M!LK「Jewel」インタビュー|メジャーで磨き上げられた5人が放つ今までになかった光 (2/3)

バラエティの仕事増えると思うよ

佐野 僕が推したいのは初回限定盤AのBlu-rayに収録されている特典映像「M!LK学園」(“もしM!LKが同じクラスの高校生だったら”をテーマにした人気シリーズ)ですね! 今回は課外授業編として、5人でよみうりランドに行ったんですけど、楽しかったです。

曽野 マジで楽しかったよね!

山中 ひさびさにみんなでワイワイしました。

曽野 みんなでジェットコースターに乗って!

──撮影中、ハプニングはありましたか?

佐野 ありましたよ。舜太にぶどうジュースをこぼされて……。

曽野 え?

吉田 逆、逆!(笑)

佐野 僕が舜太くんにぶどうジュースをぶちまけちゃいました(笑)。しかも序盤で。

吉田 舜太のセーターが“おしまい”になりました。

山中 ズボンまで染みちゃったんだよね。

佐野 で、アイスを食べたりお化け屋敷に行ったり。ウォータースライダーも乗ったね!

塩﨑 スライダーは仁人がマジで面白かったから必見です!

佐野 正直、全然怖くないんですよ。だけど、仁人がいちいち「うわっうわっ! 怖いよ!」って(笑)。

山中 けっこう高いところから滑っていくので、たまにグンッと落ちるところがあって。絶叫系が苦手な人からすると、ちょっと怖いのかもしれないですけど……。

吉田 オブラートに包んで言うなら、この日は厄日でした。

一同 あはははは!

山中 いや、がんばってくれたよ。

吉田 本当に何をやってもダメでしたね。次はぜひ農家に行きたいです。農作業体験がいいです。

塩﨑 実際、次はどこに行けるんだろうね?

曽野 海外留学!

佐野 これは決定です。

吉田 M!LK学園に気合い入れすぎだろ!(笑)

──(笑)。では、勇斗さんから改めて特典映像の注目ポイントを教えてもらえたら。

佐野 でもやっぱり、仁人くんはすごいよかったですね。ジェットコースターに乗れないから、1人でお化け屋敷に挑戦したりもしたんですよ。

山中 エンディングもいいんじゃない? めっちゃ面白いと思う。

塩﨑 そう! エンディング楽しみにしててほしい。

佐野 仁人、この映像でバラエティの仕事増えると思うよ。絶叫巡りさせたいもん。

吉田 本っ当に無理!(笑)

ジュエリーボックスに詰まったこだわり

曽野 僕はFC限定豪華盤をオススメしたい。パッケージになっているジュエリーボックスにこだわりが詰まっているんです。ボックスの中に入っているフォトブックは絶対に手にしてほしくて! 5人が一緒に生活していたかのような、思い出を記録したような写真がたくさん載っていたり……。

吉田 お互いに撮り合ったりもしたね。

曽野 そうそう。あと、そのフォトブックに僕らの解体新書が載っているんです。まつ毛の長さ、目の大きさ、身長、全部数字で記録されている説明書になっているんですよ。

曽野舜太

曽野舜太

吉田 アクリルスタンドも付いているけど、メジャー1stアルバム記念のものなので、大切にしてほしいなあ。

塩﨑 サイズも、いつもより大きいんだよね。俺ももらうの楽しみ。

吉田 いや、受注生産だから買ってくださいね? 5個分!

一同 あはははは!

いいアップデートができた

山中 僕がオススメしたいのは初回限定盤BのDISC 2です。メジャーデビュー前の楽曲を、シングル曲中心に11曲再録したんですけど、これはすごいと思います。ずっとやりたいと考えていたことが、ベストタイミングで実現したなって。

塩﨑 レコーディングは大変だったけどね! スタジオに何回行ったことか(笑)。

吉田 1カ月くらいかけて歌入れをしました。みんなもがんばったけど、スタッフさんが一番大変だったよね。

山中 吉田さんに関してはハモリも録っていたので、僕らの倍くらい歌っているからすごいですよ。でも楽しかったです。僕と舜太は「Over The Storm」(2018年11月リリース)のタイミングでグループに加入したんですけど、デビュー曲の「コーヒーが飲めません」(2015年3月リリース)と比べると3人(勇斗、太智、仁人)の声が全然違うから、そのあたりも楽しめましたし。

吉田 それこそナタリーさんは最初から僕らのことを知っているから……。

佐野 どうでした? 今の僕らの歌!

──すごく印象的だったところを1つ挙げるなら、「かすかに、君だった。」で仁人さんが「目が覚めたら」と歌うパート。元の音源ではファルセットを使っていたところを地声でパーンと歌い上げているのにすごく進化を感じて……。

塩﨑 わー、そこね! よかったね仁ちゃん。気付いてくれたじゃん!

佐野 現代は技術が発達してね、いかにも地声で歌えているかのような加工が……。

一同 あはははは!

吉田 おい!(笑) ちゃんと歌いましたから。いやでも正直、最初はファルセットのままで歌うことも考えていたんです。そうしたら、スタッフさんが「地声でいこうよ」って。地声で歌ったら、それ以降のライブは全部地声で通すことになるなと思ったんですけど……やってやろうと。そんな経緯もありましたね。ちょっとずつアップデートが加わっていると言いますか。

──ちょっとどころではない成長だと思いますよ。再録してみて、新たな発見はありましたか?

佐野 やっぱり昔の曲を聴き返すと、自分の歌の未熟さが衝撃的で。「こんなだったのか」と感じると同時に、歌唱力もちょっとは成長できているんだなと思えたというか。それはうれしかったですね。昔が下手すぎたのかもしれないけど(笑)。

塩﨑 僕は「コーヒーが飲めません」を歌っていて、めっちゃ楽しく感じたな。だって自分の声が全然違うんですもん。「こんなに声が低くなったのか」なんて思いながら。面白かったです。

塩﨑太智

塩﨑太智

吉田 それで言うと、僕は「夏味ランデブー」が楽しかったです。ほかの曲はちょくちょく披露しているんですけど、「夏味」は歌うのが本当にひさびさだったから。てか、たった3年半前の「ERA」(2019年11月)でも全然違うなと思わなかった? 歌い方も、表現の幅も。

山中 うん、全然違うと思った。

吉田 だよね。過去を塗り替えるわけじゃなく「今の自分たちが歌うこれまでの僕ら」という意味で、今回いいアップデートができたんじゃないかなと思います。だから、ホントに多くの人に聴いてほしいな。がんばったから聴いて……!(笑)

──自己紹介ソングの「フレ!フレ!オレ!」に関しては、歌詞も一新されました。

曽野 オリジナルバージョン(2016年3月リリース)には僕と柔の歌詞がなかったですからね。短いワードで5人それぞれの特徴を表しているので、僕らを知らない方もこの曲を聴くだけでなんとなくM!LKがどんなグループかわかると思います。

吉田 歌詞変更は僕ら3人(勇斗、太智、仁人)もありがたかったですよ。自分のパートで言うと、さすがにもう「盆栽将棋が趣味」ではなくなってますし……趣味もアップデートされているので!

塩﨑 それはそうだね。

吉田 「みんな大人になったなあ」と感じられる曲になっております(笑)。