スティーヴィーらしい「FLY AWAY」

──「FLY AWAY」は今までのDa-iCEの楽曲ラインナップにないR&Bナンバーですね。

想太　はい。さわやかでいつ聴いても気分がアガるっていう。僕らにとって新しいタイプのナンバーになりました。

スティーヴィー　Da-iCEの曲は今までファストテンポのものやダンサブルなものが多かったけれども、こういうゆったりとした曲も歌える柔軟さのあるグループだってことが今回よくわかりました。

颯　めちゃめちゃ「スティーヴィー・ホアンの曲！」って感じですよね。

大輝　そう。イントロでもう「あ、これスティーヴィーだ」ってわかる。

スティーヴィー　候補を何曲か渡したけれど、その中でこの曲を選んでくれたっていうのはすごくうれしかったです。自分らしい曲ができたと思ってたし。

雄大　あと今回が僕らにとって初めてのコラボレーションで、その相手がスティーヴィーっていうのはホントにありがたかったです。最初にして最高。もうこれが最後のフィーチャリングでもいいくらい。

Da-iCE一同　あははは（笑）。

想太　さすがに最後じゃないだろ！

颯　まだもうちょっとやれるわ（笑）。

歌うときに心がけるもの

──スティーヴィーさんのアルバムに入っている「FLY AWAY」はすべて英語詞です。Da-iCEのボーカル2人は大変だったのではないでしょうか？

雄大　まず「楽しい」が一番ではあったんですけど、確かに難しかったです。

スティーヴィー　すごくいっぱい覚えなきゃいけないことがあったんじゃないですか？

想太　言葉もそうですけど、リズムも違うんです。英語詞の曲は英語特有のリズム感がある。

──スティーヴィーさんは2人の歌い方についてはどう感じました？

スティーヴィー　昨日英語バージョンと日本語バージョンを両方聴いたらどちらもすごくよかった。本当に素晴らしいパフォーマンスをしてもらったと思ってます。

──「FLY AWAY」を歌うときのポイントは？

スティーヴィー　この曲に限らずどんな曲でもそうで、内容をちゃんと理解してるとすごく歌いやすくなると思います。どこか共感する部分があると、ベターに歌えるんじゃないかなって。あとはやっぱり情熱を持つこと。そこは昨日2人が日本語で歌ってたときにちゃんと伝わってきました。情熱を持って歌えば、言葉がわからなくても気持ちが伝わってくるんですよね。

“ザ・スティーヴィー”曲の魅力

──スティーヴィーさんがオリジナルアルバムを出すのは3年ぶりです。どれぐらいの時間を制作に費やしたんでしょうか？

スティーヴィー　2年ぐらいですね。通常はすべての制作工程に8～12カ月ぐらいかけるんですけど、今回はとにかくしっかり時間をかけて作りたいと思っていて。

──「FLY AWAY」のコラボレーションの話はいつ頃出てきたのでしょうか？

スティーヴィー　けっこう初期の段階にもらってました。最初はDa-iCEらしい曲を書こうと思ったんですが、いろいろ話を進めていった結果、自分らしい曲をいくつか書いて、その中から選んでもらうのがいいと思ったんです。皆さんが自分の曲を聴いて育ったというので、だったらと。

雄大　その中からこの曲が“ザ・スティーヴィー”だなって。

想太　この曲はスティーヴィー以外には書けないです、絶対。

──Da-iCEの皆さんにとってスティーヴィーさんの音楽とはこういうものだ、っていうイメージはありますか？

大輝　優しい感じですね。

想太　うん、優しい。そしてさわやかさ、爽快さというか重さがない感じ。ずっと聴いてられる。

雄大　僕は納豆が好きなんですけど、納豆と同じくらい好き。

想太　納豆と一緒にしないでください！

雄大　それぐらい好きってことで。

想太　いやもっとなんかあるでしょ。

雄大　あはは（笑）。あとは声の印象がすごく強いです。優しい感じの声がトラックと混ざって音を広げていく。トラックと響き合ってるようなイメージがあります。