来年2014年1月2日(木)、
これはスラッシュパイル主催ライブイベント「共感百景」の初テレビ番組。テーマに沿ってプレイヤーが自由律の詩を2篇ずつしたため、最後に一番共感を得た最優秀共感詩が決定する。最高顧問は俵万智。プレイヤーはライブ出演経験のある
2時間以上にわたって行われた収録はいつものライブ感そのもの。そこに、和風にしつらえた豪華なセットと、大画面に映し出される美しいイラスト&お題が「共感百景」に大きな花を添え、スタジオ全体のテンションを上げていた。
ルールはライブとまったく同じで、1つのお題で詩を詠むのは4人。その間、ほかのプレイヤーたちは、お題や提出された詩について語り合う。初参加の日村は、彼そのもののキャラクターと豊富なエピソードから素直な詩を制作。詩そのものだけではなく、提出後の解説も含めて笑いの生まれる作品も多かった。同じく小籔も世の中や周囲への不満を織り交ぜた小籔節を炸裂。特に大阪色を意識した詩で、ほかのプレイヤーとの違いや郷愁を感じさせた。
又吉は第1回目のライブ以来久々の参加となるが、短文でまとめあげる細やかな助詞使いには俵もビックリ。光浦は独身女性の共感を得る力強い作品が多かったが、ある男性プレイヤーと反発し合う場面も。同じく西も詩に女性の本音を織り交ぜるも、独特すぎる感性のほうが注目の的に。増子はシンプルながら本音をズバッと突く心地よい作品で好感触。能町の都会を皮肉った作品には、笑いと賞賛の拍手が沸き起こっていた。
優秀賞の経験も多い大橋裕之と、奇妙な言動で注目を集める清野とおるのマンガ家コンビは、ここでもしっかりとおのおのの実力を発揮。大橋の秀逸な作品は、一目でわかる大橋のおどおどしたキャラ込みで高評価へとつながる結果に。清野は多くのファンの期待通り、テレビでもマスク姿で登場。作品はテレビ用とのことだったが、そこから漏れ出る過去やトークでスタジオは大いに盛り上がっていた。果たしてどのような詩が誕生したのか。ぜひ放送をお見逃しなく。
共感百景~痛いほど気持ちがわかる あるある~
テレビ東京 2014年1月2日(木) 23:15 ~ 24:40
<出演者>
MC:劇団ひとり
解説:俵万智
ゲスト:バナナマン日村 / 小籔千豊 / ピース又吉 / オアシズ光浦 / 西加奈子 / 能町みね子 / 増子直純(怒髪天) / 大橋裕之 / 清野とおる
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お笑いナタリー @owarai_natalie
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