音楽ナタリー Power Push - ぜんぶ君のせいだ。
咎憐无「ぜん君。の“新”愛されキャラを目指します」
ぜんぶ君のせいだ。のメンバーを1人ずつクローズアップしていく本企画。今回は2016年12月に加入したピンク色担当の咎憐无(とがれん)に現在の心境を聞いてみた。
取材・文・撮影 / 古川朋久
私、アイドル活動をちょっと甘く見ていたんです。ぜん君。に入ってみて思うことは、思ったよりハードだなって。実家に帰れることもあまりないんですよね。でも時間を忘れるほど本当に楽しくて。ずっとアイドルになりたかったのでうれしいんですけど、いざなってみるとこのあとの自分はアイドルとしてどう表現していったらいいのかとか、悩むことが多いです。プライベートではスターダストのアイドルさんをよく見ていたので、ぜん君。のようなハードなライブはけっこうベクトルが違うんです(笑)。名古屋のCLUB QUATTROでやったライブはハードな曲ばかりで大変でした。私、すぐ汗をかいちゃうんですよね。まだ体力がないのでそこが課題だったりします。
今まで自分が思っていた「優しさ」というものが、ぜん君。に入ってみて意味が変わったというか。厳しいことでもなんでも言ってくれるのが本当の優しさだって気付いて。めぐみん(如月愛海)は新人に対してなんでも思ったことを言ってくれる。ありがたいことです。私、遅刻しちゃったことがあって。「考えが甘い」って、すごく怒られちゃったんです。私も(未来千代)めねも早めに行動することの大切さをあまり理解してなくて、社会人としての常識も欠けていて……でも最近は少しずつですけど成長してきたかなと思います。成長のスピードはとても遅くて、今は社会の厳しさを絶賛味わってるところですね(笑)。当たり前のことができるようにがんばります。
お腹だけ“ぷにっ”てるんですよね(笑)
ぜん君。に入る前の私はけっこう平和に過ごしてきました。アイドル業界に入ってからいろんなアイドルさんが周りにいて、負けたくないというライバル心が芽生えてきましたね。それと同時にメンバーのことも仲間なんですけどライバルという感じに思ってます。めぐみんは全部のことをすごくよく見ているし、ぜん君。にはなくてはならない人。よっちゃん(一十三四)は表現力がすごくて。「ルーザーごすぺる」のときのサビの部分のよっちゃんの動きに一目惚れしてしまいました。あと、あざとい感じがすごくかわいらしいです。ましろちゃんは憧れの存在。ダンスや歌もうまいし、顔もかわいい。顔のタイプはダントツでましろちゃんなんです! よく盗撮して本人に送ってます(笑)。めねはまだキャラが出し切れてないというか、自分でもつかめていないのかなって。よく遠征中は一緒の部屋になるんですけど、2人で語ることも多いです。まだまだ私たちは考えが甘いなって、もっとがんばっていこうって話してます。
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2017年5月10日更新