音楽ナタリー Power Push - 愛乙女★DOLL
新体制で挑む渋谷公会堂単独公演への思い
みんな違って、みんな面白い
──新メンバー4人がらぶどるで活動しようと決めた一番の理由はなんですか?
太田 YouTubeでライブやMVの動画を見てたんですけど、みーさん(愛迫)の歌唱力とか全体のダンスパフォーマンスとかを見て、自分が入ったときの想像をしてました。歌って踊ることが好きだったので、らぶどるなら存分にパフォーマンスできると思ったのが決め手ですかね。
吉橋 私は対バンライブでパフォーマンスを直に観ていたので、熱いグループだなっていうのを前から知ってました。再びアイドル活動を始めてみようと思ったときにちょうどらぶどるが新メンバーを募集してたので、もうこれは運命だと思って受けました。
中川 私も皆さんのパフォーマンスがすごいって聞いていて、調べてみたらバリバリ踊っているし、私も踊るのが好きなので自分のスキルを生かせるかなと思って決めました。
愛迫 そう言ってもらえるとうれしいですね。
太田 あと私としては元AKB48のメンバーが2人もいるので、入りやすいなというのはありました。
佐野 わかります。私もみーたんがいたから入るのにためらわなかったし、親近感があるよね。
太田 たぶん同じ気持ちを味わってるんだろうなって、わかってくれるかなって。
──佐倉さんの決め手はなんですか?
佐倉 私、もともとらぶどるが大好きだったんですよ。以前の6人のらぶどるが大好きで。
──じゃあライブにも頻繁に通ってたんですか?
佐倉 いや、ライブには行ったことがなかったです。Twitterとかでリプを送ってたくらいで。私、みーさんからリプ返信してもらいましたよ。
愛迫 え、ウソ! 知らなかった!
佐倉 ライブには行ったことないんですけど、別のアイドルさんのライブに行ったときにビラを配っているらぶどるさんにお会いしたことはありました。
ハルナ 出会ってたんだ(笑)。
佐倉 歌もダンスもやったことないんですけどずっとアイドルになりたくて……。らぶどるのことは好きだけど、すごい激しいパフォーマンスなので大丈夫かなっていう思いはありました。でもらぶどるが好きだから夢が叶ったら幸せだろうなって、応募してみました。合格してからが大変で、皆さんに付いていくために今はがんばるしかないなって。
愛迫 個性の強い4人が入ってきてくれて頼もしいです。
佐野 掘れば掘るほど楽しいですよ。みんな違って、みんな面白いです。
らぶどるらしさとは全力感
──新生らぶどるになってからまだ3カ月くらいですけど、新しいらぶどるはどうですか?
愛迫 最初は本当にまとまりがなくて、どうなっちゃうかなって思ってました。
太田 まだ私たち新メンバーとみーさんたちとの間に壁があったんですよ。楽屋の中でも完全にスパッと分かれてましたね。
愛迫 彼女たちが加わった頃は、まだ卒業するメンバーもいたので一緒にレッスンをやれなかったんですよ。私たちも早くみんなと合流して一緒にレッスンをやりたかったんですけど、いろんなところで気を遣わないといけなくて。なので本当に7人になってからだよね、一緒にがんばろうっていう気持ちになったのは。
吉橋 1カ月半くらいはみーさんたちに会えなかったので、どうなっちゃうんだろうって心配してました。
愛迫 その1カ月半は本当にツラかったです。
佐野 やっぱり6人での思い出もあるし、私は(芦崎)麻耶とも仲がよかったので最後の時間も大切にしたかったんです。でも続けていく私たちは切り替えることも考えないといけなくて……。
ハルナ モヤモヤしてました(笑)。
愛迫 7人体制になってからもちょっとの期間は溶け込めなかったです。
太田 先輩たちが怖いとかはないんですけど、会話する機会がほとんどなかったですね。でも「カレンダーガール」のリリースイベントが始まってから距離が縮まりました。
佐野 5月の中旬くらいからリリースイベントが始まって、遠征とかもあったのでそこから仲良くなり始めました。里織菜はずっとホテルの私たちの部屋に入り浸ってましたよ。
吉橋 私は超人見知りなので一番最後まで壁を作ってたんですけど、ようやく皆さんと話せるようになってきました。
愛迫 梨来ちゃんはハルナと仲がいいし、みきぽんもいじられキャラでムードメーカーなので楽しいです。ようやくグループとしてまとまってきましたね。でもパフォーマンスに関しては経験者と未経験のみきぽんで差があるので、まだ大変だと思います。それに“らぶどるらしさ”っていうものをつかむまで新メンバーは苦労したと思います。
佐野 それはファンの皆さんからも言われますね。「3人と新メンバーの4人でパフォーマンスの見え方が違う」って言われてしまって。そこがバラバラだと一体感が生まれないので、ライブも消化不良っぽくなってしまうんです。
愛迫 最初の頃はそんなことを言われ続けてました。
佐野 それが原因で新メンバーと衝突したこともあったね。
愛迫 そうやって徐々に心の距離を縮めていって、新メンバーも殻を破っていくようになって。「7人、まとまってきたね」って、ようやく言われるようになってきたところです。
──“らぶどるらしさ”ってなんですかね?
吉橋 それがわからなくて。「何? らぶどるって何?」って毎日泣いてました。
愛迫 難しいですけど、ライブでは常にがむしゃらで、全身全霊をかけて臨んでます。正しい答えかどうかはわかりませんけど、らぶどるらしさは全力感ですかね。
次のページ » 渋谷公会堂を満員にしたい
- 愛乙女★DOLL6thワンマンライブin渋谷公会堂
~君と見る七色の流れ星★願いを込めて歌う歌!
聴かなきゃ“こうかい”しちゃうぞ! - 2015年9月13日(日)東京都 渋谷公会堂
OPEN 16:00 / START 17:00
全席指定:前売り4500円 / 当日5500円 - チケット一般販売中
- <出演者>
オープニングアクト:Ange☆Reve / Luce Twinkle Wink☆ / Stella☆Beats
愛乙女★DOLL
- ニューシングル「カレンダーガール」 / 2015年7月21日発売 / FUJIYAMA PROJECT JAPAN
- 初回限定盤 [CD] / 1000円 / FPJ-10001
- 通常盤 [CD] / 1000円 / FPJ-10002
- CD+DVD / 1500円 / FPJ-10003
CD収録曲(全仕様共通)
- カレンダーガール
- LOVE♡BEAM
- Paradise In the summer(RAMRIDER REMIX)
- カレンダーガール Off vocal
- LOVE♡BEAM Off vocal
DVD収録内容
- 「カレンダーガール」MV
- オフショット
愛乙女★DOLL(ラブリードール)
愛迫みゆ、佐野友里子、ハルナ、太田里織菜、吉橋亜理砂、中川梨来、佐倉みきからなる7人組アイドルグループ。アイドルらしいキュートな一面を持ちつつも見応えあるパワフルなライブパフォーマンスで支持を集めている。2011年よりライブ活動をスタートさせ2012年6月より「業界初12カ月連続新曲披露公演」を実施し話題となる。2014年4月に日本クラウンより「High Jump!!」でメジャーデビュー。2015年5月より新メンバーを加えてリスタートし「FUJIYAMA PROJECT JAPAN」にレーベルを移籍。同年7月には新体制後初のシングル「カレンダーガール」をリリースした。