東京スカパラダイスオーケストラ|デビュー30周年記念特集 メンバーインタビューと仲間たちの言葉で刻む 走り続けた30年の軌跡

スカパララバーズによる30周年お祝いコメント&プレイリスト企画

太田光(爆笑問題)

テーマ東京

太田光(爆笑問題)

プレイリスト解説

私の中のスカ好きは、ワガママで許容範囲が狭い。
これじゃレゲェじゃねえかよ!
こりゃロックすぎる!
ジャズぶってんじゃねえ!
ロンドンくさい!
ジャマイカじゃねぇんだから!
ニューオリンズまで行くなよ!と。
じゃあ何がスカなのか?
考えてみたらよくわからない私にしっくりきたのが「東京スカ」。
ロンドンでもジャマイカでもニューオリンズでもない東京。
とはいえ、「チクチッチッ」って言ってくれれば何でもオーケー。
スカズキスカズキ。
そんな基準で聴いてる11曲。
「あの夢を探しに行く」(Sunny Blues 7inch.)って詩は泣かせる。

メッセージ

スカパラは最初からいきなり格好良くて、ずっと登る一方。
音楽として若いジャンルのスカは、若いうちがいいのかと思ってたけど、
スカパラを見てるとそうじゃないなとつくづく思う。
きっとこれから先も格好良くなりつづけるだろう。
30年前私は、伝統芸能とは呼べない漫才は若いうちしか出来ないだろうと思ってた。
でも最近は歳取った漫才もいいんじゃないかと思ってる。
祝30年。
死ぬまで格好良く!

太田光(オオタヒカリ)
1965年5月13日、埼玉県生まれの漫才師、タレント、文筆家。1988年に田中裕二と爆笑問題を結成。テレビ、ラジオ、文筆活動など幅広い分野で活躍中。レギュラー番組にTBS「サンデージャポン」、TBSラジオ「爆笑問題カーボーイ」、TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」など。

斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)

テーマ東京スカパラダイスオーケストラとセッションライブができたときの妄想セットリスト

斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)

プレイリスト解説

スカパラさんとセッションしたことのある6曲と、今後セッションしてみたい4曲でライブのセットリストを勝手に作ってみました。気がつけば皆さんとの思い出にまみれた曲がたくさんです。
ライブの最後は、僕が「いつかスカパラさんの演奏で歌ってみたい」と思うきっかけになった超名曲で燃え尽きる予定です。

メッセージ

いつも大先輩なのに昔からの親友のように接してくれてありがとうございます。先輩方の音楽への接し方、愛情、執念。人との繋がり方、思いやり、優しさ。触れるたびに文字通り背筋が伸びます。
僕のミュージシャン人生の目標の1つに「東京スカパラダイスオーケストラに選ばれたボーカリストとして恥ずかしくないように」というのがあります。いつまでも背中を追わせてくれたら、そしてたまに一緒にライブをやって笑い合えたら最高に幸せです。
30周年、本当におめでとうございます。

斎藤宏介(サイトウコウスケ)
3ピースロックバンド・UNISON SQUARE GARDENのボーカル&ギター。2004年7月結成で、2008年7月にシングル「センチメンタルピリオド」でメジャーデビューする。アニメ「TIGER & BUNNY」のオープニングテーマとして制作した2011年5月リリースのシングル「オリオンをなぞる」で広く注目を集め、2015年7月にはバンド結成10周年を記念したアルバム「DUGOUT ACCIDENT」を発表し、バンド史上初となる東京・日本武道館でのワンマンライブを開催した。結成15周年を迎えた2019年7月にシングルカップリング集「Bee side Sea side~B-side Collection Album~」、トリビュートアルバム「Thank you, ROCK BANDS! ~UNISON SQUARE GARDEN 15th Anniversary Tribute Album~」を発売。

TOSHI-LOW(BRAHMAN)

テーマ漢のスカパラ

TOSHI-LOW(BRAHMAN)

プレイリスト解説

ジャマイカンスカやポップな楽曲で夏フェスで盛り上げる姿も
可愛いおじさん達の顔も若手コラボでのもはや孫とお爺さん感も
もちろん悪いわけじゃねえよ
たださぁ……
暴力日常茶飯事の血生臭いクラブで
ドラッグ決めてる奴らを横目にレコードから流れてくるこういうのが
昭和生まれの肌に馴染むんだわ
健全で明るく楽しいだなんてつまらねえ正論の薄っぺらい正義吐く令和に
タバコの煙、薄暗いキャバレー、安いウイスキー、ハードボイルド……
メンバーの事故や脱退、不慮の死などの不幸が続いた激動期のスカパラを
強力に立て直した漢気と色気の溢れる昭和な10曲。

TOSHI-LOW(トシロウ)
1974年生まれ、茨城県出身。1995年にBRAHMAN を結成しボーカルを務める。1996年、初のミニアルバム「Grope Our Way」をリリースし、1999年にシングル「deep / arrival time」でメジャーデビュー。2005年にはアコースティックバンド OAU(OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND)としての活動も開始する。2011年3月11日の東日本大震災以降ライブ中にMCを行うようになり、震災の復興支援を目的とした活動を積極的に展開。2019年5月には息子のために作り続けた弁当をまとめた書籍「鬼弁~強面パンクロッカーの弁当奮闘記~」を刊行した。

峯田和伸(銀杏BOYZ)

テーマ夏の夕方にアイス食べながら聴いてほしい10曲

峯田和伸(銀杏BOYZ)

プレイリスト解説

今までスカパラを知らなかった皆様へ。
あなた方は幸せです。
これからの暮らしに、
新しく彼らの音楽が鳴り響く世界が待っているなんて。

メッセージ

東京スカパラダイスオーケストラは妖精たちです。街から街へ。海をこえて空をわたって。世界じゅうの人たちが踊っちゃう。福島のルードボーイも浅草の兄ちゃんもマドリードのコソ泥もサンチアゴの子どもたちも。包まれる音楽に手をふって。
スカパラ30周年おめでとうございます。そして、どうもありがとうございます。

峯田和伸(ミネタカズノブ)
1977年12月10日生まれ、山形県出身。1996年にロックバンドGOING STEADYを結成し、CDデビュー。2003年、GOING STEADY解散後に銀杏BOYZを始動させる。2017年には7月から3カ月連続で「エンジェルベイビー」「骨」「恋は永遠」とシングルをリリース。2019年1月には2度目の日本武道館公演「世界がひとつになりませんように」を開催した。音楽活動と並行し、2003年公開の主演作「アイデン&ティティ」で銀幕デビュー。以降もNHK連続テレビ小説「ひよっこ」、「高嶺の花」といったドラマに出演している。

YONCE(Suchmos)

テーマローカルヒーロー

YONCE(Suchmos)

プレイリスト解説

もしスカパラがローカルで活動をしているバンドで、地元のハコでライブを観るとしたらどんな曲を観たいかなあ……と想像しながら選びました。

メッセージ

30周年おめでとうございます。
キングストンでもロンドンでもなく、東京でしか生まれ得なかったSKAをこれからも聴かせてください。

YONCE(ヨンス)
神奈川県茅ヶ崎市出身、6人組バンド・Suchmosのボーカル。Suchmosは2015年4月にデビュー盤「Essence」を発表し、7月に初のフルアルバム「THE BAY」をリリース。2016年には「STAY TUNE」がHonda「VEZEL」のCMソングに起用され大きな注目を集めた。2017年に自主レーベルを立ち上げ、第1弾作品「FIRST CHOICE LAST STANCE」を発表。2019年9月には神奈川・横浜スタジアムでのワンマン公演が控えている。

TAKUMA(10-FEET)

テーマ一緒に歌いたくなる名曲と身体が勝手に踊り出す曲達

TAKUMA(10-FEET)

プレイリスト解説

東京スカパラダイスオーケストラのプレイリストを作るならやっぱりライヴを連想して作ってしまう。
「DOWN BEAT STOMP」やゲストシンガーを迎えての名曲達は勿論入ってくるのですが、
僕らがスカパラと出会った頃、ライヴを観た時にそれ以外の曲でライヴの強烈なアクセントになって印象に残っていたのは、スカパラアレンジされた名曲のカバー曲だ。
その中でも疾走感とバンドサウンド、そしてホーンセクションによって料理された「ルパン三世 '78」はまるで「太陽にほえろ」のテーマの如く、アンバーな夕陽をも連想させて、エモーショナルかつスリリングに駆け抜けてゆく様で、そんなシーンが僕の脳裏に焼き付いている。
最近よくやるカバーでは「ゴッドファーザー愛のテーマ」も大好きだが、
ロシア生まれの大人気ゲーム「テトリス」のBGMでもお馴染みの「ペドラーズ」は勝手に身体が動き出す。
月並みな表現だが「勝手に身体が動き出す」しかもその曲に相応しい動きをみんなが一斉に踊り出す。
そんな事が出来るバンドと楽曲が日本にどれだけ存在するだろうか?
曲を知らない初めてライヴでその曲を聴いた人達も、まんまと曲にピッタリの動きで踊っている様に思える。
スカパラのアレンジと演奏力とグルーヴを超えるバンドをあまり観た事が無い。

メッセージ

現場で会えたり一緒にライヴをやる度にいつも沢山学ばさせて貰ってます。
一緒に居るだけでスカパラ先輩の心のハンサムエキスを分けて貰えると言うか、
とても前向きなマインドになれます。
優しくて楽しい人柄から出るポジティブな気に心がフックアップされる様な気持ちです。
いつも失礼ばかりしておんぶに抱っこして貰いっぱなしですが、
これからも仲良くして貰えたら嬉しいです。

NAOKI(10-FEET)

テーマ早く打ち上げ行きましょう!笑笑

NAOKI(10-FEET)

プレイリスト解説

ライヴ後の打ち上げが楽しそうな集まりです。
打ち上げを前提としたライヴのセットリストのイメージで曲順を考えました。
10-FEETが1曲目な理由は早く呑みたいからです 笑笑
先輩達は最後まで緊張感を持っててほしかったので後半に集めました 笑笑

メッセージ

30周年おめでとうございます。
いつも楽しく優しく接して頂きありがとうございます。
GAMOさんだけでなく、いつかメンバー皆さんを持ち上げさせてください。
これからも仲良くしてくださいね♪♪
宜しくお願いします!

KOUICHI(10-FEET)

テーマ僕が仮にスカパラメンバーだったとしたらこの曲順でゴリ押ししたいであろう曲達

KOUICHI(10-FEET)

プレイリスト解説

僕が仮にスカパラメンバーだったとしたら、
ライブでやってみたいし聴いてみたい曲を中心に選びました。
最後の「閃光」は僕メインボーカルでやりたいです 笑

メッセージ

30周年おめでとうございます!
まだまだ背中追いかけたいので40周年、50周年目指してこれからも突き進んでください!
そして僕たちの事もまだまだ可愛がって下さいね!

10-FEET(テンフィート)
TAKUMA(Vo, G)、NAOKI(B, Vo)、KOUICHI(Dr, Cho)によるスリーピースバンド。メロディックパンク、ヘヴィメタル、レゲエ、ヒップホップ、ギターポップ、ボサノバなどのさまざまなジャンルを取り入れたサウンドで人気を集めている。日本はもとよりアメリカや韓国、台湾でもライブを行うなど、活動の幅を世界に広げている。また地元・京都で主催するフェス「京都大作戦」も例年好評を博している。2019年7月に18th single「ハローフィクサー」をリリースし、10月からはワンマンツアーを開催する。

2019年8月14日更新