ラウドシーンを壊していきたい

──今作はラウドシーンの活性化を図るために作られた1枚です。今後シーンをさらに活性化するために、この4バンドは何をすべきだと思いますか？

AG　ラウドシーンを壊していく。きっとみんな「ラウド」って聞いたら、音を聴かずともこういうのだよねって想像しちゃうと思うんですよ。だから俺らはそれを裏切るようなことをしたい。流行りとか一時のシーンで終わるつもりはないんで。

Yosh　それが今回のアルバムで各バンドとも完全に出てるよね。

Victor　出てる出てる！

Ryo　たぶん知らないだけだと思うんですよ。そもそもラウドっていう言葉を知らない人もいっぱいいると思うし、その中に好きになってくれる人はいるだろうし。だからどれだけ広げられるかですね。

──広げるために何をしましょうか？

Ryo　いい曲を書いていくしかないですよね。

AG　いろんなバンドと対バンしたりコラボしていくっていうのもあるよね。分け隔てなく、メロコアともやるし、ヴィジュアル系ともやる。最近はヒップホップとのコラボとかもあるし。そういうのをどんどんやっていきたいな。どこかで化学反応が起きて、新しい音楽が生まれるかもしれないし。

Ryo　音楽とは違うことから切り込むのもあるよね。ファッションとか。

Yosh　僕らがけっこうやってるのは、予想外のグッズを作ってみるということ。僕ら最近、レザーでできたコインケースを作り始めたんです。「バンドのグッズといえば、Tシャツとタオルっしょ」みたいなところも崩していきたいなと思ってます。

歌の練習は“歌える気になる”

──お互いに何か聞きたいことなどあればぜひこの機会にどうぞ。

Ryo　みんな歌の練習とか、喉のケアってどうしてますか？

AG　逆に俺はどうやってそのシャウトをしてるか知りたい。俺、そんなシャウトしたら一発で終わるもん。

Victor　俺も。

AG　この4人ってそれぞれ声の出し方違うから気になるよね。

Victor　俺はほぼ地声なんだよね。

Yosh　僕はいろんなことをやってきたんですけど、ケアしすぎるとそれに頼っちゃうのが怖いから、今は龍角散とうがいだけ。あとライブ前にボーカルエクササイズやるくらい。

AG　俺けっこう気にしいなんですよ。だけど気にしすぎるとダメになる。だから本番前とか前日とかはもうどうでもいいっていうか、「どんな形でもいいからいいライブしよう」と思ってリラックスする。やっぱ一番いいときって家で歌ってるときだから。

Victor　ああ、わかる！

AG　ライブってなおかつ、歌だけじゃないものもいっぱいあるじゃないですか。MCとか、お客さんを煽ったりとか。俺はけっこうそれに力が入りすぎちゃうから気を付けるようにしてる。

Victor　最近気付いたんだけど“歌える気になる”っていう方法があって。秦基博さんの音源を聴きながら、秦さんのいい声にあわせて口パクするの。で、歌うと声出る。

一同　えっ？（笑）

Victor　これ本当に効くから！

Ryo　へえ！ イメージトレーニングだ。

AG　ミラーリング効果ってあるもんね。

──ちなみにRyoさんはどのように喉のケアを？

Ryo　俺は今まで本当に全然しなくて。最近乾燥してきて、吸入はするようにしてます。

Victor　あの声はどうやって出してるの？

AG　喉仏を下げてるの？上げてるの？

Ryo　……どっちだろ？

AG　ちょっと出してみて？

Ryo　（シャウトする）

（他の3人も真似する）

AG　なるほどね。下げてるんだ。めっちゃ喉にくるね。俺、絶対やらないわ（笑）。

ツアーで逃しちゃいけないフード

Yosh　今回のツアーで逃しちゃいけないフードは？

Ryo　（AGに向かって）北海道はなんですか？

AG　ジンギスカンもそうでしょー。あとでっかいホッケ食おう。

Ryo　仙台は……ラーメン二郎が意外とうまかったよ。

Victor　駅前の「らーめん堂仙台っ子」がおいしくてびっくりしちゃった。

Yosh　福岡はなんだかんだラーメンに行きそう。

Yosh　広島は？

Ryo　広島風お好み焼き！

Victor　広島ラーメンもあるよね。あとカキ！

Ryo　名古屋はミルフィーユかつとか、焼きとんかつとか、ご当地ものっていうよりかは意外とそういうのがいいんだよ。

Yosh　へえ。楽しみだなあ。

AG　で、恵比寿はぶちかます、と。

Yosh　そうだね、Riotします！