タオルを回すためのタオル
──「タオルを回すための歌」のミュージックビデオでは“タオルを回すための選手権”に青春を懸けるメンバーがタオル回しの必殺技を習得するため、特訓に汗を流す様子をドキュメンタリーテイストで描いています。
MISAKI MVではメンバーがいろんなタオル回しの技を披露していて、振り付けの中にもその技が入っているんです。なのでMVをたくさん観ていただいて、いつかファンの方の前で披露できたときに皆さんと一緒に踊れたらうれしいです。
KAREN ここまでドラマ仕立てのMVが続いていたんです。こういう時期だからメンバー同士の絡みはあまりないんですけど、今回はみんなが素で楽しんでいる様子が映っています。
MISAKI PiXMiXは常にワイワイしているグループなので、いつもの私たちという感じです。
AIRI メンバー1人ひとりのカッコつけた決めゼリフも面白いので、ぜひそこにも注目してほしいです(笑)。
MISAKI あと、6人でタオルを回すシーンは何回も撮り直して、右腕が取れちゃうんじゃないかってくらい大変でした。
──タオルを回し続けるのはやっぱり疲れるものなんですか?
MISAKI はい! タオルが思ったよりしっかりしていて。
ITSUKI いつものタオルより短くて、少し重いのかな?(笑) もはやエクササイズです。
KAREN “タオルを回すためのタオル”なので、たくさん回せるようにちゃんとしたものになってます(笑)。
KOHIME でも、かわいいタオルだよね!
ITSUKI そうそう! しっかりした作りなので洗濯してもほつれることがありません!(笑)
美しく魅せる「你们好!」と“ザ・エース”KOHIME作曲の「Brush up!!」
──シングルには中国楽器の音色や中国語を織り交ぜた歌詞が印象的な「你们好!~ニーメンハオ~」、KOHIMEさんが作詞作曲を手がけた「Brush up!!」がカップリング曲として収められています。
MISAKI 「你们好!~ニーメンハオ~」は振り付けが一番のポイントだと思います。PiXMiX史上一番大人っぽい踊りで、中国をイメージした要素もあって、見どころがいっぱいです。
TOWAKO サビの終わりで中国っぽいポーズを決めているのでそこに注目してほしいです。
KAREN なんかヒーローっぽいよね。今までの曲はジャンプする振りが多かったんですけど、この曲はそんなに跳ねないんです。でも、指の先まで神経を使うようなところが多くて。
MISAKI 筋肉を痛めてる感じがあるよね。
AIRI (笑)。美しく魅せる曲です。
──「Brush up!!」のレコーディングでは、KOHIMEさん自らアコースティックギターを演奏したそうですね。
KOHIME はい。バンドサウンドの壮大な雰囲気の曲になっています。私がカッコいい感じの曲が好きなので、その方向のサウンドに仕上がりました。
MISAKI まさに「KOHIME!」って感じの曲です。ライブで歌っても楽しい曲なので、これも早く皆さんの前で披露したいですね。
KAREN 曲を聴いた瞬間に「これ、KOHIMEが作った曲だ」とわかるくらいKOHIMEの要素が全面に出ています。
──特にどのへんにKOHIMEさんらしさが出ています?
MISAKI KOHIMEは歌声が力強くて“ザ・エース”という感じなんですよ。その特徴が曲に出ているんです。「Brush up!!」はKOHIMEの歌唱力を生かせる曲だと思います。今日はカッコいい曲を歌いそうな格好じゃなく、かわいらしい感じですけど(笑)。
KOHIME あはははは!(笑)
ITSUKI 振り付けも歌に集中する感じなんだよね。
AIRI スタンドマイクを使ってパフォーマンスできる振り付けにしていただいたんです。
KOHIME 手を上げる部分もあるので、そこはお客さんにも一緒にやってほしいですね。
──歌詞にはどういう思いを込めたんですか?
KOHIME 「Brush up!!」は磨き上げるという意味なんですけど、今がんばってやっていることをさらに磨き上げていく、ということを歌っていて、いろんな人に共感してもらえたらと思って書きました。
初心に帰らざるを得なかった
──年始のワンマンライブでは「初心を忘れない」という2020年の抱負を発表していましたが、今年ここまで活動してきた感想はいかがですか?
MISAKI 配信ライブを通して、個人個人磨き上げられたものがあったと思います。
KAREN 今まで当たり前にできていたライブができなくなって、ある意味初心に帰ったというか、「今、自分は何をしたらいいんだろう」と考えた半年間でした。
ITSUKI 特典会もオンラインになりましたし、いろんなことが初めてで、初心に帰って考えることが多かったですね。
──自粛期間中に気分が落ち込むことはありませんでしたか?
MISAKI それはみんなありましたね(笑)。
KOHIME 今までで一番落ち込んだ時期だったと思います(笑)。
KAREN 4月くらいは一番気分が落ちていたよね。今はライブとかに向けてみんなでがんばっているからそうはならないけど、その時期はファンの方にもメンバーにも会えてなくて、本当に先が見えなかったです。
KOHIME ライブができないことによって忘れられちゃうんじゃないかな、という不安があったんです。3rdシングルのリリースが決まるまではずっと充電期間という感じで、リリースが決まってだんだんと気持ちが上向きになっていきました。
──今はもうトンネルを抜けた感覚があると。
MISAKI そうですね。自粛期間を通して、人とのコミュニケーションの大切さを改めて実感しました。ライブができない状況で「タオルを回すための歌」をリリースするということに私たちの本気が表れているというか、みんなに元気を届けたいと心の底から思っているので、この曲を聴いて私たちのことを忘れないでほしいし、一緒に楽しんでほしいです。そして、次にライブができたときはめいっぱい盛り上がりたいです!