Who-ya Extended|「呪術廻戦」OPを歌う謎多きユニット、その正体に迫る

ついに顔出し?

──1月3日に配信されたオンラインライブ「Sony Music AnimeSongs ONLINE 日本武道館」は、Who-ya Extendedとしては初ライブだったわけですが、手応えはどうでした?

Who-ya Extended

今まで一度もライブをやったことがなかったので、僕のことを“Twitterの中の人”くらいに思っていた人もいたみたいで(笑)。ライブのあと、「実在していたんだ!?」っていう声がけっこうあって驚きました。「こんなにリアクションがあるのか!」って。

──これまでは顔も出してなかったので、ファンの皆さんとしては驚きがあったんですしょうね。

Who-ya Extended

「ついに顔出し!」っていう(笑)。特に顔を隠していたつもりもないんですよ、実は。キービジュアルをイラストにしたのは、デビュー曲に大きなタイアップが付いたことも1つの理由だったんです。「PSYCHO-PASS サイコパス 3」の世界観だったり、楽曲そのものを純粋に受け取ってほしいと思ったので。コンプレックスで顔を隠していたわけではないし、ライブで初めて顔出しをしたという感覚もないんです。ライブでキービジュアルが歌っていたらおかしいし(笑)、ここはしっかり自分が出ていくべきだなと。「ちゃんと存在しますよ」ということもわかってほしかったし。

──ワンマンライブのやり方も想定してるんですか?

はい。このご時世なので、いつ実現するかはわからないんですけどね。メジャーデビューして1年以上経つんですけど、応援してくれている方々と1回も直接会ったことがなくて。どんな形にはなるかは決まってないですが、いつもSNSで言葉を送ってくれる皆さんと、もっと近い距離で会いたいですね。僕らの音楽を聴いてくれている人は優しい人が多いんですよ。言葉遣いもきれいだし。

──ファンはアーティストの写し鏡と言いますからね。

だったらいいんですけど(笑)。実際に会って、直接リアクションを感じられたら「もっといい曲を作りたい」という気持ちになるだろうし。なんとか実現させたいですね。

Who-ya Extended

受け取ってくれる人がいないとエンタメにはならない

──現時点でWho-ya Extendedを続けるモチベーション、活動の中でもっとも達成感を覚えるのはどんなことでしょう?

音楽以外でもそうなんですけど、人に何かしてあげるのが好きなんですよ。プレゼントとか、サプライズとか。自分でいうのもおかしいですけど、ホスピタリティがある人間なのかなって(笑)。

──自分のエゴを通すより「他者のために何ができるか?」を優先するというか。

そうですね。「僕が歌うことで、何かが変わることなんてあるのかな?」と思っていたんですけど、ファンの方から「通勤中に聴いて、元気をもらっています」みたいなうれしい言葉をもらうこともあって。どんな活動であっても、それが終着点だと思うんですよ。どれだけ売れても、どんなに大きい会場でライブをやったとしても、「聴いてくれる人がどう思っているか?」を汲み取れないと意味がない。Who-ya Extendedの曲が誰かの日常に寄り添えているとしたら、「自分たちにしかできないことをやれている」と思うし。受け取ってくれる人がいないとエンタメにはならないですからね。

──常にユーザーのことを意識している、と。

いくつかの視点があるんですよね。たとえばアニメの主題歌を作るとしたら、自分の視点、アニメのキャラクターの視点、聴き手の視線を考えているので。そうじゃないと、独りよがりになっちゃうと思うんですよ。それはそれでいいものができるかもしれないけど、現状はいろんな視点を取り入れながら制作したくて。

──一方で「自分の進む道は自分で決めたい」という頑固なところもあって。

そうですね(笑)。主軸は自分発信なので。さっきも言いましたけど、自分に足りないものを付け加えてもらえるのが、クリエイターズユニットとして活動している一番の理由なのかなと。自分1人だけでやりたいことをやったら事故が起きちゃうだろうし(笑)、いろんなクリエイターの力を借りながら、幅広い表現にトライしていきたいと思っています。

──この先の活動にも期待しています! ちなみに音楽以外のクリエイティブでは、どんなことに興味がありますか?

写真と映像が好きですね。父親の影響で、洋画も好きです。この前、「人生で観た方がいい映画100本」というリストが父親から送られてきて。DNAに刻まれているせいか、そのうちの50本くらいはすでに観てました(笑)。