乱入続出、アラフォー＆ピン芸人も大接戦の「D関」予選3

昨日3月29日、東京・ルミネtheよしもとにて「ダイナマイト関西2014 ～全日本選手権 グループリーグ予選3～」が開催された。

ロンドンブーツ1号2号・田村亮、インパルス板倉、麒麟・川島、伊藤修子の決戦が行われた今回の予選。オープニングでは、MCのザ・プラン9浅越ゴエと、同大会を取り仕切るキムズことインタレスティングプロデューサーのバッファロー吾郎Aがいつも通り大会の挨拶を述べているところに、突然「ジャストアモーメント！」という声が。現れたのは「R-1ぐらんぷり2014」で活躍したレイザーラモンRGのスティーブ・ジョブズ。以前、キムズはお笑いナタリーのインタビューに対して「RGのモノマネの完成度が甘い」と苦言を呈していたため、この乱入に怒り心頭。しかしジョブズも負けじと「ヒーイズフェイク！」と豪語。この会場がダイナマイト関西ではなく、iPhone6プレゼンテーションだと言い張り、勝手にiPhoneならぬ“iワックス”と呼ぶ普通のワックスのあるあるを歌い始めた。キムズはカタコトの英語で攻めるジョブズに対して、逆にべらんめえ口調で応戦。「つまみ出せ！」というキムズの言葉に、袖から現れたのは田舎なまりの工事現場監督・ケンドーコバヤシ。試合の日を間違えたケンコバは仲裁を買って出てきたものの、「つまみ出せ！」という言葉に「柿ピーでいいですか？」など、ベタベタなコントを繰り広げ、キムズから「昭和初期のコントをやるんじゃないよ！」と怒られる始末。事態を冷静に見ていたゴエからは「今日はほんとにダイナマイト関西をやるんですか？」とキムズもたしなめられてしまった。

試合の合間に行われるエキシビジョンタッグマッチは、「ピン芸人サバイバル」として、キャプテン渡辺、マンボウやしろ、殿方充、ハリウッドザコシショウ、レイザーラモンRG、バイきんぐ小峠、たかくら引越センターの7名が登場。VTRで大々的に発表された残りの1名はMCのゴエで、ゴエは「ミー!?」とオーバーリアクションで驚くと、舞台を右往左往しながらも「やりたかったんですよ！ やってやりますよ！」と、一番絡んではいけないザコシショウとRGと絡み出し、キムズから「早く座れ!!」と怒られてしまった。

試合では、ゴエは「僕と似た相方を捨てたでしょ！」と言いがかりをつけやしろを狙い撃ち。一方小峠にポイントを奪われたRGが小峠を指名し出した回答がお題にまったく関係なく勝手に自爆する一幕も。これで残りのポイントが1つとなってしまったRGは、登場のふざけっぷりから一転、6分間まったく回答を出さずに黙っていたザコシショウの会心の回答の餌食になり、一番早く退場することとなった。

次々と退場していく中、最後に残ったのはゴエと小峠。「桃太郎が攻めて来るまでの平和だった鬼ヶ島の様子とは」というお題で、小峠が「鬼ヶ島が毎月単独ライブをやっていた」という回答でポイントを奪いゴエが残り1ポイントのピンチに。しかしゴエが「人気の果物1位がピーチだった」という回答で小峠のポイント奪い再び同点。互いに好回答を連発し、最後にゴエが勝利した瞬間には思わずガッツポーズも飛び出した。

もう1つのエキシビジョンマッチは「アラフォーサバイバル」と題して、ボルサリーノ関（43歳）、オアシズ大久保（42歳）、阿佐ヶ谷姉妹（渡辺41歳、木村40歳）、野々村友紀子（39歳）、まちゃまちゃ（37歳）が参戦。これまでのD関にはなかった異様な空気に解説の男性陣が「お堅い職場の雰囲気」と戦々恐々する中、最初のお題「図書館で同じ本をとろうとするよりロマンチックな男性との出会いとは」で、アラフォーたちの個人的な妄想が爆発。「靴流通センターで同じサンダルに触れる」（阿佐ヶ谷姉妹・木村）、「はなまるうどんでぶつかってこぼした汁がハート型」（野々村）、「電車の中で遭った痴漢が新しい上司」（大久保）、「辻斬りのタイミングがピッタリ」（関）など、止まらない回答に、解説陣は「何が正解かわからない」と困惑し始めた。さらにお題に関係ない妄想モードに突入し、キムズから「おいババア！」と注意も。

続く2問目は「指名した人にピッタリのニックネームを付けてください」という挑戦的なお題で、予想通り女同士の悪口大会に発展。木村からまちゃまちゃに「三白眼サイボーグ」、野村から木村に「近視のウォーズマン」、大久保から渡辺に「横領万引きGメン」などの回答に会場は爆笑の連続となった。最初の退場は、木村から渡辺へのまさかの姉妹攻撃で「宗教の勧誘員」というテッパンネタを持ち出され、渡辺が退場。続いて大久保が「魔女裁判」で野々村を退場させ、最後は木村と大久保の対決に。勝敗は身を削った回答を出した木村に軍配が上がり、勝利の瞬間は姉の渡辺が思わず舞台に出てきて姉妹で喜びを分かち合った。

本戦では、グループAの板倉対竹若で、竹若が勝利。初戦となったグループCの亮は川島、伊藤ともに敗れてしまった。この結果、伊藤が並み居る芸人たちを差し置き、一番早く決勝トーナメントに進出決定。対戦の詳しい模様や出場者全員の対戦後のコメントは、それぞれお笑いナタリーにて今後掲載する。

次回、4月26日（土）の「グループリーグ予選4」は、グループBの笑い飯・西田とせきしろ、グループCの伊藤とずん飯尾、グループDのケンドーコバヤシと山根、同じくグループDのケンコバとR藤本が対戦。5月、6月の対戦も決定した。いよいよ後半戦を迎え決勝トーナメント進出者が見え始めたダイナマイト関西。チケットは毎回完売となっているので、購入はお早めに。詳しくはダイナマイト関西オフィシャルサイトにて。

ダイナマイト関西2014 ～全日本選手権　グループリーグ予選4～

日時：2014年4月26日（土） 19:00開場 19:30開演
会場：東京・ルミネtheよしもと
料金：前売3000円 当日3500円
インタレスティングプロデューサー：バッファロー吾郎A　実況：ザ・プラン9・浅越ゴエ
対戦（グループB）：笑い飯・西田 vs せきしろ
対戦（グループC）：ずん飯尾 vs 伊藤修子
対戦（グループD）：ケンドーコバヤシ vs アンガールズ山根
対戦（グループD）：ケンドーコバヤシ vs R藤本
ほかエキシビジョンマッチあり