「洗骨」は、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)2017」ジャパン部門賞の優秀賞を獲得した自身の監督作「born、bone、墓音。」を原案にした長編。一度土葬や風葬などを行ったあと遺骨を海水や酒で洗い再度埋葬する、沖縄の離島・粟国島の風習“洗骨(せんこつ)”を通して家族の絆を描く。洗骨を題材に選んだ理由についてゴリは「初めて聞いたときは怖かったんですが、実際に粟国島でおじいちゃんおばあちゃんから話を聞くと、先祖から命を繋いでもらってるありがたさを持ってるんだなと思った。これを映画で表現したいと考えました」と語った。
本作は「第40回モスクワ国際映画祭」のアウト・オブ・コンペティション部門に公式招待されている。本日の映画祭のエンディングまで沖縄に滞在し、その後は「那覇から関空行って、関空からヘルシンキ行って、ヘルシンキからモスクワに入るっていう地獄のスケジュール」というゴリ。「もしエコノミー症候群で新聞に載ったらやっぱりなって思ってください」と弱音を吐くと、水崎が「洗骨しますよ」と約束しみせる。ゴリは笑いながら「私も洗骨してほしい」とこぼした父親に兄が「めんどくさいから燃やす」と返したエピソードも付け加えて会場を和ませた。
自身の役柄について尋ねられたQ太郎は「今からコーラを飲んで、ゲップをせずに説明します」と持ちネタを披露。「確かに僕の役は空気が読めないキャラクターではあるんですが、実際……」と話したところで失敗に終わる。ゴリは「早い早い!」とツッコミを入れつつ、「Qちゃんが出てきた瞬間に『えー!?』と笑いがダブルで来てたよ!」とQ太郎らしい役どころを絶賛し、水崎も「スタイリングがやばかったです(笑)。イエス・キリストみたいにフッと現れるところ、あそこ好きです」と笑う。息を整えたQ太郎は「まんま普段の僕だったので非常にやりやすかったです」と感想を述べた。
イベントの最後にはサプライズでゴリの姉が花束を持って登場。ゴリは「お姉ちゃんのときは洗骨にしたいと思います。お姉ちゃんは洗骨決定です。そして親父は火葬です!」とコメントして笑いを誘う。そして「一番後ろに座ってお客さんの反応を見るのが好きで。笑いのところでお客さんの肩が揺れていると『よし!』って拳を握るし、鼻をすするのが見えると伝えたいことが伝わったのかなって、とても今心が気持ちいいです」と挨拶して締めくくった。
「洗骨」は2018年に全国公開される。
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