ナタリー PowerPush - tacica

1年を経てついに本格再始動 映像とともに振り返る"tacica史"

2008年5月
初のワンマン公演4公演を含む全国23公演のツアー「TOUR parallel park」がスタート。ワンマン4公演はいずれもチケットがソールドアウト。ツアーファイナルは東京・代官山UNITで行われ、大盛況となる。同年夏には全国各地のライブイベントにも精力的に出演し、ファン層をさらに拡大した。
2008年9月
People In The Box、THE NOVEMBERS、serial TV dramaとのスプリットツアー「確か、人々は11月に連ドラを演ズル」を渋谷、名古屋、心斎橋のCLUB QUATTROにて開催。ロックシーンの注目株が集結したイベントとして、リスナーから大きな反響を得る。
2008年10月
所属レーベルをSME Recordsに移籍。1stアルバム「parallel park」をSME Recordsより再リリースする。メジャーデビュー後もメディアにほとんど露出せず、地道にリリースとライブのみを重ねていく活動スタイルは変わらず。音楽ファンの間の口コミだけでその後もファン層を拡大していく。
2008年12月
渋谷、名古屋、心斎橋のCLUB QUATTROにてワンマンツアー「三大博物館 新館特別展~ワンマンの夜明け~」を開催。チケットは全公演ともソールドアウト。
2009年1月
2ndシングル「人鳥哀歌e.p.」をリリース。オリコンシングルウィークリーチャートで7位にランクイン。

PV「人鳥哀歌」ダイジェスト映像

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自身の揺れ動く心をペンギンになぞらえた楽曲。猪狩のボーカルはさらに説得力を増し、3ピースの編成は変わらないままアレンジはよりソリッドに。彼らの急成長を感じられる1曲となった。

2009年4月
3rdシングル「メトロ」をリリース。このシングルは東京の地下鉄にちなみ、9色9パターンのジャケットで期間限定発売された。シングルのリリース直後には全国5会場でワンマンツアー「パズルの始め方」を開催。全公演ともソールドアウトする。
2009年5月
2ndフルアルバム「jacaranda」を発売。前作より約1年ぶりとなるこのアルバムで、歌詞世界の広がりや深みのあるバンドアンサンブルをリスナーにアピール。彼らの成長を存分に感じさせた。リリース後からはバンド史上最長の全国ツアー「パズルの遊び方」を敢行。全国のファンにアルバムの世界を届けた。

PV「メトロ」ダイジェスト映像

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斉藤ネコアレンジのストリングスを取り入れ、音楽性のさらなる拡大に挑戦したミディアムチューン。スタイリッシュなアレンジはtacicaの持つ熱量と不思議とマッチし、彼らの魅力をさらに増大させた。

PV「アトリエ」ダイジェスト映像

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2ndアルバムで新しい世界を手に入れたことをアピールするようなリード曲。これまでのtacicaのイメージとはひと味異なる、エッジの効いたギターと重厚なリズムが印象的なナンバーだ。

ニューシングル「命の更新」 / 2011年3月16日発売 / 980円(税込) / SME Records / SECL-954

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CD収録曲
  1. 命の更新
  2. 贅沢な蠟燭
tacica(たしか)

2005年に札幌で結成された3ピースバンド。メンバーは猪狩翔一(Vo, G)、小西悠太(B)、坂井俊彦(Dr)の3人。札幌を拠点としてライブ活動をスタートさせ、叙情的な世界観と骨太のロックサウンドが絡み合うステージで、着実にファンを増やしていく。インディーズ時代にリリースしたシングルやアルバムは、いずれも全国チャートで上位にランクイン。2008年4月発売の1stフルアルバム「parallel park」はオリコンインディーズチャートで3位を記録した。同年10月に所属レーベルをSME Recordsに移し、さらに活動を充実させる。2009年には2ndフルアルバム「jacaranda」をリリース。バンド史上最大規模の全国ツアー「パズルの遊び方」も大成功のうちに終了した。2010年4月、全国ツアーと初の日比谷野外大音楽堂ワンマン公演を目前に控えて、坂井が病気療養に入りライブ活動を休止する。その後同年9月に坂井が退院してバンドに復帰。2011年3月に約1年ぶりとなるシングル「命の更新」を発売し、4月には約2年ぶりのオリジナルアルバム「sheeptown ALASCA」をリリースする。