ナタリー PowerPush - オレスカバンド
「WARPED TOUR 2008」で全米46都市を席巻!ツアー密着DVD&待望の新作ミニアルバムが到着
「今」この瞬間に何をしたいかが大事
——「What a Wonderful World! vol.1」は、オレスカバンドにとってどんな位置づけのアルバムだと思いますか?
いかす:自分たちの新たな一歩が刻まれた作品ですね。歌詞を伝えるためにコードを考えるとか、自分たちの気持ちを音にするっていうことは初めてのことで挑戦だらけでしたが、「これが今のオレスカだ」って胸を張って言えるアルバムになってます。
サキ:で、このアルバムで新しいドアを開けて、そっからどこへ行くんやろうってところで「What a Wonderful World! vol.2」に続くわけです。
——なるほど(笑)今回のアルバムは、ファンやリスナーにどう受け入れられるかイメージできます?
リーダー:うーん、できないですね。レコーディング中は「ええ曲できた!」ってテンション上がってるけど、これが世に出たときにどういうリアクションが来るのかはわからない。こっちは「最高や!」と思ってても、どうしても音楽って時代や流行とかもあったりするし。
いかす:ただ、それに左右されないオレスカの世界観が凝縮された作品になっているので、届く人にはちゃんと届くアルバムだと自信を持ってます。
——アメリカツアーも成功させて、新作も出して、バンドとしてのサウンドやスタイルがかなり確立されてきたと思うんですが、今後こんなバンドになっていきたいっていう目標はありますか?
リーダー:お客さんと一緒に夢を見られるバンドになりたいですね。うちらのいいところって人を楽しませたり笑顔にさせるエネルギーがあることだと思うんで、お客さんにその楽しさを伝えていけたらええなと。
——オレスカバンドって、将来がどうこうというよりも今の自分を出すことに焦点をあてて活動してる傾向が強いですよね。
リーダー:具体的にこうしたいっていうのがないわけではないんですけど、それよりも「今」この瞬間に自分たちが何をしたいかのほうが大事。それってうちらが若いからこそ思うことかもしれないんですけど(笑)。
——最後に、来年2月には次回作「What a Wonderful World! vol.2」のリリースも控えているわけですが、レコーディングの進み具合はいかがですか?
サキ:全然進んでません!(笑)。12月から本格的に作業を始める予定なので、今は曲を作ってる最中です。「vol.1」は「WARPED TOUR」前に作ったアルバムですけど、次に出る「vol.2」には「WARPED TOUR」後のオレスカの音が鳴ってるはずなので、期待していてください。
プロフィール
オレスカバンド
2003年に、大阪・堺市内の中学校に通う同級生6人により結成されたスカロックバンド。2004年の高校受験終了後から、本格的なライブ活動を開始する。2005年から自主制作盤を発表するようになり、知名度が急上昇。2006年にミニアルバム「俺」でメジャーデビューを果たす。2007年春には「SXSW -JAPAN NITE-」への出演を含む初の海外ライブを敢行。また、初の全国ツアーも開催され大成功を収める。今夏は、日本人アーティストとして初めて、WARPED TOUR 2008の全46都市公演にフル出演するなど、エネルギッシュかつポップなサウンドとキレのあるライブパフォーマンスで、平成世代のガールズバンドの急先鋒として人気を集めている。