SCANDAL インタビュー

ミート＆グリートを終えて

──これまでにもミート＆グリートは何回か経験していると伺っていますが、皆さんがファンの方と直接触れ合う機会はなかなかないと思います。今回も貴重な時間だったのでは？

TOMOMI（B, Vo）　この距離でファンの方とお話しできるのは貴重な機会です。ライブ直後の熱量を持って、皆さん思いを伝えてくれるのですごくうれしかったです。

HARUNA（Vo, G）　とにかくライブに来てくれている人と話せるのがうれしいです。どういうきっかけで私たちのことを知ってくれたのかとか、そういうことを知れて、とても楽しかったですね。

RINA（Dr, Vo）　SNSじゃなくて直接言葉を聞ける機会はあまりないし、みんなの表情を見てお話しできるのですごく特別感がありましたね。

MAMI（G, Vo）　自分たちの作品やパフォーマンスが聴いてくれた人たちの糧になっているのを改めて知れた貴重な機会でした。声を直接聞くと、「よし、もっとがんばろう」って思えます。

このツアーは絶対見逃しちゃダメ

──今回は2月に発表したアルバム「HONEY」を携えて行っているツアー「SCANDAL TOUR 2018 "HONEY"」の3公演目でのミート＆グリートだったので、ツアーのお話も聞かせてください。

RINA　SCANDALはメジャーデビューしてから10年、バンド結成から12年が経つんですけど、やっと自分たちのやりたいことにたどり着いたなっていう実感があるんです。メンバー全員が「これは私たちがやるべき音楽だな」って、そういう確信みたいなものを初めて感じていて。アルバム制作時からツアーのことを思い描いていたので、各会場で私たちが思い描いていたような景色を観ることができて感激しています。毎回本当にファンのみんなからエネルギーをもらう感じがしますね。

HARUNA　いつものツアーだと本数を重ねていくごとにそのツアーで見せたいものを見せられるようになっていって、終盤に向けて完成してく感じがするんですけど、今回は初日から完成した状態でパフォーマンスを届けられているという実感があって。自分たちのスキルが上がった部分もあるかもしれないんですけど、アルバム自体が持っている力がすごいんだと気付かされました。いつもよりすごく肩の力を抜いてパフォーマンスできているんですよね。無理していないと言うか、ありのままの姿でステージに立っている感じがすごく気持ちいいです。

MAMI　安定感があると言うか、自分たちも安心して初日から挑めるツアーなんですよね。それはアルバム制作段階からツアーのセットや衣装のイメージがあって、「こういう見せ方をしたい」というのがあったからだと思います。アルバム作りからスムーズに完成していったツアーなんですよね。自分たちの自信の持ちようとしては、過去最大っていう感じがしています。

──SCANDAL史において大事なツアーだと。

HARUNA　そうそう。そして、もっともっと私たちのことを知ってもらえるツアーだと思う。

TOMOMI　ホールツアーは3年ぶりなんですけど、3年前は作り込んだショーとして見せたいという思いが強かったんです。今回はもっと肩の力を抜いて自分たちに一番似合うものを身に付けている感覚です。

RINA　みんなが言う通り、「このツアーは絶対見逃しちゃダメだぞ」って自信を持って言えます。そんなツアーになっていると思います。