音楽ナタリー Power Push - ニコナタ(音楽)Da-iCE
必要なのは楽しむ気持ちと貴重品!「超会議」初登場
武道館は目の前に見えているけど立てない舞台だった
──そして、1月のツアーファイナルで、来年1月の武道館公演決定が発表されましたね。
大輝 はい。もともとは2014年に初めての武道館ライブを決めるっていう目標があったので、それを思うと時間がかかってしまったなとは思うんですけど、メジャーデビューして3年という見方をすると早いかなと思うし……どちらの思いもあるんですが、今はもう、気負わないようにしています。
──サプライズ発表の瞬間は、すごい盛り上がりでしたね。
颯 (崩れ落ちて)みんな中継の画面から消えたもんね。
徹 スクリーンに向かって土下座してるみたいだったしね(笑)。
雄大 みんな、お客さんに完全に背中向けてましたから。
徹 失礼なアーティストだよ、ホント。
想太 武道館は、僕らの目の前に見えているけど立てない舞台という感じで、頭の中に常に意識していたものだったので、もし決まったとしても「そんなにうれしいものかな?」なんて思っている部分もあったんです。だけど舞台上でサプライズの映像が流れ始めて「これはもしかして」って思い始めて、パッと武道館ライブ決定が発表されたとき、そんな前の考えはもう頭から吹っ飛んでいました。「頭真っ白になるって、こういうことなんか」って。予想はしていたのに、その予想を超えてしまうくらいうれしいって、どれほどのことなんやろうって思いましたね。
大輝 あとはスタッフさんがあの場での発表を選んでくれてお客さんと一緒に知れたから、僕らも100倍くらい喜びが上乗せで「まじか!」ってなったんだと思います。ライブハウスだから音響もよかったしね!
一同 あはははは!(笑)
大輝 発表の映像も超キレイでしたから。
想太 そこに感動したのか!?(笑)
──きっとファンの方も今のDa-iCEの勢いは感じていたと思うのですが、グループの中にも「武道館行けるぞ!」という手応えみたいなものはあったのでしょうか?
想太・大輝 行けるとは思ってなかったです!
雄大 強いて言えば「行けそうな気がする!」くらいです!
一同 あはははは!(笑)
徹 行けたらいいなっていう……。
雄大 でも実際、行けないとマズいぞってね。
想太 僕ら7月から全国ホールツアーに出るんですけど、そのホールツアーが完璧に成功したら武道館に行けるかもしれないって思っていました。
大輝 これまで僕らは階段を飛ばさず、1段ずつ上のレベルに進んでこれたと思うんです。なので、1月にライブハウスツアーを終えたら、次はZeppツアーとかかな?って予想していたんですよ。でもホールツアーが決まって、今は「あ、これ1段飛ばしたな」っていう感覚。なので、まだ武道館へ向けた実感は持てないというか、ホールツアーを成功させることのほうがプレッシャーに思います。このツアーを成功させないと、武道館を埋めることもできないと思う。
想太 そう、まずはホールツアーで自分たちのライブをしっかり見せられないと、武道館は埋まらないと思っています。
雄大 武道館へは、まだ切符を手にしただけだからね。
徹 俺ファンの子によく「武道館のチケット、当選するように祈っててください!」って言われるんですけど、絶対当たるから大丈夫!って思っちゃう。
一同 あはははは!(笑)
大輝 セイセイセイ! ちょっと!(笑)
徹 100%当たるって!
大輝 今のところ、今のところだよ!?
徹 上のほうの席、黒幕貼って潰してたらごめんね!って。
大輝 そうならないように1年かけて努力するんですよ!
想太 そう、1年かけて努力すればなんとかなると思うんですよ。
──埋まる、埋まらないの問題はとっくにクリアしているように思いますが……。
大輝 いやいや。ホールツアーがあるんで不安です。
想太 またそのホールツアーの日程が平日ばっかりなんですよ。たいていの方はお休みではないと思うし、来てくださる方はわざわざ時間を作って来てくれると思うので、その思いに見合った時間を僕らがしっかりと届けたいです。恩返しをする思いで臨みます。
貴重品だけ持って観に来てください
──では最後に、「超音楽祭 2016」のステージを観る人に「こう楽しんでほしい」など、メッセージがあれば。
雄大 「音楽が好き」っていう気持ちと「楽しもう」っていう気持ちだけ持ってきてもらえれば! あとはもうライブで僕らが盛り上げるだけなので。もう、無で来ていただければと思います。
──余計な思いを持たずに、とにかく来てほしいということですね。
大輝 そうですね。
雄大 あ、でも貴重品はちゃんと持ってきてほしい……。
大輝 当たり前だろ!(笑)
想太 しまったー! もう今完璧にオチた!
一同 あはははは!(笑)
想太 これ、完璧シメでしょ。皆さん、貴重品だけ持ってDa-iCEを観に来てください!
雄大 もう、バカばっかりでなんかすみません!
大輝 お前だよ(笑)。
ニコニコ超会議2016
2016年4月29日(金・祝)千葉県 幕張メッセ国際展示場1~11ホール、イベントホール
2016年4月30日(土)千葉県 幕張メッセ国際展示場1~11ホール、イベントホール
超音楽祭2016
4月29日 出演者
新しい学校のリーダーズ / THE IDOLM@STER SideM(S.E.M)/ THE IDOLM@STER SideM(DRAMATIC STARS) / アップアップガールズ(仮)/ 綾野ましろ / アルスマグナ / いかさん / GARNiDELiA / Gero / シオカラーズ(Splatoon)/ デーモン閣下 / 9nine / 虹色オーケストラ / 春奈るな / HISASHI(GLAY) / 松崎しげる / 三戸なつめ / 古坂大魔王
4月30日 出演者
RAB(リアルアキバボーイズ)/ AiZe / A応P / 小林幸子 / Da-iCE / 高木ブー / でんぱ組.inc / 松岡充(MICHAEL)/ みきとP 「みきとの遭遇!in 超音楽祭2016」 / 妄想キャリブレーション / RADIO FISH / ROOT FIVE / 古坂大魔王
Da-iCE(ダイス)
2011年に結成された、ボーカリストの大野雄大、花村想太、パフォーマーの工藤大輝、岩岡徹、和田颯の5人からなるダンス&ボーカルユニット。クラブやライブハウスを主な活動の場として年間100本を超えるライブを行い、2012年にはAAAのツアーのオープニングアクトに抜擢された。同年12月にミニアルバム「Da-iCE」でインディーズデビューする。2013年にメジャーデビューが発表され、2014年1月にユニバーサルシグマからメジャー1stシングル「SHOUT IT OUT」をリリース。同年4月に2ndシングル「TOKI」、8月に「ハッシュ ハッシュ」と短いスパンで作品を発売する。10月には1stアルバム「FIGHT BACK」をリリース。2015年5月から2016年の1月にかけては、大規模なライブハウスツアー「Da-iCE Live House Tour 2015 - PHASE 4 -」「Da-iCE Live House Tour 2015-2016 -PHASE 4 HELLO-」を実施し、3万人を動員した。2016年1月には2ndアルバム「EVERY SEASON」を発表。4月にはシングル「WATCH OUT」とライブDVD「Da-iCE Live House Tour 2015-2016 -PHASE 4 HELLO-」を同時リリースした。