ラックライフ「シンボル」 PR

ラックライフ|時を経ても、夢を語り合えるように

ラックライフが5月9日にニューシングル「シンボル」をリリースした。

2008年に現名義での活動を開始し、今年で10周年を迎えたラックライフ。地元の大阪・北摂を拠点にライブツアーや自主企画を重ね、メジャーデビュー、数々のタイアップ実現など、着実に歩みを進めてきた。今回音楽ナタリーではフロントマンを務めるPON(Vo, G)を迎え、前身バンド・マキシム☆とまと結成から現在までを振り返りつつ、新作「シンボル」に込めた思い、これからの活動に向けての意気込みをたっぷりと語ってもらった。

取材・文 / 高橋拓也 インタビュー撮影 / 草場雄介

ラックライフ「シンボル」
2018年5月9日発売 / バンダイナムコアーツ
ラックライフ「シンボル」初回限定盤

初回限定盤 [CD+DVD]
2268円 / LACM-34750

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ラックライフ「シンボル」通常盤

通常盤 [CD]
1404円 / LACM-14750

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CD収録曲
  1. シンボル
  2. ルーター
  3. バースデー
初回限定盤DVD収録内容

2018.1.18「ラックライフ 2017-2018 ~Change The World TOUR~」

  • 初めの一歩
  • 変わらない空
  • 存在証明
  • サニーデイ
  • 僕ら

コーンクリームコロッケがマキシム☆とまとに

──ラックライフ名義での活動をスタートした2008年から今年で10年目を迎えますが、前名義・マキシム☆とまとから数えると13年になりますね。

そんな時期もありましたね(笑)。

──マキシム☆とまと時代の曲調はどんな感じだったんでしょうか?

今とは全然違いましたよ。当時は自分が何をやりたいのかわかってなかったんで、モンパチ(MONGOL800)とかロードオブメジャー、ハイスタ(Hi-STANDARD)をコピーしてたんです。俺はピンボーカルだったんですけど、そのスタイルで1年ぐらい活動したあと、ギターも担当するようになったんですね。で、初めて作った曲はミドルテンポのバラード(笑)。

PON(Vo, G)

──コピーしてきたバンドの楽曲とは真逆の作風ですね(笑)。

しかもメチャクチャかわいいラブソングになってもうて(笑)。その後作曲するコツを覚えてからは、とにかくいろいろなジャンルの曲を作ってみたんですよ。メロコアっぽいのもあればポップスみたいなのもあったし。結果、今のラックライフのような曲調にたどり着いたんです。

──なるほど。

自分たちが作っていきたい音楽がわかって、バンドの方向性が定まったんですね。そして「この方向性で行くなら、ふざけたバンド名は変えなさい」ってよく出てたライブハウスの人に言われて(笑)。

──これがきっかけで、ラックライフ名義になったと。

それが2008年。俺らが19、20歳ぐらいのときです。

──確かにマキシム☆とまとって名前、インパクトがすごいですよね。

しかもつのだ☆ひろさんスタイルで「☆」も付いてるし。当時はそこまでバンド活動が続くとは思わなかったんで。

──この名前、メンバーの皆さんで考えたものですか?

そうですね。高校2年生のときに初めてライブハウスで演奏することになったとき、バンド名を決めないといけなくなったんです。別になんでもええけどな……って感じだったから、「うどん」とか「おでん」とか言ってたんですよ。

──全部食べ物ですね(笑)。

それで最終候補は「コーンクリームコロッケ」だったんですよ。「言葉の響きがいいな」「訳せば『コンクリ』でバリ固なるなー」ってみんなで言ってて(笑)。それで決定寸前までいったんですけど、メンバーの誰かが「マキシム☆とまとってよくない?」って言い出して、「それでいいやん」ってなってこの名前に決まったんです。結局なんでもよかったんですね。

“メンバー”と“友達”のスイッチがあるみたいな、不思議な関係

──マキシム☆とまと時代からメンバーが1人も変わっていませんが、皆さんずっと仲はいいですか?

もともと友達同士で組んだバンドなんで、仲は悪くはないけどよくもないです(笑)。ずっとバンドをやっていく中で、“友達”から“バンドメンバー”っていう関係に変わっていったんでしょうね。

──以前のインタビューでは、車での移動中ほとんど話さないと言っていましたね。

PON(Vo, G)

そうそう。例えば大阪から東京に移動するとき、俺は機材車で迎えに来てもらうんですけど、車に乗り込んだら一言も発さず、東京に着くまで寝ますからね。「おはよう」とか「おつかれ」とか言うこともないし。

──熟年夫婦みたいですね。

気付いたらそうなってましたね。でもバンド活動以外の場面でメンバーと会ったら普通に話すし、同窓会とか友達の結婚式も一緒に出席するんです。メンバーと友達のスイッチがあるみたいな、不思議な関係ですよ。

──楽曲を制作するときのテンションも同じ感じですか?

みんな淡々としてますね。

──意見の違いでぶつかり合うことはありましたか。

もちろん「それちゃうわ」みたいなぶつかり合いはありますけど、「おいお前ふざけんな!」みたいなのは一切ない。みんな冷静に話してます。雰囲気が悪くなることはあっても、ケンカして解散の危機……みたいなことはなかったです。1回だけ、しばき合いのケンカになりかけたことはありましたけど。

──そのケンカ、いつ頃あったんでしょうか?

20歳か21歳ぐらいのときだったかな。ikoma(G, Cho)とLOVE大石(Dr)がスタジオでしばき合いになりかけて。

──きっかけはなんだったんですか?

それ忘れちゃったな(笑)。しょうもないことから火が付いたんちゃうかな。日頃の不満をブワーッと言って「なんややんのか!」みたいな感じになってましたね。俺は「うわ、やっば!」「絶対いこちゃん(ikoma)負けるけど大丈夫?」って見てて(笑)。とりあえずなだめて止めましたけど、ケンカになったのはそれぐらいですね。

──こういった淡々とした温度感でお互い接してきたからこそ、ここまでバンドが続けられたのかもしれませんね。

みんないい意味でも、悪い意味でも適当なんですよ。楽しいことやバンドが好きやし、やってておもろかったからずっと続いたって感じなんでしょうね。それぞれ辞めたいと思ったタイミングはあっただろうけど、そう思うたび「辞めんのめんどくさいな」ってなったのかも(笑)。ライブツアーをやり始めた頃から、俺ら3カ月とか4カ月、もっと長いと1年先まで予定を詰め込んで活動してたし。あとは辞めたいと思ったとき、今まで関わってきたいろんな人の顔が思い浮かんできて、あきらめずに続けられたんでしょうね。

もっとカッコよくなって恩返しをしたいから

──前回のインタビューでは新作リリースのたびにツアーを実施し、年間かなりの本数のライブを実施していたとお話ししていましたね(参照:ラックライフ「名前を呼ぶよ」特集 PONインタビュー)。

PON(Vo, G)

100本越えは5、6年ぐらい続いてたんかな? 初めてツアーしたのが20歳のときだったんですけど、そのときは3カ月で40本くらいやったんです。お金もないし、初めて行く土地ばっかりやからお客さんも全然おらんし、CDも売れんし……っていう地獄のようなツアーで、けっこうしんどかったですね。でもそのときに初めて出会って、ずっと応援してくれる人がたくさんいて。今振り返ってみるとやっててよかったと思います。

──現在はバンドの規模感も大きくなってきましたが、ツアーの内容はどうなっていますか?

正直以前より本数は減っているんですよね。ホンマは東名阪だけじゃなく、全国32カ所みたいなツアーもやりたいとは思うんですけど、もっとバンドの規模が大きくなってからいろんな人たちのところに会いにいって、「こんだけ大きくなっても、この場所のこと忘れずやってきました。帰ってきました」って言えるぐらいにならないと。ちゃんと恩返しをしたいから、今は実力を付けて、もっとカッコよくなるのが目標です。

──昔から応援している人たちにとって、戻ってきてくれるのはうれしいことですよね。

俺らは1つのツアーにおけるライブ本数がどんどん増えていったんですけど、それって人が好きになったからなんですよ。誰もお客さんがおらへんときっていっぱいあったし、演奏中フロアにいた5人のうち3人が出て行くことだってありましたし。そんな日でも、ライブハウスの人は温かく迎えてくれて「次はホンマにええイベント組むから、お前らまた絶対来いよ!」って言ってくれたり。それがあったから「またあの人に会いにいかなアカン!」ってなって、どんどん本数が増えて地獄を生み出したんです(笑)。でもそうやって育ててもらったからこそ、バンド活動を続けられたので。忘れられない人が全国各地にいるし、それが俺らにとって財産やと思ってます。

ラックライフ
2005年に高校の同級生であったPON(Vo, G)、ikoma(G, Cho)、たく(B)、LOVE大石(Dr)の4名で前身バンドを結成し、大阪・北摂を中心に活動を開始。2008年「ラックライフ」に改名し、2013年に事務所内のインディーズレーベル・I WILL MUSICへと所属した。2016年1月にはランティスからメジャーデビューすることを発表し、同年5月に同レーベル所属後初のシングル「名前を呼ぶよ」、2017年3月にメジャー1stフルアルバム「Life is beautiful」を発売。2018年5月9日にはメジャー6枚目のシングル「シンボル」をリリースした。シングル表題曲「シンボル」は現在アニメ「『食戟のソーマ 餐ノ皿』遠月列車篇」のオープニングテーマに使用されている。