心に響く歌詞ばかり

──シングルには「Love Magic」「You're My Sunshine」「Shine on The Road」という3曲のカップリング曲もあります。

莉子　「You're My Sunshine」は1stシングル収録の「You」の対極にあるような曲と言うか。「You」では実った恋のことを歌っているのに対して、「You're My Sunshine」では実らなかった恋のことを歌っているんです。

──「Love Magic」はJanne Da Arcのkiyoさんが、「Shine on The Road」は乃木坂46への楽曲提供などで知られるCarlos K.さんとAkira Sunsetさんのコンビが手がけられました。

莉子　ホントに作曲してくださった方々が豪華なんです。「Love Magic」は「左手のリング なんだか嫌ね」という歌詞があって、聴いていていろんなことを妄想しちゃうような大人の恋の歌で。「Shine on The Road」は初心を忘れずにがんばろうということを歌った曲で、自分たちにとっての応援ソングでもあるし、ファンの方たちに向けた応援ソングでもあります。LTGの曲って心に響く歌詞ばかりで、自分自身と照らし合わせられるような、身近に感じられる歌詞が多いんです。

──どの曲もSean Shellerさんが作詞を手がけていますね。

南桜　ホント天才だと思います。この方の影響を受けて、自分でも歌詞を書いてみたいなと思うようになりました。

莉子　LTGの中で優勝したグループが新曲を2曲もらえるという配信番組の企画があって。結果私たちが優勝できたので、プロデューサーさんに1曲はメンバーで作詞したいとお願いしたんです。

南桜　メンバー1人ひとりの言葉を曲に入れたいよね。

LTGの中で特別なグループになりたい

──7月21日にはTSUTAYA O-Crestで初のワンマンライブ「Shine Fine Movement 1stワンマンライブ ～わたしはルミナス～」が開催されます。

南桜　ほかのLTGのグループがワンマンライブを開催するたびに「ワンマンのステージに立つのってどんな気分なんだろう」と思いを巡らせていたので、今回の開催が決定したときはすごくうれしかったです。7月21日が待ちきれません。

咲希　LTGから先にデビューしたFlower NotesとClef Leafはデビューからワンマンを開催するまでの期間がもっと短かかったので、やっとという気持ちです。私が観てきたほかのアイドルさんのワンマンはどれも楽しくてエモかったし、最近私たちを知った人もShineのこれまでの歩みを知れるような集大成のライブにしたいです。

羽深　私はデビューからまだ半年しか経っていないのに、200人も入る会場でワンマンを成功させられるのかなっていう不安もあります。でもShineだからこそできるようなことをいっぱいやって、ずっと応援してくださっている人にも新しい一面を見せたいです。私たちの集大成を見せつつ、新しいスタートにもなるライブにしたいと思います。

朝比奈　お客さんに自分の成長を見てほしいですね。そして何よりも5人で満員の景色を見たいです。

莉子　正直、外から見たらLTGって伸び悩んでいるように見えると思うんですよ。Shineはいい曲も素晴らしい衣装もいただいたのですべてを出し切って、LTGの現状を打開する特別なグループになりたいです。観に来ていただく方を泣かせて、終わったら余韻で帰りたくなくなるようなライブになればいいですね。

──夏には「TOKYO IDOL FESTIVAL」に出演することが決定しています。

莉子　LTGから先にデビューしたグループは「TIF」に単独で出れていなくて。そんな中、私たちは1年目から出演させていただくことになったので、うれしい気持ちもあるんですけど、プレッシャーも感じています。Shineだから「TIF」に出れたんだと思ってもらえるようにならなきゃいけないし、初めて私たちを観る人にインパクトを残して、来年も再来年も出られるような常連グループになりたいです。

南桜　「TIF」のステージで「私のオタクになってください！」って大声で言いたい（笑）。

Shineが青春を体験させてくれる

──今年のアイドルシーンには解散や卒業のニュースが多いですよね。今年3月にはLTGのメジャーデビュー第1弾グループであったFlower Notesが解散しました。

南桜　私たちはずっと5人でやっていきたいなって思います。私は中1の終わりからアイドルを始めたんですけど、中3のときにめちゃくちゃ後悔したんです。友達とも遊べないし、部活もできないし。高校生になったら楽しい青春を送ろうと思っていたんですけど、恋愛は大人になってからでもできる一方、アイドルは若いうちじゃないとできないじゃないですか。普通の女の子と違うことをやっていることにもっと誇りを持っていいかなと思うようになって、今ではアイドルを辞めて普通の生活することが考えられないくらい、モチベーションが高いです。

莉子　みんな性格や好きなものはバラバラなのに、5人一緒じゃなきゃ嫌という意識はそろってるんですよね。それがShineのいいところだと思います。友達があまりいない私は、Shineが青春を体験させてくれていると感じていて。ストレスが原因で1カ月弱活動をお休みさせていただいたことがあるんですけど、そのときにみんながサプライズで手紙をくれたんです。思い出しただけでも涙出そうですよ。もしお金の事情でShineが解散しなきゃいけなくなったら、私が借金してでも続けます。そんなことにならないくらいがんばりますけど。いつかは日本コロムビアのロビーにある氷川きよしさんのパネルの横に、私たち5人のパネルを置きたいです（笑）。

咲希　細川たかしさん、氷川きよしさん、Shine Fine Movementの順で置いてもらいます（笑）。

莉子　日本コロムビアと言えば演歌歌手の方というイメージがあるので、いつかはそれに負けないくらい日本コロムビアと言えばShineというイメージが付くような存在になりたいです。なので、私たちは解散しません！