打ち上げで本性が出るんじゃないかな（恒吉）

──4組で全国をツアーするという機会もなかなかないですよね。そういう中でいろいろな面が見えていくんじゃないかと思うんですけれども。

稲村　同じバンドでいろんな箇所を回ると、お互いのいいところも悪いところもよく見えてくるんですよ。「ここはあんまりやな」って思ってたところが、逆に「いいな」って思うようになったりもするし。お互いがお互いの深みを知っていって、人間同士の熱いつながりができる。そういう意味では、こういう機会をいただいたのはすごくうれしいですし。新進気鋭の4バンドで新たな発見を共有しあえたり、高めあえるっていうのは楽しみですね。（隣のThe SALOVERS・藤川に）……って言ってたよな？ さっき？

藤川　あ、はい（笑）。

一同　（笑）。

恒吉　僕は打ち上げで本性が出るんじゃないかなって思いますね。ライブのあとって安心するじゃないですか。そういうときに喋ると、いろんなところが見えてくる。ライブも楽しみですけど、飲むのも楽しみです。

──恒吉さんは酒が入ると人が変わるタイプなんでしたっけ？

恒吉　完全にそうです（笑）。尾崎も飲むと変わるよね？

佐藤　二人とも“俺様”になるよね。

──The SALOVERSはどうですか？ 飲んでキャラが変わる人っています？

古舘　僕らは全員去年20歳になったんで、それまで打ち上げでお酒を飲めなかったんです。でも、OverTheDogsとツアーを回って、そのときにようやく飲めるようになって。僕は喉の調子が悪くて先に帰ってたんですけど、ドラムの（藤川）雄太がベロンベロンに酔っ払ったらしくて。僕はその場を見てないんですけど……。

佐藤　その現場を抑えた動画はあります。どこまで言っていいのかわからないけど、“生まれたて”の状態でした（笑）。

──記憶は残ってるんですか？

藤川　途中からないんですよね。

古舘　彼はいじられキャラなんで、みんなに飲まされて興奮しちゃうみたいなんですよ。

──アルカラも結構武勇伝は多いんじゃ？

アルカラ・下上貴弘（B）　打ち上げで、こいつよくいなくなるんですよ。もう慣れっこなんで誰も探しに行かないんですけど。

──今回のツアーでも、打ち上げではみんなで飲みますよね。

恒吉　飲みますね。僕や尾崎は飲み始めたら、すぐ酔うんですよ。で、そこからのスパンが長い。長距離型ですね。

稲村　ああ！ 俺は短距離やわ。

下上　2時か3時には寝てるんです。で、落書きされたりする。

恒吉　ウチらはまず寝ないです。

稲村　へえ！ すごいな。じゃあ、僕も今回のツアーでどんどんイケるようにがんばります。

佐藤　俺も長距離型ですね。打ち上げが始まってから終わって帰るまで食べ続けてる。

一同　（笑）。

佐藤　なくなったら、ほかのテーブルをチラチラ見て、ちょっともらうみたいな。

恒吉　ヒドイときなんか、全然違うお客さんの席を見て「あそこ食べ物残ってるよ！」って言いますからね（笑）。

ヒマだったらメンバーみんなでCDを買いに行ったり（尾崎）

──例えば、リハーサルから本番まで結構時間がある場合はどうしてますか？

佐藤　ホテルが近いときにはホテルに戻ったりします。

尾崎　メシ食って、ヒマだったらメンバーみんなでCDを買いに行ったりしますね。試聴してるんですけど、終わって帰ろうとしても別のメンバーが視聴してるから、俺もまた別のCDを聴き始めたり。なかなか帰れないんですよ。札幌では、1時間半くらい帰れなかったな。

稲村　それ、誰か言わないの？ そろそろ帰ろうって（笑）。

尾崎　なかなか言えなくて。最終的には「もうダメだ、帰ろう！」って言ったんですけど。みんなはどうしてます？

藤川　ブラブラしてます。

稲村　そうそう。街をブラブラしてますね。僕はだいたい行きつけの場所が決まってて。名古屋やったら「喫茶ぐりぐり」って喫茶店。そこのオバちゃんと仲良くなろうとずっと思ってたんですけど、こないだようやくカレンダーをいただくことができた。

一同　（笑）。

稲村　そういう思い出を各地で作りたいんですよね。

古舘　僕も似たような感じですね。思い出を作りたいです。

稲村　よっしゃ、じゃあ今度一緒に「喫茶ぐりぐり」行こうな！（笑）

──そういう行きつけの場所とか好きな場所って、ほかにもあります？

クリープハイプ・長谷川カオナシ（B）　大阪にありますね。上新庄駅の近くに「みつわ」という個人でやってるたこ焼き屋さんがあるんです。大阪にいるときには毎日必ず行ってました。

尾崎　メンバーでじゃんけんして、毎日誰かが買いに行くんですよ。200円で10個入っていて。別にうまくもまずくもないんですけど、おばさんの距離感が絶妙なんですよ。無駄なことは話しかけてこないけど、冷たくはないという。

恒吉　僕は名古屋の「ピカイチ」という中華料理屋さんによく行きますね。そこはすごくおいしいので。

稲村　ウチらは各地の「王将」を見つけて行ったりするな。

古舘　味が違ったりするんですか？

稲村　ちゃうねんな、これが！ 西野の「王将」の大将のチャーハンの作り方はめっちゃリズム感がいいのよ（笑）。