スギム（クリトリック・リス）編
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1994年にロック系のクラブイベントに行ったら、すっかり変わってた。満員で知らない曲ばっかりがかかる。その1年ぐらい前まではハードロックや昔のパンクがかかってて、客もまばらだったのに。近くに居た女の子にナンパ目的で「今かかってるの誰？」って聞いたら、「Oasis」だって。それが出会い。一世風靡していたハードロック、ヘヴィメタルをカート・コバーンが「大衆的、商業ロックだ」と否定して時代が変わったって言われてるけど、ハードロック、ヘヴィメタル専門誌「BURRN!」にNirvanaはちゃんと出てたし、うるさくてヘビーだったんで当時は実感がなかった。それよりOasisを筆頭としたブリットポップ登場のほうがインパクトあった。おしゃれで最先端なイメージがあって、あっという間に広がり、俺もそれに乗っかった。
2000年の3月、心斎橋商店街にあった靴屋に入ったら、偶然そこにノエル・ギャラガーがセキュリティの人たちといたので、メモ帳にサインをもらった。面倒くさそうにしていて雑なサインだった。目も合わせてくれなかった。リーバイスのジージャンを着てて、パトリックのスニーカーを買うか悩んでて、結局買ってなかった。「Standing on the Shoulder of Giants Tour」のときだったと思う。そのときのライブには行けなかったけど、翌年の2001年のフジロックで生のOasisを初観戦。曲もパフォーマンスも決して激しいとは言えないんだけど盛り上がる。一体感がすごい。一緒に歌って体を動かし曲を共有できるのがOasis最大の魅力。プレイリストを選曲していたら、どうしても代表曲に偏りがちになるので、中盤に少し渋めの曲を入れました。
プロフィール
2006年サラリーマン時代に行きつけのバーの常連客とバンドを組むも、ライブ当日にメンバー全員にキャンセルされ、ソロユニットとして活動を開始。過激なパフォーマンスでアンダーグラウンドシーンの話題を集める。2016年には映画「光と禿」で役者デビュー。2019年4月に東京・日比谷野外大音楽堂でのワンマンライブを成功させた。2020年10月29日に渋谷CLUB QUATTROでワンマンライブ、同年11月1日に大阪城野外音楽堂で「栗フェス」を開催予定。
光浦靖子（オアシズ）編
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21歳のとき、地元の同級生大久保さんと、人力舎のネタ見せに行きました。大久保さんは来年就活、私は留年。記念ネタ見せでした。まさか受かるとは思っていなかったので、コンビ名を考えておらず、ライブまでには決めるということで、仮で「オアシズ」となりました。
そしてライブ当日には「オアシズ」で確定していました。
取材などでコンビ名の由来を聞かれ、話すたびにつまらなそうな顔をされました。
そんなある日、HMVで山積みになってるCDを見つけました。
「イギリスからのスーパーバンド オアシス！」。
あ、Oasisのファンだからオアシズにしました、これなら説明が簡単だ、
と、思いつき、買いました。
そして……すっかりビッグファンになってしまいました。
「Don't Look Back in Anger」
カラオケでも、最後はこれでしょう。世界中の人が心地よいと思うメロディーは、すごくない？
「Wonderwall」
イントロが好き。なんでしょう、切ないけど、ワクワクする。イントロの前に入る咳払いも込みで、いい。
「Morning Glory」
仕事へ行くとき、あ、なんか不安だわ……失敗したらどうしよう……なとき、聴きます。ニラレルタイムトゥウェイカウェイカ 歌います。
「Fuckin' in the Bushes」
カッコよくて、妙に強気になれる曲。単独ライブのオープニングにしてました。
「Shakermaker」
仕事もない、やることもない、恋人もいない、自分てなんだかなあ……と思いながら食料を買いに行く道中に聴きます。ビーサンをべたんべたんしながら歩きます。
プロフィール
1971年、愛知県生まれ。プロダクション人力舎所属。大久保佳代子と結成したオアシズでデビュー。バラエティ番組、ラジオなどに出演するほか、舞台やコラム執筆など多岐にわたり活動。主な著書に「ハタからみると、凪日記」（毎日新聞出版）、「靖子の夢」（スイッチ・パブリッシング）などがある。
みのミュージック 編
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あるアメリカ人プロデューサーに「最高の歌声と、最高の楽曲さえあればヒット曲を作れる」と言われ、ひどく納得したことがあった。確かにそれ以上の何を求めよう。Oasisミュージックも、この極限まで還元された方程式で説明できるように思える。最高の素材を持っていたら過剰な調理は必要ない。私はOasisのカタログの中でも特にハードな方向性の楽曲が好きだ。「Morning Glory」は疑う余地のない大傑作であるが、その中でも若干埋もれがちな印象を抱かせる表題曲は、私のオールタイムフェイバリットである。最高の素材を敢えて勢いに任せて調理する。このカッコよさがハード路線のOasisを際立たせるのだ。
プロフィール
自身の敬愛する音楽カルチャー紹介を軸にしたYouTubeチャンネル「みのミュージック」と平行して、ロックバンド・ミノタウロスで活動中。洋楽邦楽を問わず幅広いジャンルに精通する知識を生かし、さまざまな音楽史やアーティストについて、音楽に興味を持ち始めたリスナーに向けてわかりやすく紹介している。
ラブリーサマーちゃん 編
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Oasisは、タンバリンが鳴ってる曲がとにかく多い！
タンバリンが8分で鳴っている曲の中から、特に思い出深い曲・好きな曲を選びました。
Oasisが完成させた、「8分で鳴るタンバリン＋ダルそうなシェイクビート＋ミドルテンポ＋ペンタトニックスケールのリフ＋セブンスがちりばめられたバッキングギター＋サビのメロディのロングトーン＋ド直球歌詞＝超最高」の絶対的なフォーマット。
例えそれが金太郎飴だったとしても、この魅力からは誰も逃れられない！ 結局みんなコレが大好き！ 御多分に洩れず私もその魅力に取り憑かれました。
そのすべてを愛していますし、これからも永遠にエヴァーグリーンに輝き続けると思います。そしてリアムとおそろいのタンバリンを私も振り続けると思います。タンバリン万歳！ Oasis万歳!!!!!
プロフィール
1995年生まれ、東京都在住の25歳の女性シンガーソングライター。2013年夏より自宅での音楽制作を開始し、インターネットに音源を公開。SoundCloudやTwitterなどで話題を呼んだ。2015年に1stアルバム「#ラブリーミュージック」、2016年11月にはメジャーデビューアルバム「LSC」をリリースし好評を博す。2020年9月には待望の3rdアルバム「THE THIRD SUMMER OF LOVE」を発売した。
RINA（SCANDAL）編
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私がOasisの音楽を意識して聴くようになったのは、映画「Mommy / マミー」の挿入歌で「Wonderwall」が使われていたことがきっかけでした。 映画と曲にすごく感動して、そのあとすぐに歌詞の和訳をネットで調べました。自分も歌詞を書くということもあってか、知らない曲や新しい曲を聴くときにどんな言葉や言い回しが使われているのか歌詞カードを見ながら聴くのが好きで、どちらかと言えば普段から邦楽をよく聴いてきたタイプだったので、洋楽の歌詞にこんなに心を揺さぶられたのはほとんど初めてだったと思います。そのままの自分を肯定してくれるような曲に出会えて、それからずっと「Wonderwall」は自分の中で特別な曲です。Oasisに出会えて本当によかったです。
プロフィール
1991年生まれ、奈良県出身。2006年8月に結成されたガールズバンド・SCANDALのドラムボーカルとして、2008年にシングル「DOLL」でメジャーデビュー。2009年には3rdシングル「少女S」で「日本レコード大賞」新人賞を受賞した。バンドとして2012年からアパレルブランド・FEEDBACKをプロデュースしており、ファッションアイコンとしても注目される。2018年にはプライベートレーベルherを設立した。個人としてはYouTubeチャンネル「tiny channel by rina」で日常の記録をアップしている。
- Oasis「(What's the Story) Morning Glory?」
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ストリーミング再生 / ダウンロードはこちら
- Oasis「モーニング・グローリー」25周年記念コレクターズ限定シルバーカラーヴァイナル / 「(What's the Story) Morning Glory?」25th Anniversary Limited Edition（Silver Vinyl）
- 発売中 / Big Brother
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[アナログ 2枚組]
税込4385円 / RKIDLP73C
- 収録曲
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DISC 1
SIDE A
- Hello（Remastered）
- Roll With It（Remastered）
- Wonderwall（Remastered）
SIDE B
- Don't Look Back in Anger（Remastered）
- Hey Now!（Remastered）
- [Untitled]（Remastered）
- Bonehead's Bank holiday（Remastered）
DISC 2
SIDE A
- Some Might Say（Remastered）
- Cast No Shadow（Remastered）
- She's Electric（Remastered）
SIDE B
- Morning Glory（Remastered）
- [Untitled]（Remastered）
- Champagne Supernova（Remastered）
- Oasis「(What's the Story) Morning Glory?」25th Anniversary Vinyl Picture Disc（輸入盤 / オンラインサイト限定）
- 発売中
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[アナログ 2枚組]
- Oasis（オアシス）
- ノエル・ギャラガー（G, Vo）とリアム・ギャラガー（Vo）兄弟を中心としたロックバンド。1994年4月にシングル「Supersonic」でデビューし、同年8月にリリースした1stアルバム「Definitely Maybe」はイギリスのチャート1位を獲得。その1年後の1995年10月に発表された「(What's the Story) Morning Glory?」は全世界で2500万枚以上を売り上げ、名実共にイギリスを代表するロックバンドとなる。1996年8月にイギリス・ロンドン郊外のネブワースにて、当時としては最大規模となる2日間で25万人動員の野外ライブを実施した。1998年に東京・日本武道館公演を行い、2001年の「FUJI ROCK FESTIVAL」では初日のヘッドライナーを務める。2009年の「FUJI ROCK FESTIVAL」でもヘッドライナーを務めるが、その1カ月後にノエルが脱退を表明し、バンドはその活動に終止符を打った。発表したフルアルバム全7作が全英チャート1位に輝き、アルバムは全世界で7000万枚以上を売り上げている。
