本日10月27日、「
「劇場版 MOZU」は、逢坂剛の小説「百舌(もず)」を原作としたドラマシリーズ「MOZU」の劇場版。同時発生した2つの大規模テロの真相を追う公安警察官・倉木を西島が、数々の犯罪事件を陰で操ってきたとされる謎の人物“ダルマ”をビートたけしが演じている。
トークショーでは「どうもこんばんは福山雅治です。とうとう結婚しまして、アミューズの株が40パーセントも落ちてしまって申し訳ございません」と冗談を交えて挨拶し、さっそく会場を沸かせるたけし。自身の役どころについては「ダルマという役はなんだかよくわからなくて、メイク室に行ったらハゲヅラをかぶせられて、顔じゅうやけど跡のメイクをされて……誰でもいいんじゃないかと思った」とぼやいて笑いを誘った。さらに謎に包まれたダルマについて「果たして悪人なのか? 社会の中で個人が生きていくために、ダルマっていう存在はそれを守るものなんじゃないかとか。ただの勧善懲悪じゃなくて、どっちの立場につくとどうなるかっていうのが計算されていて、のめり込むとまたわからない感情が出てくる」と考察するひと幕も。
また倉木とダルマが対峙するクライマックスシーンについては「顔が全部特殊メイクで覆われていて、ただでさえ暑いのに周りが本物の火なんですよ。チャーシューにされたあとにラーメンに入れられたみたいな気持ちでした」と過酷な撮影を回想。「監督がまた粘るから、『もう1回お願いします!』って安いソープの客みたいにしつこいんですよ。でも、あの粘り方は勉強になりましたね。私が映画を撮るときは、いつももう1回撮りたくても『OK! 編集があるから』って言ってたんですけどね(笑)」と語り、映画監督・北野武としての一面ものぞかせていた。
最後にたけしは「この映画を観たあとに友達や同僚から感想を聞かれると思うんですが、とにかく私の名前を出して『たけしがすごい!』と私だけ褒めてください。あとはどうでもいいですから」とアピールし、イベントを締めくくった。「劇場版 MOZU」は11月7日(土)より全国ロードショー。
関連記事
ビートたけしのほかの記事
関連商品
リンク
- 『劇場版 MOZU』公式サイト
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
たけし「この映画を観たあとに友達や同僚から感想を聞かれると思うんですが、とにかく私の名前を出して『たけしがすごい!』と私だけ褒めてください。あとはどうでもいいですから」/ビートたけし、劇場版MOZUワールドプレミア https://t.co/iOQQfrkEyR