ナタリー PowerPush - tacica

1年を経てついに本格再始動 映像とともに振り返る"tacica史"

札幌で結成され、インディーズ時代から絶大な人気を誇る3ピースバンド、tacica。2007年に1stミニアルバム「Human Orchestra」を発表し、メディアにほとんど露出しない活動スタイルながらもその音楽性と実力のみで着実にファンを増やしてきた。しかし2010年春、全国ツアーと初の日比谷野外大音楽堂ワンマンライブを控えてメンバーの坂井俊彦(Dr)が前縦隔腫瘍を発症。坂井はそのまま入院加療に入り、バンドは事実上の活動休止状態となった。

tacicaはどうなってしまうのか──ファンや周囲の心配を感じつつも、残されたメンバーは地道に楽曲制作を続け、坂井も治療とリハビリに専念。その甲斐あって、今年の元日には坂井の完治と本格的な活動再開が発表され、ファンの間からは大きな喜びの声が上がった。

バンドは活動再開の第1弾として、3月16日には約1年ぶりのシングル「命の更新」をリリース。辛い出来事を乗り越えて3人が新たな一歩を踏み出すのを記念し、ナタリーではtacicaの軌跡を過去のビデオクリップ映像とともに振り返る。tacicaの魅力をよく知るファンはもちろん、これまで彼らの音楽に触れてこなかった人たちにも、「tacicaとは何なのか」を感じ取ってもらいたい。

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2005年4月
現在のメンバーである猪狩翔一(Vo, G)、小西悠太(B)、坂井俊彦(Dr)の3人で本格的な活動を開始。札幌市内のライブハウスを中心にライブを続ける。
2005年11月
ライブ会場限定で自主制作盤「アナフィラキシー」を発売。
2007年2月
ライブ活動を通じて徐々に人気を高める中、500枚限定の自主制作盤「Human Orchestra」をライブ会場およびCDショップ「音楽処」で発売。現在もライブで人気のナンバー「HERO」など5曲を収録したこの作品は、発売後間もなく完売する。
2007年6月
「Human Orchestra」の全国流通盤をリリース。発売当初は全国の約10店舗のみでの販売だったが、急激な売れ行きを受けタワーレコード全店に販売店舗を拡大。タワーレコードインディーズチャートで1位を記録したほか、各地のインディチャートでも上位にランクイン。tacicaの名前を全国に知らしめるきっかけとなった。
2007年9月
初の全国ツアー「TOUR Human Orchestra」を開催。各地に大きな反響を呼ぶ。
2007年12月
東名阪ツアー「2007 TOUR 三大博物館」を開催。
2008年1月
自主レーベル「LilBallet」を設立し、1stシングル「黄色いカラスe.p.」をリリース。オリコンインディーズウィークリーチャート1位、シングルウィークリーチャート16位に入る大ヒットとなり、全国的な人気バンドとしての地位を確立した。

PV「黄色いカラス」ダイジェスト映像

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インディーズ時代を代表するナンバー。シンプルかつ力強いバンドアンサンブルに猪狩のハスキーなボーカルが乗り、楽曲の持つメッセージ性を熱く訴えかけてくる。

2008年3月
全国19公演にわたるツアー「Tour First Ballet 2008」を開催。東京・下北沢SHELTER公演のチケットは即日完売。ほかの地域でも完売が相次ぐ。
2008年4月
待望の1stフルアルバム「parallel park」をリリース。彼らの情感豊かな音楽性がフルに発揮されたこの作品は、オリコンインディーズウィークリーチャートで3位にランクイン。

PV「人間1/2」ダイジェスト映像

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疾走感あふれるギターの音がたたみかけるように鳴り響く中、ドラマチックな歌声が生きていく上の切実な思いを吐き出す。前作からさらに深みを増した世界観が広がっている。

PV「HERO」ダイジェスト映像

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バンド初期から現在に至るまで、高い人気を誇る1曲。熱く激しいバンドサウンドを貫く緊張感が、聴く者の心を引きつける。

ニューシングル「命の更新」 / 2011年3月16日発売 / 980円(税込) / SME Records / SECL-954

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CD収録曲
  1. 命の更新
  2. 贅沢な蠟燭
tacica(たしか)

2005年に札幌で結成された3ピースバンド。メンバーは猪狩翔一(Vo, G)、小西悠太(B)、坂井俊彦(Dr)の3人。札幌を拠点としてライブ活動をスタートさせ、叙情的な世界観と骨太のロックサウンドが絡み合うステージで、着実にファンを増やしていく。インディーズ時代にリリースしたシングルやアルバムは、いずれも全国チャートで上位にランクイン。2008年4月発売の1stフルアルバム「parallel park」はオリコンインディーズチャートで3位を記録した。同年10月に所属レーベルをSME Recordsに移し、さらに活動を充実させる。2009年には2ndフルアルバム「jacaranda」をリリース。バンド史上最大規模の全国ツアー「パズルの遊び方」も大成功のうちに終了した。2010年4月、全国ツアーと初の日比谷野外大音楽堂ワンマン公演を目前に控えて、坂井が病気療養に入りライブ活動を休止する。その後同年9月に坂井が退院してバンドに復帰。2011年3月に約1年ぶりとなるシングル「命の更新」を発売し、4月には約2年ぶりのオリジナルアルバム「sheeptown ALASCA」をリリースする。