山本彩「イチリンソウ」 PR

山本彩|ついに本格始動!元国民的アイドルが目指すロックな理想像

元NMB48の山本彩が4月17日にUNIVERSAL SIGMA移籍第1弾シングル「イチリンソウ」をリリースする。

2019年の元日に、ロングヘアを自らバッサリとカットするアーティストビジュアルと共に本格的にシンガーソングライターとして活動していくことを発表した山本。そんな彼女の強い決意を込めたシングル「イチリンソウ」は、プロデューサーに亀田誠治や寺岡呼人を迎えて制作された1枚だ。音楽ナタリーではシングルの発売に際して山本にインタビューを行い、現在開催中のライブハウスツアーの手応えや今後どんなアーティストになりたいのかなど、話を聞いた。

取材・文 / 阿刀“DA”大志 撮影 / 西槇太一

ライブハウスツアーを選んだ理由

山本彩

──現在開催中の全国ツアーの調子はいかがですか?

今、5本終わったところなんですけど(取材が行われたのは3月上旬)、気持ちとしては「まだ5本かあ」という感じです。自分の中ではだいぶ感覚がつかめてきて、緊張感はありますけど、楽しくやらせていただいています。

──緊張感ですか。やっぱりこれまでとは違う感覚があるんですね。

そうですね。お客さんとの距離が近い分すべてを見られている感じがあるし、やっている音楽もこれまでとは違うので。回数を重ねるごとに緊張は増してますけど、やっと楽しさが勝る感じになったかなと思います。

──今回は小さいライブハウスを中心に回っていますが、なぜこのようなツアーにしようと思ったんですか?

この規模感が再スタートには一番いいのかなって。始まってすぐに大きいところでやるよりは、経験を積んだあとにまた大きいところにたどり着くほうが自分には合ってると思うし、自分もライブハウスに通ってたような人間なので、私がそこで感じたライブハウスで観るライブの楽しさを、私のライブに来てくださる方にも感じてほしいなと思って決めました。

──これまでのホールやZeppといったキャパの大きいライブハウスから小さいライブハウスに規模感が変わることでテンション的に変化はありましたか?

ありますね。これまでは客席までの距離が遠かったり、ホールという環境だったりもあって「皆さん、聴いてください」という感覚だったんです。ライブハウスだと音をダイレクトに伝えられるし、距離が近いので今まではできなかった「一緒に楽しみましょう」という感覚でライブができています。今回のツアーで皆さんにもライブハウスでのライブの楽しみ方を見つけてもらえるんじゃないかなと思いますね。

──とても狭い千葉LOOKでのライブなんてすごかったんじゃないですか?

すごかったですね。けっこう息が苦しい感じでした(笑)。

──このような規模感のツアーを回ってみていかがですか?

ファンの方全員と目が合ったり、聴いてもらってるときの表情がよく見えたり、MCのときも皆さんが積極的にこっち側に来ようとしてくれてる感じがするので、そういう距離感が楽しいですね。今は地方を回らせていただいていて、なるべくその土地のことを知ってからMCで話すようにしてたんですけど、お客さんから地元の話を振ってくれたりして、自分発信じゃなくても会話できるのがうれしいです。

──今のところ、何かツアーの課題はありますか?

技術向上はしたいですね。ギターソロでアドリブを弾けるようになったらカッコいいと思っています。

山本彩

これからの人生は甘えてたらあかんな

──まったくの新人だったら、ただがむしゃらにがんばるだけだと思うんですけど、シンガーソングライターとしては、新人とはいえ山本さんみたいに人気グループでの圧倒的なキャリアがあるとステージに向かうときの気持ちの作り方が難しそうですね。

うーん、自分は新人の気持ちで「今までのことは関係ない」という姿勢でやってるので、むしろこれまで私のことを応援してくださっているファンの方のほうが混乱してるのかなって思います。今後はきっとグループにいた頃とは違うライブをやっていくことになるし、ファンの方たちも徐々に私と同じような気持ちになって楽しんでいただけたらいいのかなと思います。

──となると、山本さんには強引すぎるぐらいにファンを引っ張っていく力が必要になりますね。今のところ、お客さんからはどんな感想がありますか?

いろんな意見があるんですけど、好評はいただいてます。ひさしぶりのステージということもあって、ファンの皆さんは曲にノるというよりはしっかり観てくれてる感じです。今後は一緒になってワイワイしてくれるようになればいいなと思ってます。

山本彩

──やっぱり、大きなグループと並行しながらのソロ活動と、完全に1人のシンガーソングライターとしての活動では気の持ち方は変わってきますか?

変わってる……のかな?と思います。こうやってスタートするまでは過去を振り返ることのほうが多かったんですけど、ツアーが始まってからは目の前のこととしっかり向き合えてるし、さらにその先の未来がすごく楽しみに思えるので。それに今までは定期的に実家に帰りたくなってたんですけど、今はそういうことがほとんどなくなるぐらいの気持ちでやれてます。

──それは今の活動にしっかり入り込めてるということですか?

はい。集中できてるし、居心地がいいと思ってます。

──すでにそういう感覚があるんですね。ツアーもそうですし、自らの髪を切っているアーティスト写真や、所属レコード会社の移籍からも「イチからスタートするんだ」という思いを強く感じます。

そうですね。しっかり切り替えて「これからの人生は甘えてたらあかんな」という気持ちなので、そういう意味では気持ちの整理がついたうえで活動できているかなと思います。