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決勝は若林vs吉村のデッドヒート、「言語遊戯王7」詳報

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昨日8月17日、対戦型の大喜利カードバトル「言語遊戯王7」が東京・渋谷C.C.Lemonホールにて開催され、オードリー若林正恭が優勝した。

今大会のトーナメントに出場したのは、前回優勝者のオードリー若林をはじめ、ピース又吉、平成ノブシコブシ吉村、俳優の宮野真守、ライス関町、ライス田所、ハリセンボン箕輪、そして大会初参戦となるマンガ家・天久聖一の合計8名。司会はこの大会の顔というべき南海キャンディーズ山里が務めている。

その場の抽選で決定した対戦カードは、又吉vs箕輪のプライベート仲良し対決、宮野vs若林の「陰と陽」対決など、1回戦から興味深い顔合わせが続々。著名人の名前が多い“上の句”とドラマの名シーンやあるあるネタなどが記載された“下の句”の絶妙な組み合わせに、どの対戦も異様な盛り上がりを見せた。

トーナメントとは関係のないスペシャルマッチでは、桜 稲垣早希と上智大学在学中のアイドル藤岡みなみによる女子対決が行われ、上の句として出現したとある尼僧を最後まで引っ張る展開に会場は笑いに包まれた。またしずるロッチのコンビ同士による「レッドシアター対決」は、どちらかの持ち点が0になると敗北が決定するロストポイント制で行われ、一進一退の攻防の末、欽ちゃんファミリーのメンバーが記載された上の句によってロッチが勝利を収めた。

準決勝では、このイベントではおなじみのR藤本が又吉の手によって“召喚”。ゲーム途中に招き入れたゲストにカードのセリフを言ってもらうこの“召喚”タイムで、R藤本は「ドラゴンボール」のベジータのモノマネで見事な回答を披露し、又吉がポイントを獲得した。若林から“召喚”されたハリセンボン近藤も、おなじみの「○○じゃねぇよ!」をフルテンションで言い放った。

決勝は、準決勝で天久に勝利した若林と、又吉とのNSC東京校5期生対決を制して大会初の決勝進出を果たした吉村によって争われた。上の句「池上彰」、下の句「の学べるニュース」から対戦が始まると、ここから山里をして「言語遊戯王史に残る」と言わしめたラッシュが発生。両者ともに上の句をひたすら残して下の句だけを延々すげ替えるという屈指の名勝負が展開され、秀逸な回答が次々と登場した。

途中で吉村が会心の一撃を繰り出すと、山里も「100点の回答!」と最大限の賛辞。対する若林もそこから攻撃の手をゆるめることなく、勝負はお互いにリーチを迎えるデッドヒートに突入する。ところが勝利まであと1ポイントという時点で、吉村が「カイワレ」をキーワードにした下の句を繰り出したところ、これが大スベリ。吉村は自らの失敗に低いうめき声をあげ、最終的には有名な昔話を思わせる下の句を巧みに利用した若林が、前回大会に続く2連覇を達成した。

約3時間半にわたって行われた「言語遊戯王7」。トーナメントの激戦のみならず、スペシャルマッチや“召喚”、そして山里の巧みなMCなどで会場は終始笑いの渦に巻き込まれた。ますます盛り上がる「言語」の次回開催を、お笑いファンはぜひお楽しみに。

若林、吉村、山里コメント

若林:決勝のほぼ真ん中らへんで「これは池上彰のみの戦いになるな」と思ったんですよ。リーチの時点で持ち手に「人」のカードがどんどん増えていっちゃって、手元にずーっと「平野レミ」が(笑)。
一同:(笑)
若林:もう札がなくなっちゃって。「あと1点で優勝だし、思い切って変えてみるか」と(別の上の句に変えてみた)。それで点が入らなかった。
山里:お互いに9ポイント同士のリーチで、1回のミスで終わっちゃうんです。でも、お互いにバンバン追い風吹いてた。だから(吉村の回答が)絶対ウケるはずだったのに……?
若林:次のターンで大事故が起こりました(笑)。
吉村:(自分の出した)「カイワレ」っていうやつですよね……。
山里:僕らの中で“ジョーカー”と呼んでるんですけど。
吉村:大事故どころじゃなく、身体中の「腱」から何からすべてぶっ壊れましたよ。
若林:スジというスジが(笑)。(吉村が)すごい悲鳴あげてましたもんね?
山里:「スト2」で負けたときみたいな? 「ウーワ……! ウーワ……!」っていう。
若林:すごかったですあのシーンは。映像ですぐにでもプレビューしたいですね。
山里:「悲劇は最大の喜劇だ」って言う人もいたけど、私は見ましたよ、あなたの喜劇魂!
吉村:人間があそこまでスベッたの初めてじゃないですか?
山里:ウケてウケて、追い風ふきまくってた人間が、あそこまで! (観客が)「吉村ってすごいんだ! これは何が起こるかわからないぞ……えッ? 『カイワレ』? これ出すってことは、あの人、今考えれば池上彰さん(という上の句自体)が面白かったんじゃない?」みたいな。
吉村:だいぶ池上彰さんに力借りましたね。
山里:でも(山里曰く“上の句に何が来てもウケる”とある下の句を吉村が出したときに)若林君が、引き続き上の句を使い続けたのを見て、俺「若林行くな」と思ったんですよ。なのにそれを出さない凄さ! このゲームを知ってます。
若林:あそこで新しい上の句を出さなかったことで、吉村くんと2人で「池上彰」で最後まで手をつないでゴールしよう、っていうプロレスやろうと思ってたんですけど……。
山里:手つないでゴールテープまで来てましたよ。
若林:でも「カイワレ」のところでズルッー!
吉村:頭打って大変だったよ!
山里:俺、救急車探したもん!
若林:すごい試合だったなー。
山里:「言語遊戯王」史に残る名勝負!
若林:「池上彰事件」!
山里:あれは見て欲しかったなー、いろんな人に。
──若林さんが2連覇されましたが、今後の展開は?
山里:「ストップ・ザ・若林」しないといけないですね。トータルで4回くらい優勝してるから。
若林:次、対戦するときに、あの(吉村がスベッた)カードから始めたいです。
一同:(笑)
山里:「地獄デッキ」と名づけて!
──次に目標とする会場は?
若林:お客さんから「日本武道館」って声が出てました。しかも1人じゃなかったですからね。
山里:武道館ってキャパ(収容人数)どれくらい?
若林:1万弱っすね。
──決勝戦、多くの人に伝えたかったですよね。
山里:そうですね、じゃあ「ロード・トゥ・武道館」で!

出場選手とキャッチフレーズ

●北関東のゲーマー顔 ライス田所
●手芸部のブス ライス関町
●豪快で大胆な雪の結晶 平成ノブシコブシ吉村
●人間本棚 ピース又吉
●音速の王子様 宮野真守
●Ladies and Death!!!!! ハリセンボン箕輪
●青空トキワ荘 天久聖一
●人見知り鬼 オードリー若林
●霊長類パンダ科最強 藤岡みなみ(スペシャルマッチ1)
●「やる気、元気、サキ」のセカンドチルドレン 桜 稲垣早希(スペシャルマッチ1)
●分校の同級生と廃校の卒業生 しずる(スペシャルマッチ2)
●赤い劇場からの刺客 ロッチ(スペシャルマッチ2)
●超エリート召喚王子 R藤本(召喚)
●美しすぎる軽トラック ハリセンボン近藤(召喚)

対戦カード

第1試合
●ピース又吉 vs ハリセンボン箕輪
●ライス関町 vs 平成ノブシコブシ吉村
●ライス田所 vs 天久聖一
●宮野真守 vs オードリー若林
準決勝
●ピース又吉 vs 平成ノブシコブシ吉村
●天久聖一 vs オードリー若林
決勝
●平成ノブシコブシ吉村 vs オードリー若林

「言語遊戯王」ルール

●対戦フィールドには“上の句”と“下の句”の2枚のカードが置かれる。
●対戦者は常に8枚のカードを手元に持ち、“上の句”もしくは“下の句”の好きな方をフィールドに置く。
●1枚出すごとに、カードの山から1枚引く。
●審判がポイントをつけ、先に5ポイント取った方の勝利。決勝戦のみ10ポイント。

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