音楽ナタリー PowerPush - がんばれ!Victory

キーワードでわかる、がんばれ!Victory

5月20日にシングル「全力!スタート / 夢のつづき」をリリースしてメジャーデビューを果たす、がんばれ!Victory。あやき(Vo)、れな(G)、しのぶ(B)、みなみ(G)、まゆこ(Dr)からなるメンバーは全員19歳ながら、バンドのキャリアは8年にのぼり、また華々しいコンテスト受賞歴を誇る。しかしながら、メジャーデビュー前となってはまだまだ彼女たちの存在を知らない読者も多いはず。そこで今回ナタリーでは10のキーワードと、彼女たちを知る著名人・関係者の証言をもとにがんばれ!Victoryを徹底解剖。5人の魅力に迫った。

取材・文 / 成松哲

 
mixiチェック

キーワードでわかる、がんばれ!Victory

キーワード1佐賀県唐津市の小学生バンド

小学生時代のVictory。

彼女たちの出会いは小学校時代にさかのぼる。佐賀県唐津市のさる公立小学校の同級生だった5人は、5年生の頃、学校の発表会に登場した6年生の先輩バンドに感化されたという。そしてほかの友達と連れ立って、当時課外活動として児童にバンドの指導をしていた先生に志願し、バンド“Victory”を結成。以来、放課後に先生から楽器のプレイや作詞、作曲の教えを受けつつ、休日には地元佐賀や福岡のライブハウス、音楽イベント、夏祭りなどさまざまなステージでの演奏活動をスタートさせた。

キーワード2ポンコツ集団

周辺のスタッフ、ファン、そして自らもが認める、がんばれ!Victoryを表するフレーズの1つが「ポンコツ集団」。そう呼ばれる理由は、5人曰く、そもそも結成の経緯からして、先生の課外授業を受けていた同級生の中でもあまりにも演奏できない面々が肩寄せ合うように集まったからなのだとか。しかも当時のバンド名命名の理由は「小学6年生当時のれなが唯一知っていた英単語が“Victory”だったから」。そんな彼女たちがのちに紹介する通り、数々のコンテストで同世代バンドを圧倒し、メジャーデビューを果たすのだから、10代女子の持つ無限の可能性には恐れ入る。ちなみに小学6年生当時、同じ先生に指導を受けていた“勝ち組”サイドのバンドが、2013年の「The 6th Music Revolution Japan Final」で優秀賞を受賞し、彼女たちより2年早くメジャーデビューを決める半面、Victoryはコンテストやオーディションを受け続けるもののレコード会社から声がかからず“負け組”街道を突っ走ることになる。

キーワード3TEENS ROCK in HITACHINAKA

「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2011」でのライブの様子。

バンド結成から高校生になるまで、先生のもと放課後や週末、休日にレッスンを続け、ライブ活動を展開していた彼女たちは、結成間もない小学6年生当時に「唐津ジュニア音楽祭」に出場し、2年後の2008年には同音楽祭ミュージック・コンテスト部門でグランプリを受賞。またヤマハの23歳以下限定コンテスト「Music Revolution」に毎年エントリするなど、さまざまなコンテストにも積極的に打って出る。そんなコンテスト出演歴の中でも特に目を引くのが「TEENS ROCK in HITACHINAKA 2011」だ。

茨城・国営ひたち海浜公園で毎年開催される「TEENS ROCK in HITACHINAKA」は清竜人らを輩出した10代ミュージシャン限定のコンテスト。その2011年大会で当時中学3年生だったVictoryの面々は最年少優勝(当時)を果たした。その副賞として同年夏の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2011」に出演し、BACK DROP BOMB、yanokamiらが出演したWING TENTステージのオープニングアクトを務めている。

キーワード4上京

「TEENS ROCK in HITACHINAKA 2011」優勝と「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2011」出演で知る人ぞ知る存在となった彼女たちは、その年シングル「虹」をリリースする。そして高校3年生のとき、メンバー同士で話し合い「これがダメだったらデビューの夢は諦めよう」と決めて受けたTOKYO MXのオーディション番組「MilkyBunny2700」に出演。見事グランプリに輝き、番組と関係者らのバックアップのもとメジャーデビューを目指して東京で音楽活動を展開することとなった。……のだが、この時点ではあくまで“メジャーデビューを目指す”だけ。将来になんら保証のない状態ながら、大学進学するしのぶを除く4人は進路を決定しないまま高校を卒業。フリーターとして上京するという、無謀な挑戦をするのだった。

キーワード5バンドル

上京後、5人はスタッフ陣とともにバンド+アイドル=「バンドル」というコンセプトを打ち立てる。そして「TEENS ROCK IN HITACHINAKA」最年少チャンピオンならではの高い実力、圧倒的なパフォーマンスと、“ポンコツ”ならではのかわいらしいMC、ステージングを武器に首都圏を中心にライブ活動を本格化。徐々に動員を伸ばし続けると同時に、SCOOBIE DOとバニラビーンズの対バンライブでオープニングアクトを務め(参照:バニビ、春の嵐の新宿でSCOOBIE DOとFUNKYセッション)、また2013年と2014年「TOKYO IDOL FESTIVAL」に“バンド”として連続出演するなど「バンドル」ならではのボーダレスな活動を展開していくこととなった。

メジャーデビューシングル「全力!スタート / 夢のつづき」2015年5月20日発売 / ポニーキャニオン
初回限定盤 [CD+DVD] 1500円 / PCCA-04200 / Amazon.co.jp
通常盤 [CD] 1000円 / PCCA-70436 / Amazon.co.jp
あやき盤 [CD] 800円 / PCCA-04201 / Amazon.co.jp
れな盤 [CD] 800円 / PCCA-04202 / Amazon.co.jp
まゆこ盤 [CD] 800円 / PCCA-04203 / Amazon.co.jp
しのぶ盤 [CD] 800円 / PCCA-04204 / Amazon.co.jp
みなみ盤 [CD] 800円 / PCCA-04205 / Amazon.co.jp
初回限定盤 / 通常盤CD収録曲
  1. 全力!スタート
    [作詞・作曲:がんばれ!Victory / 編曲:Jin Tanaka]
  2. 夢のつづき
    [作詞:がんばれ!Victory / 作曲:164 / 編曲:Jin Tanaka]
  3. 全力!スタート(カラオケ)
  4. 夢のつづき(カラオケ)
初回限定盤DVD収録内容
  • 「全力!スタート」ミュージックビデオ
各メンバー盤CD収録曲
  1. 全力!スタート
  2. 夢のつづき
  3. scarred(仮) ※あやき盤のみ
    [作詞・作曲:れな]
  4. Don't worry(仮) ※れな盤のみ
    [作詞・作曲:れな]
  5. ずっと(仮) ※まゆこ盤のみ
    [作詞:あやき / 作曲:まゆこ]
  6. Dreamer(仮) ※しのぶ盤のみ
    [作詞・作曲:しのぶ]
  7. Simple thing(仮) ※みなみ盤のみ
    [作詞・作曲:れな]
がんばれ!Victory インタビューはこちら
がんばれ!Victoryメジャーデビューリリース記念
全力!ライブ がんばれ!Victory 全力!LIVE 三回の裏2アウト2•3塁 「1塁空いてますがここは勝負です!」 れな、しのぶ生誕祭付
  • 2015年6月13日(土)東京都 Shibuya eggman
    OPEN 11:30 / START 12:00
がんばれ!Victory LIVE 四回の表「晩夏の首位攻防最終戦!代打の神様見参!?」
  • 2015年9月12日(土)東京都 TSUTAYA O-WEST
    OPEN 17:30 / START 18:00
がんばれ!Victory(ガンバレビクトリー)

あやき(Vo)、れな(G)、しのぶ(B)、みなみ(G)、まゆこ(Dr)の5人が、小学5年生の頃に佐賀県唐津市で結成したロックバンド。2011年に行われたコンテスト「TEENS ROCK in HITACHINAKA」で優勝し、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2011」WING TENTステージでオープニングアクトを務めた。バンドとアイドルの垣根を越えるという理由から“バンドル”というコンセプトを打ち立てて活動しており、2013年と2014年には「TOKYO IDOL FESTIVAL」にバンドとして2年連続出演している。2014年1月には初の全国流通盤「KGSD」を、11月にはシングル「ふらいはい!!!」をリリース。「ふらいはい!!!」発表時には「予約枚数と初週の売り上げ枚数、2000枚以上でメジャーデビュー」というミッションが課せられるも彼女たちはこの条件をクリア。2015年5月、ニューシングル「全力!スタート / 夢のつづき」でポニーキャニオンからメジャーデビューを果たす。