっからだよ」と挑発。そのう大は「マジで言うと、ニッポンの社長とロングコートダディ。やっぱ好きなんで。もう戦うことってないかなと思ってたから」と決勝で顔を合わせることへの喜びを明かすが、辻は「うれしいですけど、こっちからしたら邪魔せんといてください！」とすでに王者の称号を得ている大先輩のかもめんたるに苦言。兎は「う大さんが優勝を決める『キングオブう大』で優勝させてもらった。そのトロフィーを枕元に置いていて、賞レースに出るときはそれにチューして出てきてます。そのくらい憧れてます」と返した。

「方眼紙たち」と名付けられたコットン［拡大］

コットンきょんは「今回気合いを入れて揃いの漫才衣装を作ったんですけど、兎さんに『ちょっと俺は好きじゃないな』と言われたので、ぶっとばします」と憤る。兎は「だって方眼紙みたい」とコットンの衣装の細いチェック柄に言及。「方眼紙たち」とキャッチコピーを付けてみせた。

う大が語る、賞レース挑戦の理由「認められるため」

語るう大［拡大］

語るう大を抜くカメラ［拡大］

かもめんたるには「キングオブコントで優勝してから10年以上経ちます。今でも大きい賞レースに挑戦し続ける理由は？」という質問が。う大は「やっぱり芸能界って自分が一番得意なことをやる世界。それが、僕らはネタだった。幸か不幸か」と噛み締めながらコメント。「そうしないと認めてくれない。こんなに面白いことをやっているのに」ともどかしさも覗かせる。ここで、カメラがう大の横顔のアップにスイッチング。「徹子の部屋」のようなワンショットがモニターに映され、一同大喜び。槙尾が語り出してもやはりカメラが映すのはう大のアップ。槙尾は「お笑いを続ていくためにも賞レースがあれば出続けたい。でも今回優勝して卒業したいというのも本音です」と述べた。

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語っているのにカメラに抜かれず不満げなニッポンの社長・ケツ［拡大］

賞レースの数が増え、また「ダブルインパクト」に関してはコントと漫才の両方を披露しなければならない。それでも出場を決めた心中を代表してケツが語ることに。「自分の限界を決めないというか。僕ら仕事でお笑いをやってるので、お客さん、視聴者に一番アピールできるのが賞レース。僕の中では出るの一択でしたね」と話すが、カメラはスルー。「もうちょい画面遊べよ！」とスタッフ陣にツッコミを入れるケツだった。