K-PROアワード2015 MVPは磁石、賞金獲得に「気持ちが違う」

昨日12月28日、東京・CBGKシブゲキ!!で、K-PRO主催のライブ「K-PROアワード2015＆今年も色々ありました忘年会＆2016年戦略発表会スペシャル」が開催され、磁石が最も栄えある「K-PRO2015 MVP大賞」を受賞した。

昨年から始まった「K-PROアワード」では、K-PRO児島気奈代表をはじめとするK-PROスタッフの投票により、その年のK-PROライブシーンで印象に残った芸人、ネタ、フレーズなどを対象に、MVPを含む9部門を表彰。司会を務めるドドんも初の2DAYSとなった耐久ライブ「ドド博」を開催しており、自身の評価が気になる様子だった。

芸歴5年未満の芸人が対象の「最優秀新人賞」では1位トンツカタン、2位ハナコ、3位さすらいラビーという結果に。「3人のキャラクターが浸透してきている。特に森本さんは先輩芸人からの評判がすごくいい」という受賞理由に、エルシャラカーニ・セイワも「森本は話していて楽しい。リアクションが完璧」と絶賛している。

楽屋で流行ったフレーズをランキングした「流行語大賞」は、1位がサンシャイン池崎の「イエーーイ！」、2位が「キングオブコント2015」を観てジンカーズ馬場がTwitterでつぶやいた「CONTE IS DEAD」、3位が磁石・佐々木が流行らせた「出井」。「出井（ヤーレンズ）」に関して佐々木は「普通は“井出”だもん」という理由で無性に言いたくなる名前であるとコメントした。

「ベストネタ賞」では賞金20万円を賭けたネタバトルで披露した磁石の漫才が1位に。この日会場に一番乗りした磁石に児島氏も「気合の入り方が違った」と証言する。これに磁石・永沢は「みんな（賞金を）獲りに来てない。俺らは獲りに行ってるから、気持ちが違う」と明かすと、児島氏も「登場したときのオーラが違う。お金がかかると、こうも変わるのか」と感心していた。

最後に発表された年間MVPは「K-PROのエースとして、行列の先頭やFKDZなどありとあらゆるスペシャル公演を盛り上げてくれた」という評価から見事磁石が大賞を受賞。2人は児島氏からトロフィーと賞金3万円を贈呈され、賞金争奪での圧倒的な強さを見せつけた。

表彰後はK-PROの2016年の公約を発表。1つ目は「ヤーレンズ、リンゴスター、ぐりんぴーす『若武者』卒業、『トッパレ』へ」。ぐりんぴーすは12月27日の「若武者」で敗北してしまい、1月のバトルに出場することができないまま卒業という形になってしまったこともあわせて報告された。そのほか「FKDZ五周年記念！本公演初の2days開催！来年は毎月大型イベントやります！」「K-PROニコ動始めます！」「『清和漫才協会』立ち上げます！」「K-PROと別会社立ち上げ地方を攻めます！まずは東名阪ツアー」「来年はいろんな方とコラボします！」といった公約も。都内を中心に数々のライブ企画を打ち出してきたK-PROが地方公演やネット配信など全国へ向けた試みを始動させると宣言した。