Oasis|あなたの好きなOasis曲は? 売上枚数2500万枚を超える名盤の発売から25年、著名人9人による独自プレイリスト&コメント公開

Oasisのアルバム「(What's the Story) Morning Glory?」が1995年10月2日に発売されてから25年が経った。このアルバムはOasisの2ndアルバムにして全世界で2500万枚以上の売り上げを誇る、1990年代前半に起きたブリットポップムーブメントの1バンドだったOasisが世界的なバンドになるきっかけとなった作品だ。しかしOasisは2009年に解散。理由はノエル・ギャラガー(G, Vo)とリアム・ギャラガー(Vo)の度重なる兄弟ゲンカにあったと言われている。2020年、コロナ禍中で弟リアムがチャリティのために兄ノエルに再結成を呼びかけるも、ノエルはOasis再結成について明言していない。しかしリアムの呼びかけがあったあと、ノエルは5月に未発表のOasisデモ音源「Don't Stop...」をインターネット上に公開している。Oasisにまつわる本人たちの発信こそあるものの、ファンの待ち望む再結成が実現するのかは現時点で不明という状況だ。

音楽ナタリーでは「(What's the Story) Morning Glory?」25周年を記念したアナログ盤の発売タイミングに合わせて特集を展開。解散以降も愛され続けるOasisに深い思い入れを持つオカモトコウキ(OKAMOTO'S)、北村匠海(DISH//)、栗原類、澤部佑(ハライチ)、クリトリック・リス、光浦靖子(オアシズ)、みのミュージック、ラブリーサマーちゃん、RINA(SCANDAL)の9人が作成したオリジナルプレイリスト「What's your favorite Oasis songs?」を掲載する。プレイリストと合わせて、Oasisを知ったきっかけや、ノエルにサインをねだった際のできごと、楽曲のマニアックな分析など、思わぬエピソードも飛び出すコメントにも注目だ。

What's your favorite Oasis songs?

オカモトコウキ(OKAMOTO'S)

Apple Musicでも配信中

Apple Music

オカモトコウキ(OKAMOTO'S)

コメント

僕はOasisに関しては最後の2枚のアルバム(2005年発表の6thアルバム「Don't Believe the Truth」、2008年発表の7thアルバム「Dig Out Your Soul」)、特にリアルタイムで買った初めてのアルバムということもあり、「Don't Believe the Truth」がフェイバリットですね。最初の2枚(1994年発表の1stアルバム「Definitely Maybe」、1995年発表の2ndアルバム「(What's the Story) Morning Glory?」)はあまりに完璧すぎて自分としては入り込めないような感じがします。これほどまでに全曲捨て曲がないアルバムも珍しいですよ。完璧すぎて逆になんか怖いんです。
その点、最後の2枚のアルバムはサウンド的にも隙間があり、超カッコいいロックバンドのアルバムって感じがして好きです。
あとは持続音を生かしたサイケデリックな曲が好きですね。その到達点が「The Shock of the Lightning」(7thアルバム収録曲)って感じがしますが、その後バンドが続いていたらどうなったのか、それがわからないままなのはひたすら残念であります。
Oasisは楽曲の強さがひたすら目立ちますが、アルバム単位でコンセプチュアルだったり、サウンドの方向性が違ったりして面白いので、ぜひいろいろ聴いてみてほしいです。

プロフィール

1990年生まれ。OKAMOTO'Sのギタリストとして2010年5月に1stアルバム「10'S」でメジャーデビュー。2019年6月にバンドとして初の東京・日本武道館公演「OKAMOTO'S 10th ANNIVERSARY LIVE "LAST BOY"」を成功させた。2019年10月には自身初のソロアルバム「GIRL」を発表し、11月にソロワンマンライブを行った。

What's your favorite Oasis songs?

北村匠海(DISH//)

Apple Musicでも配信中

Apple Music

北村匠海(DISH//)

コメント

Oasisに初めて出会ったのは高校生の頃。松山で映画を撮っているときでした。刺々しい気持ちに覆われて、音楽もろくに聴けなくなっていた時期に、「Wonderwall」を狭いホテルの部屋で聴いてなんだか涙があふれました。破天荒な兄弟に今でも夢を見ているのは僕だけじゃないはず。無骨なサウンドとピュアなメロディが、いつまでも心は少年な僕らをときめかせています。

プロフィール

1997年生まれ。演奏しながら歌って踊るダンスロックバンド・DISH//のギターボーカル。バンド活動と並行して、映画「君の膵臓をたべたい」(2017年)で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど、映画やドラマの話題作に数多く出演している。

Oasis

What's your favorite Oasis songs?

栗原類

Apple Musicでも配信中

Apple Music

栗原類

コメント

今回の僕の選曲はラジオ感覚で料理や仕事など何か作業をしながらぜひ流してほしい曲です。
伝統を大切にしつつ、新鮮な曲を作り続けてきたOasisは永遠にUKロックの歴史に残るバンドだと思っています。
特に「Wonderwall」はOasisのすべての曲の中でお気に入りの曲の1つです。もちろん「Don't Look Back in Anger」も大好きですが、「Wonderwall」は優しさが詰まっていて、いつ聞いても元気が出ます。イギリスでもよく学校で卒業ソングとしても歌われているそうです。
日本でももう少し流行ってほしいと思っています。

プロフィール

1994年生まれのモデル、俳優。ファッション誌でのモデル活動を経て、バラエティ番組で注目される。2012年から役者としても活動している。CX「ルパンの娘」(10月15日~放送)、舞台「フリムンシスターズ」(10月24日~上演)、映画「とんかつDJアゲ太郎」(10月30日公開)などへの出演を控えている。

What's your favorite Oasis songs?

澤部佑(ハライチ)

Apple Musicでも配信中

Apple Music

澤部佑(ハライチ)

コメント

僕がOasisと出会ったのは高校生のとき。埼玉の寂れたカラオケで聴いた友人・長嶺くんの歌う「Little by Little」。最初は「暗い歌歌うなよ! 『楽園ベイベー』入れようぜ!」くらいの気持ちだった。歌詞の「You know I didn't mean」あたりからちょっと雰囲気が変わったか?と思った直後、一気に引き込まれていった。美しく、キャッチーで、力強さもある。翌日すぐさま本物を聴いて聴いて、聴きまくった。Oasisにハマるのはlittle by little(少しずつ)ではなかったのだ。そこから過去の作品を漁ってく日々。楽しかった。Oasisをまだ知らない若者たちは幸せだ。だってこれからあの名曲たちと出会えるのだから。なんかライナーノーツの終わりみたいで恥ずかしいのでもうちょっと。若き日にOasisとThe Offspringの来日公演がかぶってたときがあった。僕と長嶺くんは迷いに迷い、The Offspringに行ったのだ。若気の至り……いや、よかったよオフスプも。そりゃ。でもそのあとOasisがこうなるとはさー。Oasisの単独公演、観ときたかったなあ。

プロフィール

1986年生まれ、埼玉県出身。お笑いコンビ・ハライチのツッコミ担当。2009年の「M-1グランプリ」で決勝進出し、話題を集める。コンビとして、個人として多数のテレビ番組に出演。バスケットボールが得意で、趣味はロックフェス巡り。