「K-PROアワード2014」MVPはトップリード、流行語大賞はマクメン

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昨日12月29日に東京・赤坂RED/THEATERで「2015年戦略公約発表会&K-PROアワード2014」が開催された。初開催の「K-PROアワード2014」では、全部で7つの賞を発表。栄えある「K-PRO 2014MVP賞」はトップリードが獲得した。

「K-PROアワード2014」で「K-PRO 2014 MVP」を受賞したトップリード。

「K-PROアワード2014」で「K-PRO 2014 MVP」を受賞したトップリード。

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司会のザンゼンジ三福(左)とアシスタントのザンゼンジ武田(右)。

司会のザンゼンジ三福(左)とアシスタントのザンゼンジ武田(右)。[拡大]

このイベントでは、K-PRO児島気奈代表をはじめとするK-PROスタッフの投票により、今年のK-PROライブでもっとも印象に残る芸人やライブを対象として、その活躍を表彰。司会のザンゼンジ三福は、落ち着いたバリトンボイスでイベントの雰囲気を作りだす。大会に花を添えるのは、妖艶なドレスに身を包んだザンゼンジ武田。参加席に並んだエルシャラカーニ、トップリード、モグライダー、リンゴスターは、ザンゼンジのうさんくささに顔をしかめながらも、誰がどのような賞を受賞するのかソワソワしていた。

最初は芸歴5年未満の芸人が対象となる「K-PRO 最優秀新人賞」で、1位がリンゴスター、2位がフルパワーズ、3位がインベージョンと、人力舎芸人たちが独占。エルシャラカーニ清和はリンゴスターに「K-PROライブでも外のライブでも結果出してるので、全然異論ないでしょう」と、審査員長然として評した。

「K-PRO流行語大賞」に「トマトッ!」の入賞を予想するエルシャラカーニしろう(上段右)。

「K-PRO流行語大賞」に「トマトッ!」の入賞を予想するエルシャラカーニしろう(上段右)。[拡大]

「K-PRO 流行語大賞」は、「楽屋でスパローズを中心に芸人たちがフリまくっていた」という理由から、マシンガンズの「マクメン」こと「マックスめんどくせー!」が大賞を受賞。「K-PRO 名言賞」は上位3位をライブ「語らせろ!」が独占した。3位はS×L酒井、2位はトップリード新妻、1位はねじ佐々木の「お笑いブームはここにある!」が堂々の大賞に輝いている。新妻は2位という結果に「熱がたりなかった」と反省の弁。それでも「お土産は我々の熱い魂です!」と観客に、「『語らせろ!!』の前説を絶対やったほうがいい!」と芸人たちに訴えた。

「K-PRO ベストツッコミ賞」1位を獲得しウィニングツッコミ「農協のもので?」と決める和賀。

「K-PRO ベストツッコミ賞」1位を獲得しウィニングツッコミ「農協のもので?」と決める和賀。[拡大]

選りすぐりのツッコミから選定した「K-PRO ツッコミ賞」は、じゅんいちダビッドソン、バイきんぐ小峠を抑えて、トップリード和賀がドリーマーズとの即興漫才で戸矢に発した「農協の人を? 農協のもので?」が1位。K-PROからは「相手が戸矢さんという過酷な状況の中で、言葉のセンス、セリフを言う間、声、すべて完璧で文句なしの受賞」と手放しで絶賛された。最も盛り上がったライブに贈られる「K-PRO ベストライブ賞」はK-PRO初の試みとなった「K-PRO10周年記念興行第五弾~一週間ぶっ通し興行」が3位、「ザンゼンジ10公演耐久ライブ」が1位を獲得。三福は自分で自分に受賞コメントを尋ね、「1位だろうと思った」と余裕を笑みを見せる。なお2位の「しもきた大旋風」は、今年行われた全10回すべて「会場が揺れるほど盛り上がった」と、K-PROにとって欠かせないライブとなったようだ。

K-PRO全ライブの中でもっとも爆笑を取ったネタに贈られる「K-PROベストネタ賞」になると、芸人たちが「ある意味一番選ばれたらうれしい」「これこそ“キングオブK-PRO”ってことね」と前のめりに。3位は10月23日の「トッパレ(A)」で2番手にも関わらず大差で優勝したマシンガンズ、2位は武田が「これは漫才じゃない、もはやエンターテインメントだ!」という珍迷言を残した、11月21日「トッパレチャンピオンカーニバル」優勝者のS×L。1位は5月27日の「行列の先頭25 in 渋谷さくらホール」に手違いで遅れてきたにもかかわらず、ライブならではというアドリブで笑いを掴んだ銀シャリに送られた。

「K-PRO 2014 MVP」を受賞したトップリード。

「K-PRO 2014 MVP」を受賞したトップリード。[拡大]

最後は、今年のK-PROライブでもっとも活躍し、いかなる場面でも盛り上げた芸人に送られる「K-PRO 2014 MVP賞」。3位は三四郎で、今年ブレイクしたにも関わらず、ライブ出演を減らすことなく新たなお笑いファンをライブに連れてきたことを、K-PROから感謝される。2位はK-PROライブ出演回数が最多の92回を誇るザンゼンジ。1位のトップリードは、コンビでは「トッパレ」初の4連覇、新妻は「漫才5コント5」での絶妙な人選、和賀はピンチヒッター的なMCで完璧な仕切りを見せるなど、「K-PRO不動のエース」と称された。

トップリードは「農協のもので?」(和賀)、「夢はここにあります!」(新妻)と優勝コメント。優勝賞金3万円と、「ドンキのじゃない!」と新妻が驚いた“しっかりした”トロフィーを、本日から2日間同会場で第8回単独ライブ「vain」を行うため劇場入りしていたジンカーズ馬場から受け取り、ガッツポーズを見せた。

なお「名言賞」を受賞した佐々木の言葉と、2位の新妻の「僕の夢はここ(舞台)にあります!」は、1月6日(火)の「ネタ・企画・トーク~お年玉付き~」と、1月9日(金)開催の「K-PRO 新春ネタ祭り!」で、エルシャラカーニ清和の「努力認定バッジ」同様、バッジにしていずれかをプレゼント。来年の「K-PROアワード」では果たして誰がMVPを取るのか。ぜひ予想しながら2015年のライブを楽しもう。

「K-PROアワード2014」受賞一覧

●K-PRO 2014 MVP賞
1位:トップリード
2位:ザンゼンジ
3位:三四郎

●K-PRO 最優秀新人賞
1位:リンゴスター
2位:フルパワーズ
3位:インベージョン

●K-PRO 流行語大賞
1位:マシンガンズ「マクメン(マックスめんどくせー)」
2位:S×L酒井&S×Lしょうへい「ハゲ&俺いつも何て言ってる?」(理由:楽屋で流行っていたから)
3位:エレファントジョン・ガッテン森枝「(エルシャラカーニしろうに)あれ? 衣装変わった?」(理由:1年間言い続けていたから)

●K-PRO 名言賞
1位:ねじ佐々木「お笑いブームはここにある!」(8月24日「朝から語らせろ!!」)
2位:トップリード新妻「僕の夢はここ(舞台)にあります!」(12月9日「語らせろ!!」)
3位:S×L酒井「賞レースは、客さんと一緒に審査員と戦う場なんです!」(8月24日「朝から語らせろ!!」)

●K-PRO ベストライブ賞
1位:8月24日「ザンゼンジ10公演耐久ライブ」
2位:11月21日「トッパレチャンピオンカーニバル」
3位:5月21日~27日「K-PRO10周年記念興行第五弾~一週間ぶっ通し興行」

●K-PRO ベストネタ賞
1位:銀シャリ「行列の先頭25 in 渋谷さくらホール」
2位:S×L「トッパレチャンピオンカーニバル」
3位:マシンガンズ「トッパレ(A) vol.99」

●K-PRO 2014 出演ランキング
1位:ザンゼンジ 92回
2位:エルシャラカーニ 87回
3位:浜口浜村 76回
4位:トップリード 71回
5位:三四郎 / ドリーマーズ 70回

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