動揺しちゃって、散歩しました

──そんな中、ジョーさんとミロさんがDJとしてマジボに入ることになりました（参照：MAGiC BOYZに小学生DJジョー＆ミロ加入、3MC+2DJの新体制に）。入ることが決まったとき、DJの2人はどう思いましたか？

ミロ　めちゃくちゃうれしかったです！

ジョー　僕は「それ本当？」って思って。動揺しちゃって、散歩しました。

リュウト・トーマ・マヒロ　あはははは！（笑）

リュウト　行動の原理がまったくわからない！

ミロ　僕は夜にそれを聞いて、超暴れました！「うわー、やったー！」って！

マヒロ　それ昼間でも変わらないでしょ（笑）。

ミロ　昼間だったら外に出て叫びまくってた！

リュウト　近所迷惑だよ！（笑）

──では、MCの3人はどう思いましたか。

マヒロ　ビックリもんですよ、もう（笑）。

リュウト　新メンバーは1人かと思ってたら2人だったしね。「え？」って。

マヒロ　同い年のメンバーだけでやってきたからね。それこそクラスメイトのような感覚で活動してきてたけど、年下のメンバーとなると接し方が同い年に対してとは変わるじゃないですか。その点どうなるのかな？って。それについても3人で話し合いました。「どうやって接する？」って。

リュウト　でもその悩みはミロがすでに打破してるね（笑）。

トーマ　悩むより先に取っ払っちゃった。

──ジョーさんとミロさんが入る前とあとでは、どんな変化がありましたか。

トーマ　やっぱりフレッシュになったよね。

マヒロ　2人共すごい個性が強いし。

ジョー　個性？

リュウト　個性っていうのはその人の特徴ね。

ミロ　特徴あるっけ？

トーマ　あるよ（笑）。

──ファンの方からすると、MC3人のお兄さん的な一面を見られるようになったというのもあるかもしれません。

マヒロ　そう！ すごく言われます。

リュウト　僕らって、どのイベントに出ても常に最年少だったんです。「14歳!? ヤバいね！ かわいい！」なんて言われていたけど、ジョーとミロが入ってからは急におじさんになった気分（笑）。若く見られなくなりました。

──グループのムードがすごく変わりましたよね。

トーマ　そうですね！

リュウト　今までの3人だけだったら、会話がなくても大丈夫だったんですけど……。

トーマ　しゃべらないと、2人が聞いてくるんですよ。「なんでしゃべらないの？ どうしたの？」って（笑）。

──ライブに関しては変化を感じますか？

リュウト　そうですね。何より2人が曲をつなげてくれるのがデカいです。ライブがより楽しくなった。

マヒロ　小学生だから「盛り上げられないよ」って消極的なのかなと思っていたら真逆でしたし。「盛り上げよう、盛り上げよう」としてくれるから、そこはうれしいよね。

リュウト　ミロなんて、ライブするために生まれてきたみたいだもんね。

ミロ　いや、それはない。

リュウト　おお、そうか（笑）。

ヒトカワ剥けたい

──ではここからは新作について聞かせてください。まず、リードトラックの「Do The D-D-T!!」はどんな曲に仕上がりましたか？

ジョー　ライブでやると、ほかの曲よりお客さんが盛り上がります！

マヒロ　あはは！ それ言うな（笑）。

リュウト　この曲は、EDMの中で最近注目されている「ジャングルテラー」っていうビートを使っているパーティチューンです。リリックには、僕たちみたいな中3の男子が夏に感じるリアルな思いが書かれてて。

マヒロ　「ヒトカワ剥けたい」っていうね。

──このリリックはなかなか強烈ですよね。中3男子の思いを生々しくつづっている歌詞だけど、一方でグループとしても「ヒトカワ剥けてやる」というメッセージにも受け取れます。

リュウト・トーマ・マヒロ　はい。

──「出遅れたマジボ 巻き返すから」というフレーズとかは特に。MCの3人は、実際にそういう気持ちを持っているんですか？

トーマ　そうですね。ライブで歌うときも「今のマジボに合ってるな」っていつも思う。

マヒロ　うん。

リュウト　このパートはマヒロが歌っているんですけど、意味を理解しているからこその力強さがあると思う。本当に、ここから巻き返してやるって。マヒロ、けっこうそういう闘争心があるよね。「EBiDAN THE LIVE 2016」のリハとかもそうだった。ほかのグループが見ているときは、いつもの2倍以上がんばる（笑）。

──そうなんですね。それと、ジャングルテラーはリズムを取るのが難しそうですね。

リュウト　そう。トーマのパートの入りのタイミングがすごい難しいよね。

トーマ　俺が「ここだ！」って思うタイミングからワンテンポずらすと、ぴったり合うんです（笑）。

──表現の技術が要る曲だと思いますが、ラップを始めたときと比べて自分たちの成長を感じますか？

リュウト　それは感じます。僕なんて、（デビュー曲の）「MAGiC SPELL～かけちゃうぞ！ぴっぴっぴっ～」では「アーハン？」しか言ってないですから。

全員　あはははは！（爆笑）

リュウト　どヘタなんですよ。でも、自分を取り巻くよい環境のおかげで成長できたかなとは思います。

トーマ　昔のリュウトだったら「アーハン？」だけで1時間半くらい録ってたからね。

リュウト　あと、マヒロがマジでラップうまいんですよ。声が通る。

トーマ　そう、声がめっちゃデカいんですよ。

マヒロ　それただのクレームじゃない？（笑）

リュウト　DJのときは眼鏡かけた優等生キャラで「イエーイ、僕がDJマヒロだよ♪」って感じだったのに。

マヒロ　キャラの変わり具合がすごいよね（笑）。でも、DJのときとは意識的に変えようとは思ってます。DJのときは「イエーイ！」って感じだったけど、MCは「うるせえ！」みたいな、オラオラした感じ。

──ライブパフォ―マンスではジョーさんとミロさんの見せ場もありますね。

ミロ　走り回るところは「みんなを盛り上げよう！」と思いながら走ってます。

ジョー　間奏が2回あるんですけど、1回は僕が踊って、もう1個はミロが踊ってます。

リュウト　ジョーのダンスカッコいいよ。そう、ジョーはダンスがうまいんです。

ミロ　僕はヘタってこと……？

マヒロ　そうじゃないよ。それに、ミロはいつもハイテンションすぎて、普通に踊ってるダンスを観たことがない（笑）。だからうまいヘタがわからない！