ボーカリスト支援プロジェクト「MUSIC PLANET」と採点カラオケアプリ「Pokekara」がコラボレーションしたオーディション「Pokeroomオーディション2020 ずっと欲しかった私のオリジナル楽曲2020」が、10月から11月にかけて開催された。Pokekaraの配信機能「Pokeroom」を使って行われたオーディションには1万人のユーザーが参加し、熱いバトルを繰り広げた。この特集では優勝者の凸Tak凸と、審査員として参加したヒダカトオル、岡村洋佑によるZoomインタビューの模様を掲載。また2位の綺°ちゃむ、3位のNO-MENの喜びの声や、Pokekara担当者のコメントも紹介する。
取材・文 / 丸澤嘉明 撮影 / 堀内彩香
MUSIC PLANETとは
歌や音楽が好きな人が“自分なりの音楽活動”をしていくためのバックアップを行うプロジェクト。具体的には「プロデューサーとの個人面談」「オリジナル楽曲制作」「ボイストレーニング」「アーティスト写真撮影」「レコーディング」「CD制作」「カラオケ配信」「音楽サイトでの楽曲配信」「ライブ出演サポート」など、音楽活動をサポートするさまざまなサービスを提供している。
Pokekaraとは
ボカロ曲、J-POP、アニソン、洋楽などの新曲からヒット曲まで基本無料で好きなだけ歌い、公開できるカラオケ採点アプリ。Pokeroom機能を使えば、カラオケボックスのようにリアルタイムで複数人と歌うことができる。また好きな歌唱投稿にアイテムを送って応援したり、ユーザー同士がダイレクトメールでやりとりしたりすることで、音楽の趣味が合う人たちとオンラインでコミュニケーションを取ることができる。
「Pokeroomオーディション2020 ずっと欲しかった私のオリジナル楽曲2020」概要
- 一次審査
- 期間内に参加者がPokekaraで受け取ったアイテムをポイントに換算してランキング化。総合ランキング上位40名が二次審査へと進出。
- 二次審査
- MUSIC PLANETプロデューサーのヒダカトオルと岡村洋佑がPokeroomにてオンライン審査を実施。Pokeroomでの歌唱審査による5名と、Pokeroom前の期間で受け取った応援アイテム数上位5名の合計10名が決勝へ進出。
- 決勝戦
- Pokeroomでのリアルタイム歌唱に対し、MUSIC PLANETプロデューサーのヒダカトオルと岡村洋佑がオンライン審査を行い、優勝者、準優勝者、3位の3名を選出。
- 優勝者
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- オリジナル楽曲制作
- プロデューサーとの楽曲の方向性面談
- ボイストレーニング
- オリジナル楽曲をPokekara内配信
- オリジナル楽曲を全国のカラオケで配信
- オリジナル楽曲をWeb内配信
- 50000円分のPokekaraアイテム贈呈
- Pokekaraプレミアム会員6カ月
- 準優勝
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- オリジナル楽曲制作
- プロデューサーとの楽曲の方向性面談
- オリジナル楽曲をPokekara内配信
- 30000円分のPokekaraアイテム贈呈
- Pokekaraプレミアム会員3カ月
- 3位
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- カラオケアプリ用方向性面談(決勝での歌唱から、より上達するためのアドバイスなど)
- ボイストレーニング
- 10000円分のPokekaraアイテム贈呈
- Pokekaraプレミアム会員3カ月
ヒダカトオル、岡村洋佑、凸Tak凸インタビュー
ポケカラは歌がうまい人が多い
──オーディション優勝者の凸Tak凸さんがPokekaraを始めたのはいつ頃ですか?
凸Tak凸 去年の7月ですね。もともと違う配信アプリで歌っていて、ちょっと違うアプリでもやってみようと思って検索したら出てきたので始めました。
──ポケカラにはヒット曲を中心とした歌唱音源を公開していますが、選曲の基準は?
凸Tak凸 僕は今27歳で、もともとは自分がよく聴いていた歌を歌っていたんですけど、ポケカラのユーザーは若い人が多いので、その人たちがよく歌う曲を調べて歌うようにしています。最近はTikTokをきっかけに音楽が流行ることが多いのでよくチェックしていますね。
ヒダカトオル 27歳の人がよく聴いている音楽ってどんなアーティストになるんですか?
凸Tak凸 学生の頃はHYが流行っていたのでよく歌っていましたし、EXILEもそうですね。最近だとボカロの曲とかいいなと思ったりしますね。
岡村洋佑 ボカロの曲を聴くようになったのは、自分で歌ってポケカラのリスナーからいい反応をもらいたいという思いもありますか?
凸Tak凸 それはありますね。それにボカロ曲は歌い方の自由度が高いので。アーティストの曲だと、そのアーティストが歌っているふうに歌ったほうが評判がいいんですけど、ボカロ曲だと自分の解釈で歌っても評価してもらえるんです。
ヒダカ 確かに、サザンオールスターズの曲はみんな桑田(佳祐)さんっぽく歌うもんね。ボーカルのキャラに寄せがちというか。
──凸Tak凸さんはポケカラでのフォロワー数が2万人を超えていて、かなり多いですね。
凸Tak凸 これはけっこう戦略的に増やしたところがあって。ポケカラにはランキング機能があるんです。そのランキング機能で上位を取るためにどうしたらいいか考えて、僕のリスナーさんの力を借りながらランキングの上位を取ることを心がけました。ヒットランキングに入ると、「ヒットランキング1位の人が歌うほかの歌も聴いてみよう」って興味を持ってもらえて、フォロワーがどんどん増えていくんですよ。
ヒダカ チャートを総なめにしていく感じなんですね。
凸Tak凸 今フォロワーが1万人を超えてる人はみんなそんな感じで、ランキングで1〜3位は間違いなく取ってますね。
ヒダカ 去年の夏だとどんな曲が流行っていたんですか?
凸Tak凸 有名な曲であれば季節はあまり関係ないのと、年代別という項目があってそれによっても変わってくるんですけど、例えばバルーンの「シャルル」とか。ほかにはOfficial髭男dismも人気ですね。
──1年半ほどやっていて、ポケカラの魅力はどんなところにあると思いますか?
凸Tak凸 ユーザー数がめちゃめちゃ多いので、歌がうまい人が多いですね。僕はライブハウスに遊びに行ったりもするんですけど、そこに出ている人よりもうまい人がざらにいることにびっくりしました。ほかのユーザーに刺激を受けて僕の歌い方が変わった部分もありますね。
ヒダカ ライブハウスにはどういうアーティストを観に行ってるんですか?
凸Tak凸 メジャーなバンドのライブはもちろん、小さいハコでやってる全然売れてないインディーズのバンドも観に行きます。バンド系だけじゃなく、ソロで活動してる方とかも。
ヒダカ シンガーのライブも行っているんですね。我々の世代はライブハウスはバンドを観に行く場所で、ソロのシンガーやアイドルはいなかったんだけど、それがこの10年くらいで入れ替わって、アイドルが圧倒的に多いし、ソロシンガーも特別じゃなくなってきた。そういう意味では凸Tak凸さんは恵まれた世代なのかもしれないですね。バンドのよさも、ソロのよさも両方のいいところがわかるから。
凸Tak凸 そうかもしれないですね。
岡村 もともとポケカラをやる以前から、何かしら音楽をやっていたんですか?
凸Tak凸 ガッツリやっていたわけではないんですけど、高校生の頃は当時流行っていた「ハモネプリーグ」の予選に友達と参加したことがあります。
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オリジナル楽曲が魅力的だった
Pokekara担当者コメント
企画実施のきっかけ
ほかのカラオケアプリさんとMUSIC PLANETとのコラボイベントを拝見して、内容が楽しそうでなおかつイベント効果もよいのではないかと考え、MUSIC PLANETを運営する株式会社テンタイに連絡をさせていただきました。その後、同社(テンタイ)について理解を深めていくうちに、求めているイメージ像や企画内容が今のポケカラにもぴったりだと考え、今回の企画を推し進めることとなりました。
MUSIC PLANETとのコラボで期待したこと
ポケカラ内にいるたくさんの優秀な、そして音楽を愛するユーザーへ、1つ新しいご自身を魅せる場と機会を提供できたらと考え、オンラインとオフラインを融合することで、アプリ内だけでなく、アプリの外へも出られるチャンスを提供したく、そしてポケカラがそれをつなげるプラットフォームとなれることを期待していました。
イベントを終えてみて
一番うれしいのは、やはりユーザーからご好評をいただけたことです。参加ユーザーのみならず、応援ユーザーの熱量もすごくて、一時Pokeroomが賑やかになりすぎるハプニングもありましたが、改めてポケカラユーザー間の友好的な関係性、およびコミュニティの活発さを今回のイベントを通して感じることができました。今回一緒にこのような企画を実施できることとなったMUSIC PLANETの方々へもここで感謝を申し上げます。