野村はファンや芸人仲間、関係者に謝意を述べ、「私の今後の進路は全くの未定です。どういった形になるかは分かりませんが、皆様にまたお会い出来る日をお待ちいただければ幸いです。こうなった今も前向きに、裏方の選択肢を含む所属を継続するよう勧めてくださいました皆様へ厚く御礼申し上げます」とコメント。また相方河野について「河野良祐は今後も芸能活動を継続してまいります。私のような不心得者と長い旅を共にするのは決して容易ではなく、彼の実直さと誰からも愛される人柄に支えられ続けて参りました。どうか皆様方に於かれましては漫才師、河野良祐の門出と今度の活躍にご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます」と綴った。
2018年頃から演劇にも挑戦し、主宰する「劇団コケコッコー」の作品では脚本、演出、そして役者としても評価を得た野村。Xの文章は「夢のような17年間でした。これで醒めてしまわぬよう、また創作に向き合いたく思います」と結んでいる。
野村の休養中、河野は1人で10時間仕切り続けるイベントを打つなどライブMCとしての腕を磨き、さまざまなコーナーライブに引っ張りだこの存在に。また爛々・萌々とのユニット「ド・根性ズ」でも活動してきた。昨年大晦日に行われたイベントでは「今年最後にやりたいこと」と題したコーナーの一環として久々に野村との漫才を披露。アドリブの掛け合いで会場を大いに沸かせていた。
Xでは「解散したい」という野村を引き止めていたことを明かし、「そんな現状に自分自身も限界を感じたり、コンビを組んでいることで生じる野村への精神的影響を考えた末、解散という結論に至りました。それが僕たちの選んだ一番幸せな決断です」と説明。「野村には感謝しかありません。楽しいも悔しいも嬉しいも苦しいも野村と味わえて良かったですし、野村としか見れない景色をたくさん見させてもらいました」と相方にも思いを伝えた。
令和喜多みな実はNSC大阪校30期生の野村尚平と河野良祐が2008年に「プリマ旦那」の名前で結成。2009年に「M-1グランプリ」準決勝に初進出し、以降関西のさまざまな賞レース決勝に名を連ねた。2013年には「上方漫才大賞」新人賞を獲得。同年、「もってる!? モテるくん」(読売テレビ)、「バチバチエレキテる」(フジテレビ)といったバラエティ番組のレギュラーにも抜擢されている。2017年後期連続テレビ小説「わろてんか」にコンビ揃って出演を果たしたことも。2019年(令和元年)5月1日、大阪・なんばグランド花月で「プリマ旦那改メ『令和喜多みな実』襲名披露公演」を開催し、改名した。
令和喜多みな実単独公演「THE LAST」
日時:2025年7月11日(金)20:15開場 20:30開演
会場:大阪・よしもと漫才劇場
料金:前売1800円 当日2000円
チケット:5月30日(金)11:00にFANYチケットにて先行販売。
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令和喜多みな実が解散を発表 7月開催の単独公演で17年の活動に幕 https://t.co/wb0EWFBvsr