この3年間、どの瞬間も大切だった

──高嶺のなでしこがメジャーデビューしてから2年弱。1stアルバムは、今の高嶺のなでしこのベスト盤とも言える作品です。グループ結成からは3年が経ちましたが、皆さんにとって、この3年間はどんな期間でしたか？

星谷　メンバー同士の仲が深まった3年間だと思います。遠征やツアーをたくさんさせていただき、長い時間一緒に過ごしたことで、メンバーのことをたくさん知ることができました。また、ライブのキャパシティもこの3年でどんどん大きくなっていって。私はそのたびに不安だったけど、ファンの方がいっぱい宣伝してくれたり友達を呼んでくれたりして、皆さんのお力もお借りして高嶺のなでしこは成り立っているんだと強く実感しました。

星谷美来

葉月　私にとってこの3年間は、お姉さんメンバーたちの背中を追いかけながらがんばってきた期間でした。メンバーとの仲が深まり、みんなのことがもっと大好きになりました。今回、大好きなみんなとの思い出が詰まった1stアルバムをリリースできることがうれしいですし、今後も高嶺のなでしことしてたくさんの楽曲を歌っていきたいです！

籾山　この3年間、ずっとファンの皆さんの支えを実感しています。「TOKYO IDOL FESTIVAL 2022」で初めてステージに立ったときは誰も私たちの名前なんて知らなかったと思うんですけど、今年は幕張イベントホールでとても素敵な景色を見ることもできて、それはすべてファンの皆さんのおかげだなって。1stアルバムの16曲すべてに思い出がありますし、この3年間、どの瞬間も全部が大切だったなと思います。

松本　3年前の結成当初は、楽しみな気持ちと同じくらい不安もありました。だけど今ではそんな不安もなく、毎日楽しく活動できています。落ち込むことがあっても、メンバーとファンの皆さんの支えで乗り越えることができました。アルバムのタイトル「見上げるたびに、恋をする。」も、私はすごく気に入っています。ファンの皆さんにはステージを観るたびに私たちに恋をしてほしいし、アルバム1曲1曲を恋する気持ちで聴いていただけたらうれしいです。

──1stアルバムのスペシャル盤にはミュージックビデオのオフショットなどが掲載されたスペシャルブックレットとプレミアムイベント応募券が付属し、初回限定盤には“Making Movie”が収録されるなど、豪華な内容になっていますね。

籾山　ブックレットには、懐かしいものから最近のものまでメンバーの写真がたっぷり掲載されています。また、DVDではミュージックビデオの撮影現場の裏側も見られるのでぜひ楽しみにしていただきたいです。私たち、待ち時間にみんなで“たけのこニョッキ“をするようなグループなんですよ（笑）。DVDを観て「高嶺のなでしこって普段はこんな感じなんだ」と思っていただけたら。

籾山ひめり

今も毎日新しい発見がある

──1組目のメンバーに続いて、皆さんにも高嶺のなでしこが持つ武器や強みを挙げていただければと思います。

籾山　いろんな楽曲があり、青春感、かわいらしさ、強さ、切なさなどさまざまな表現ができるところが高嶺のなでしこらしさだと思っています。アイドルシーンにはかわいさ1本、カッコよさ1本を追求しながら活動されているグループもいて、それもすごく素敵だと思います。一方、私たちのサウンドプロデュースをしてくださっているHoneyWorksさんはいろんな世界観を作り上げてくださるので、それに合わせて私たちも曲ごとに表現が変わっていきます。時には主人公になり、時にはモブになり、いろんなキャラに変化できるのが私たちの強みだと思います。

葉月　高嶺のなでしこは、メンバーみんな個性が強くてかわいいんです。ももなん（松本）は本当にかわいくて優しくてふわふわしたところ、ひめちゃんはカッコよくてリーダーシップがあるところ、みくるんはキュルンとしたあざとさと賢さを兼ね備えているところが素敵。どのメンバーを見ても素敵な部分がいっぱいあるので、高嶺のなでしこの知らない方も一度パフォーマンスを観れば絶対に推しが見つかるはず！

──葉月さん自身の素敵なところは？

葉月　えっ、私ですか？ なんだろう。静かなところとか、白っぽいところかな……。

星谷　紗蘭の魅力は透明感！ あと歌声も好き。ライブでいつも「いい声だな」って思うよ。

籾山　前髪を上げるようになってから、清楚感が強くなったし凛とした大人っぽさも加わって魅力的になった！

松本　さあちゃんは私の癒やしです！ 声も癒やしボイスだし、包み込んでくれる優しさがあるので、いつも「さあちゃん！」と抱きついちゃいます。

葉月　いっぱい褒められて恥ずかしい（笑）。うれしいです！

左から星谷美来、松本ももな、葉月紗蘭、籾山ひめり。

──お互いのよさをすぐに言葉で伝え合えるのも、皆さんの素敵な点だと思います。

星谷　ホントに9人それぞれに魅力があるし、3年間一緒にいてもいまだに毎日新しい発見があるんですよね。それが楽しいし、少しでも多くの人にその魅力が届いたらいいなって。ライブパフォーマンスだけじゃない高嶺のなでしこの魅力を楽しんでいただきたいです。

松本　衣装も高嶺のなでしこの魅力の1つだと思います。今のアイドルさんは、それぞれメンバーカラーをあしらったボリューム感のある衣装が主流だと思うんですけど、私たちは全員同じデザインなんです。上品で清楚で統一感がある衣装は、高嶺のなでしこの特徴であり武器だと思います。

──では、来年2月に始まるライブツアー「高嶺のなでしこ Live Tour – Bouquet of 9 Flowers」への意気込みを聞かせてください。

葉月　今回のツアーもたくさんライブをさせていただきます。以前のツアーのときよりもさらにたくさんの方に来ていただけるよう、アピールをしていきたいです。また、4月にはアジアでの公演も予定されています。日本の方にも、海外の方にも楽しんでいただけるライブを作りたいと思います。

松本　ツアーファイナルの会場は、東京国際フォーラム ホールA。とても大きなステージを用意していただいてうれしいのと同時に、不安もあります。リリースイベントなどを通して1人でも多くの方に高嶺のなでしこに興味を持っていただき、ツアーの動員につなげていけるようがんばらなきゃいけないなと思っています。

──最後に、キャプテンの籾山さんに伺います。2026年は高嶺のなでしこにとってどんな年になると思いますか？

籾山　2026年はツアーや大きなステージでのコンサートがすでに決まっていて、皆さんからの期待を強く感じるので、大きく羽ばたける1年にしたいです。結成4年目に突入しましたが、私たちはまだまだ高嶺のなでしこの魅力を追求し続けていますし、その魅力をもっとたくさんの方に届けたいと思っています。高嶺のなでしこがもっと高みに行けるように、ファンの皆さんやスタッフさんと協力し合って精力的にがんばっていきます！

高嶺のなでしこ