この作品はさんまが惚れ込んだ西加奈子の小説「漁港の肉子ちゃん」(幻冬舎)をもとに、漁港の船に住む2人きりの母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描くもの。「海獣の子供」の
このたびビジュアルと特報が解禁に。さんまは「今回のアニメ映画化は、エネルギーが引き寄せた産物です。ご期待ください」とコメントしている。
明石家さんま コメント
西加奈子さんが、直木賞を受賞された直後、本屋さんに「サラバ!」が置いてあって、それでパッと本をめくったら、エジプトの人間は、「かわいいね」「儲かりまっか」「明石家さんま」という日本語を知っているみたいなことが書いてあったので、これは“明石家さんま”が出てくる話やなと思って、買って読んだら、その1行しか出てこなくて(笑)。その後に西さんの作品を何冊か読ませていただいて、そこで「漁港の肉子ちゃん」に出会いました。大偶然の出会いです。大阪弁の使い方がめちゃくちゃうまいなと。「漁港の肉子ちゃん」はすごく良い感動的な作品なので、映像として残したいと思い、(映像化の)オファーをしたところ西さんがすぐOKしてくださって。最初にお話してから5年くらい待っていただいてようやく実現しました。今回のアニメ映画化は、エネルギーが引き寄せた産物です。ご期待ください。
西加奈子 コメント
──明石家さんまさんプロデュースでアニメ映画化の話を聞いたときの感想は?
さんまさんは、自分が小さな頃から知ってる、いわばお札の中の人みたいな存在だったので、信じられない思いでした。
──さんまさんと初めてお会いになった際の印象は?
直木賞をいただいた後に、「さんまのまんま」という番組に出演させていただきました。初めてお会いしたさんまさんは人間ならざる存在感で、近距離で「めちゃくちゃ大きな祭」を見ているような気持ちになりました。
──小説「漁港の肉子ちゃん」をどのような思いで書かれましたか。
私の理想の世界を描きました。自分で書きながら、全ての登場人物を愛さずにいられませんでした。
渡辺歩 コメント
さんまさんがアニメーションにチャンスを下さったのが何よりもうれしいです。さんまさんは、お打ち合わせさせていただく度に「気付き」を下さいます。「大切なのは作り手が面白いと思うこと」この御言葉を常に胸に勤しんでます。西先生の書かれる小説はどれも映像的要素が満載で好きです。肉子ちゃんのある意味ファンタジー味すら感じる強烈なキャラクターに魅了されました。観てくださった方が、他の誰かに教えたくなる様な映画を目指したいです。
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