ポテンシャルの勝利、ライス関町「ブスユニバース2011」優勝

昨日4月21日、渋谷・ヨシモト∞ホールにてイベントライブ「ブスユニバース2011～女装ブスナンバー1決定戦～」が開催され、ライス関町が優勝した。

出演者はライス、ジューシーズ、チョコレートプラネット、シソンヌ、グランジ五明。MCはピクニックが務め、審査は、ブスを見る目が確かな“ブスペシャリスト”グランジ佐藤、少年少女、メルヘン倶楽部・たくちゃんが行った。委員長の佐藤は「この大会で優勝できるということは誉れ高いことです」と宣言。少年少女・阿部は「どれだけ楽屋を騒然とさせたかも重要です。さきほど楽屋でグランジ五明がライス関町を見て『関町は自分を知りすぎている』と言い楽屋を騒然とさせました」と、すでに出演者同士で火花が散っている様子を語った。

第1ブロックは、チョコレートプラネット松尾、シソンヌじろう、ジューシーズ赤羽、ジューシーズ松橋、ライス田所。「ルックス審査」では、審査員から「松尾は美を追究した上でのブス」「じろうに奥ゆかしさがある」「赤羽は渡辺直美さんではないですよね？」「たくちゃんがまともに見えてきました」などの意見が寄せられた。また、「質疑応答審査」では「年齢の設定」「女装名」「自分の点数」などの質問が。心が折れることなくに上手く笑いを引っぱることができるかが勝負の要となった。

第2ブロックは、チョコレートプラネット長田、ジューシーズ児玉、グランジ五明、シソンヌ長谷川、ライス関町、トンファー山西。審査員は長田の美しい顔立ちに驚き「キレイ！」を連発するも、そのいかつい肩幅に「惜しい！」と口々に叫んだ。ワイルドな女装を狙った児玉は、出オチ大会といっても過言ではないこのライブでまさかのスベりっぷり。ハードロックで決めた五明は、「80年代のPVに出てそう」と評価された。「これはちょっとグレイトだよ」と審査委員長に言わしめたシソンヌ長谷川は、原宿系ダメンズ女子をアピール。そして、楽屋を騒然とさせたと噂の関町は、まさかのすっぴん＆私服で、ほかの出場者に「あの人優勝！」と戦意を喪失させるクオリティを見せつけた。最後はTwitter投票で選ばれたトンファー山西。セーラー服に三つ編みという女装で、「高度成長期の女子学生スタイルは非常に貴重」と佐藤を感嘆させた。

このハイレベルの戦いの中、第2次審査に勝ち上がったのは、赤羽、じろう、松尾、児玉、五明、関町。「男誘惑審査」では、“MAKKO”こと松尾が「まぼろしー」、児玉が「真夜中のスピニング・トーホールド！」など、それぞれ決め台詞を繰り出した。中でも徹底して“罪を背負った女性”を演じたじろうは「和室片付けといた」というセリフで、拍手喝采。そして最後は「可愛い顔審査」で全員女装ブスの全力を出し切った。

これらすべての結果を総合し、見事優勝に輝いたのは関町。ポテンシャルの高さに加え、「職業はヤクルトレディ」「特技は競歩」など徹底したキャラ設定が決め手となった。最後はこの大会の裏に隠されていた関町と佐藤の確執も発覚。関町の優勝で2人は和解し、抱き合って優勝を喜んだ。果たして来年の優勝は誰なのか。女装芸人ファンは「ブスユニバース2012」の開催を期待して待とう。

なお、生写真販売サービス「ナマーシャ」では、本日4月22日15時1分から、ブスユニバース出場者たちの生写真を限定販売。出場者1人につき2ポーズで、各150枚となっているので、希望者は早めに購入しよう。

また、5月18日発売の雑誌「CROSSBEAT」（シンコーミュージック）でもこの模様がレポートされる。

出場者のキャッチフレーズ

豚骨ブス　チョコレートプラネット松尾
変態ブス　シソンヌじろう
太ったブス　ジューシーズ赤羽
ひげブス　ジューシーズ松橋
短足ブス　ライス田所
肩幅ブス　チョコレートプラネット長田
野良犬ブス　ジューシーズ児玉
デカいブス　グランジ五明
霊長類最強ブス　シソンヌ長谷川
恵比寿ブス　ライス関町
お客様推薦枠ブス　トンファー山西