今日テストで……ボロボロでした

──中学生で留学して全米デビューして、流行りのJ-POPを聴かないという、普通の15歳とは違う経験を積んできた當山さんですが、現役の女子高生なんですよね。

はい、JKです！ 今日テストで……ボロボロでした（笑）。

──お友達とはどのような話をするんですか？

K-POPやボカロは聴くので、同じような音楽が好きな友達としゃべったりとか。基本音楽にまつわる話をしています。最近は友達がオススメしてくれる音楽も聴くようになって、ジャニーズも聴くし、RADWIMPSとかバンドも聴くし雑食になってます。勉強も……できないですけど（笑）、楽しんでやってます。

──中学生のときはどんな学生だったんですか？

留学する前は大阪にいて、本当にみんなと話が合わなかった。それが「Fallin' Out」の冒頭の内容だったりするんですけど。でも留学から帰ってきてからは、中学校にアメリカの文化に詳しい子がいたので楽しく毎日を過ごしていました。

──お話を聞いてるとどの環境もすごく楽しんでいるようですが、歌っている曲は決して「毎日楽しい！」っていう内容ではないですよね。「I Wanna NO feat. SHUN」には怒りが込められていますし。どこに対しての怒りなんでしょうか？

積み重なってます。例えば「I Wanna NO feat. SHUN」だったら、なんでみんなこんなに「ハイ」「ハイ」言ってねんやろうっていうのがこの曲の始まりで。

──それは学校のクラスメイトに対して？

学校もそうだし、ダンススクールとかでもそうだし、いろんなコミュニティに行くたび、ハイハイ言ってる景色をよく目にするから「なんなんだ！」と思って。

──いろんなコミュニティに行ってるぶん、いろんな人を見てるんですね。

そうです。いろんなところに飛び込むのも好きだし、飛び込ませてくれる環境があるので。見てて思うことを書いてます。

──「Hysteric Girl」もヒヤッとする内容ですよね。

これはある女の子の話ですね。

──「泣きたい筈なのにうまく泣けない すぐに大人になんてなれない」とかは特に15歳のリアルな感情だなと思いました。

主人公は自分ではないですけど、その子が思ってる気持ちを代弁するのに、自分の気持ちもうまく織り交ぜていけたらなと思っていて。それでみんなが共感してくれたらうれしいです。

校則が厳しい女の子でも真似できるファッションやメイク

──ファッションやメイクも個性的ですよね。

カッコよくしようってスタッフの皆さんにいろいろ提案して、その結果お団子ヘアと跳ね上げアイラインが採用されました！ 「當山みれい＝団子」「當山みれい＝跳ね上げアイライン」っていうイメージが定着したらいいなあと思って、最近Twitterで「#no団子noswag」っていうハッシュタグを作ったり、「きょうのだんご」って団子の写真を載せたりもしてるんです。

──イメージを定着させたいのはどうしてですか？

ファッションやメイクにも自分の個性的な部分を持っておくのはすごく大事なことだと思うので。あと自分もそうなんですけど、高校生って校則があって茶髪にしたりエクステつけたりできないじゃないですか。なので黒髪でもかわいくできたら参考にもなるかなと。メイクも、放課後や休みの日なら高校生でも楽しめるし。なので校則が厳しい女の子でも、放課後はお団子と跳ね上げアイラインでエッジィに街を歩ける！ってなればいいなと思ってます。

──ファッションやメイクにはもともと興味があったんですか？

ありました。放課後にメイクの練習したり、休みの日に友達と遊びに行くときに三つ編みパーマしたりしてました。

──そういうのは何を参考にしていたんですか？

雑誌や海外のスナップです。あとアメリカにいたときには、海外の人がやってる原宿のスナップサイトをチェックするようになったので「海外から見た日本」みたいなものも逆輸入で取り入れてます。

ライブで47都道府県全部を回ることが夢

──これから日本でデビューですが、具体的な目標はありますか？

ライブで47都道府県全部を回ることが夢です。例えば東京、大阪、名古屋だけだと、それ以外の方たちは遠くから時間をかけて来なきゃいけないじゃないですか。

──特に若い人だと遠出もしづらいですしね。

そうなんですよね。ライブって高いし、学生には交通費もイタイので（笑）。なのでこっちから近くへ行って、いろんなファンの方と触れ合えたらいいなと思っています。