西野七瀬

1回目のときは純粋にうれしかったんですけど、実はあのときは着信音が出る設定にしておかないといけなくて。気が張ってるところにお母さんからメールが何回も何回も来て、めっちゃ着信音が鳴ってたんですよ。そのたびにドキッとするから、着信音をオフにしちゃって。そうしたらスタッフさんからの選抜に選ばれたという連絡にも気付かなくて、カメラさんから着信してることを教えてもらったんです（笑）。

2回目のときは最初のほうに前回選抜だった子ばかり呼ばれて、次に前回アンダーメンバーだった宮澤成良ちゃんが呼ばれたんです。その時点で、ななは「ここからは前回アンダーだった子たちが呼ばれるんだ」と思って、自分は選抜から落ちたと思って。応援してくれた人たちのことが頭に浮かんで、ずっと「ごめんなさい、ごめんなさい」って謝ってたんですよ。でも、選抜だった子も名前を呼ばれたから、これはまだチャンスがあると思って諦めなかったんです。きっと昔の自分やったら「どうせ無理やし」って思ってそのまま諦めてたかもしれないけど、あのとき気を取り直して「絶対に選抜に入りたい」って諦めなかったのは、ちょっとは成長したのかなって思いました。

斉藤優里

選抜発表のときって楽屋で座る位置が決められていて、待ってる間はみんな下を向いてるんですよ。番組の収録があるからスタッフさんから「顔を上げて」って言われるんですけど、「下を向いていたい」って泣いちゃう子も結構いて。1回目の「ぐるぐるカーテン」のときは携帯電話で知らせる方法だったんですけど……あの方法、本当に嫌でした。どうせ発表するなら、もっとパーッと発表してほしいですね。

2回目のときはさゆにゃん（井上）が私の名前を呼んだんですけど、最初は自分のことを言ってるって思わなくて。でも途中で自分のことを言ってくれてるんだと気付いてからは、どんどんうれしくなってきました。その人のがんばってるところを言うっていう、あの方法もずるくないですか？（笑） あれ、めっちゃ泣けるんですけど！ 私が名前を呼んだのは宮澤成良ちゃんだったんですけど、オーディションからずっと一緒だったし、これが初選抜入りだったので感情がこみ上げてきちゃって。涙を誘いますよね、あの方法は。

井上小百合

1回目のときは選抜メンバーには選ばれたけど、悔しかったです。それは七福神になれなくて悔しいということじゃなくて、自分ができなかった部分やダメだった部分がたくさんあったから、それに対してすごく悔しいって思ったんですよ。1stシングルの選抜発表のとき、私は9番目に名前が呼ばれたんですけど、そこで「私は9番目に呼ばれるほど、死ぬ気でがんばれたのかな？」って考えちゃって。だからバナナマンさんに「どこをがんばったと思いますか？」って訊かれたとき、自分は答えられなかったんです。