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ゴリ監督の映画「洗骨」全国公開決定、死者の骨を洗う風習がテーマ

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映画「洗骨」より。(c)「洗骨」製作委員会

映画「洗骨」より。(c)「洗骨」製作委員会

ガレッジセール・ゴリが照屋年之名義で監督を務めた映画「洗骨」が今年、全国公開されることが決定した。

ゴリは昨年6月、短編映画「born、bone、墓音。」でアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)2017」ジャパン部門賞の優秀賞を獲得。また「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017」の観客賞に選ばれ、「札幌国際短編映画祭2017」では観光庁長官賞と市民審査員賞の2冠に輝いた。

「洗骨」は、高い評価を得た「born、bone、墓音。」を原案に、ゴリが自ら脚本を執筆した長編映画。舞台は沖縄の離島・粟国島で、死者の骨を海水や酒などで洗う風習“洗骨”にまつわる家族の物語を描く。主要キャストは奥田瑛二筒井道隆水崎綾女の3人。大島蓉子坂本あきら筒井真理子ハイキングウォーキング・鈴木Q太郎といった面々が脇を固める。沖縄の島や海など、美しい風景も作品の見どころだ。

ガレッジセール・ゴリ コメント

恐いタイトルですよね。沖縄出身の僕ですら知らなかった風習。昔は琉球諸国、東南アジアなど、かなりの地域で行われていた「洗骨」。調べれば調べるほど、命を授かった先祖に対する感謝の恩返しを「骨を洗う行為」に感じます。命が繋がるとはなんなのか? そんな当たり前に命のリレーをしてきた我々の生活を1つの家族を中心にハートフルコメディ調に仕上げてみました。タイトルのイメージとは真逆で、笑ってほのぼの楽しめる作品だと思います。この映画で皆さんのこれからの人生の何かお供になれればうれしい限りです。

奥田瑛二 コメント

この映画は自身にとって、とても大切な作品になりました。妻、親子、身のまわりの人々、生きるということ……そして沖縄という美しき幻の世界に我が心と体を置く。誰も抗うことのできない沖縄の風と土、そして海……。現実の自分を見つめるのか? 「洗骨」の役・信綱を演じるのか? 沖縄の海を目の前にして撮影を重ねていると、ただただ役の人物、そのものだけが存在していた。だから、自分がどんなふうに映っているのか、どう演じていたのか、まったくわからない。わからないことが新鮮で、明日につながる。沖縄で過ごした1月余が宝物となった。これは、ひとえにゴリ監督の手腕と映画への愛に他ならない。

筒井道隆 コメント

最初に台本を読んだときに素敵な話だなと感じました。今まで洗骨という風習を知らなかったので、始めに本当の洗骨の様子を撮影したDVDを見させていただいたときは衝撃的でした。重い作品になりそうですが、コメディの要素もたくさんあるので、楽しく観ていただけると思います。個人的にオススメはQ太郎さんのシーンです。人はいつか死にます。人を送りだす方法は国や地域によって違いますが、この「洗骨」という作品を観て、死について少しでも真剣に考えていただけたらうれしいです。

水崎綾女 コメント

1カ月の撮影期間中、常に妊婦姿で過ごしていたので出産シーンのときに命の誕生に感動し涙が止まらなかったのを覚えています。自分自身を産み落としたような気持ちになりました。例え家族がバラバラになっても洗骨を通して父、兄、娘、それぞれの想いがまた1つになれる。大切な人と、大切な人を思い出して観ていただきたい作品です。

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